大屋地爵士のJAZZYな生活

ご近所のXマス・イルミネーションに時の移り変わりを感じる

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20数年前、この団地に引越してた頃は、まだバブルの名残り。当時あった外国人の住宅を中心にして、団地の一角が、Xマス・イルミネーションに輝き、見物の人で賑わい、交通整理が行われたほどである。そこをきっかけに団地の多くの家でも、Xマス・イルミネーションが大はやりだった時期があった。しかし時代は変わり、団地も住人が変わったり、高齢化や省エネ意識がすすみ、一部の商店以外では、Xマス・イルミネーションを飾る家もなくなってなくなってしまった。ご近所のイルミネーションを見ながら、移り変わりを感じる。

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さて、クリスマスが近づくと聴きたくなるのが、驚異のカウンター・テナーの持ち主、「スラヴァ/Slava Kagan-Paley」。1964年生まれ、ベラルーシ出身のカウンター・テナーである。カウンター・テナーというのは、変声期を過ぎた男性がファルセット(裏声)を使って、本来、女声の音域の歌を歌うことだという。

1994年にイギリスで発売されるやいなや、欧州で2万枚を記録する大ヒットとなったアルバムが、色々な作曲家の「アヴェ・マリア」ばかりを12曲収録したアルバム、「ave maria」。「ピンクフロイド/PINK FLOYD」を手掛けたプロデューサーにより、「スラヴァ」自身の編曲・シンセサイザー演奏で録音された。日本では、翌年バブルの名残漂う1995年にこの「アヴェ・マリア」でデビューしたが、クラシックとしては異例の30万枚を超える大ヒットを記録した。現在はイスラエル国籍を取得し、同地を拠点に活動しているという。

ave maria

スラヴァ / ビクターエンタテインメント



このアルバムの白眉は、やはり冒頭の「ジュリオ・カッシーニ/Giulio Caccini」の「アヴェ・マリア」でしょう。DVDからの映像で ・・・。

「Caccini Ave Maria - Slava Kagan-Paley」

          
  



  
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# by knakano0311 | 2016-12-10 10:36 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

青空 山仕事 太陽の恵み

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今日も1月から始める炭焼きに向けての炭材、「クヌギ(椚、櫟)」の伐採と窯木作りに精を出す。抜けるような青空、お陽様の下での作業は、暖かい陽の恵みを感じ気持ちがいい。もう一息で窯木の準備が整う。気持ちが明るい音楽を聴きたくなった。

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さて、ちょっと変わったところで、8人編成、オクテット(Octet)の紹介です。イタリアのベーシスト、「ロベルト・マテイ/Roberto Mattei」率いる「ロベルト・マテイ・8テット/Roberto Mattei 8TET」。クラシックのジャズ・アレンジは、古くは、「モダン・ジャズ・カルテット/Modern Jazz Quartet(MJQ)」、「スウィングル・シンガーズ/The Swingle Singers」、「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」、「オイゲン・キケロ/Eugen Cicero」など数多くあるが、このオクテットはその逆で、ジャズのクラシック・アレンジに近い。

「ロベルト・マテイ」。ホームページにバイオグラフィが載っているが、イタリア語でさっぱりわからん。かろうじてわかったことは、1971年生まれで、幼少の頃、クラリネットを習い始め、クラシック音楽の道に進んでいったということくらい。2009年に「ロベルト・マテイ・8テット」を結成し、2010年には、紹介する「A time remembered」(直訳すれば「追憶の時間」の意味か)をリリースした。

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このオクテットのCDにどうして関心を持ったかというと、一つには、ピアニストに「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」の名があったこと、二つ目は、このアルバムに「A personal tribute to Bill Evans」とあったことである。なるほど8曲のうち6曲が、エヴァンスの曲。

バイオリン×2、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、ギター、コントラバス、ドラムというストリングスをフィーチャーした8人編成のバンド。クラシックの世界で実績を積み重ねてきた「ロベルト・マテイ」が、「ビル・エヴァンス」のピアノに感動してジャズに興味を持ち、クラシックとジャズを融合したグループを構想し、このバンドが誕生したという。エヴァンスを深刻がらずに、軽やかに、メロディアスに演奏するという彼の思いは達成されているようだ。

A TIME REMEMBERED

ROBERTO MATTEI 8TET / ABEAT FOR JAZZ



ちょっと録音状態が悪いですが、「Show-Type Tune」を。

「Roberto Mattei 8tet, Gallarate Jazz Festival 2010 - Show-Type Tune, Bill Evans 」

          

「ロベルト・オルサー」とのデュオで、「A Rebours」(2011)からのバッハの「前奏曲8番/Praeludium VIII」がアップされていました。

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ROBERTO OLZER & ROBERTO MATTEI / A Rebours /Stefano Amerio



「J. S. Bach, Praeludium VIII - Olzer & Mattei Duo」

          

  

  
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# by knakano0311 | 2016-12-09 13:25 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

アルメニアのジャズを聴いて熱くなる

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今朝は寒かった。吐く息が白い。近畿地方でも、初雪、初氷とまではいかないが、今季一番の冷え込みで、5℃を切っていたようである。

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聴いたらすこし体があったかくなるJAZZをということで、取り上げるのは、「ティグラン・ハマシアン/Tigran Hamasyan」。ちょっと間にも取り上げましたが、アルメニアのジャズ・ピアニストで、1987年生まれという若さ。

幼少のころよりロックの影響を受け、3才の時には「レッド・ツェッペリン/Led Zeppelin」、「ディープ・パープル/Deep Purple」、「ビートルズ/The Beatles」、「クイーン/Queen」、らをすでに弾き語りしていたという。2003年には、米国ロサンゼルスへ移住し、2006年に「セロニアス・モンク国際ジャズ・ピアノ・コンテスト」にて19歳で優勝を飾る。

ジャズとクラシック双方とも学ぶが、アルメニア出身という自身のルーツや民族性を、ロックともジャズともつかない独特の世界観で昇華し、見事に音楽に表出せめている。「ジャズというよりもアルメニア民謡プログレッシヴ・ロックだ」という批評もあるくらいである。

少し前に取り上げた宗教的色合いの濃い、ECMデビュー作品、「Luys I Luso」(2015)と同時期にリリースされたアルバムは、「モックルート/Mockroot」。ジャズの範疇を超えた独特の音世界で世界各国のファンを熱狂させているというが、たしかに温かさを超えて、一気に熱くなりそうだ。

Mockroot

Tigran Hamasyan / Nonesuch



アルメニアのトラディショナル・ソングをティグランがアレンジした「カルス1/Kars 1」。民族音楽的響きが新鮮なジャズに感じる。

「Tigran Hamasyan - Kars 1」

          

シンセ、電子楽器が唸り、何拍子かカウントできないくらいめまぐるしく変わる変拍子を多用するそのドライブ感はまるでロック。「The Grid」、「Out of the Grid」。いや、熱くなりますね。

「Tigran Hamasyan - The Grid」

          

「Tigran Hamasyan - Out of the Grid」

          

フルアルバムもアップされていました。

「Tigran Hamasyan - Mockroot (Full Album) 」
 
          

  


  
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# by knakano0311 | 2016-12-08 13:30 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

nightfall

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夕暮れ、黄昏、逢魔が時、ナイトフォール ・・・。自宅でも、年に何回か引き込まれるほどに美しい夕空を見ることがある。つい先日も ・・・。逆光が屋根のスカイラインを際立たせ、なんの変哲もない住宅地の屋根のシルエットが映画のワンシーンのように目に映る。そして、夜の帳がすっかり降り、月齢3日くらいでしょうか、上弦の月と宵の明星、金星が並んで姿を現す。冬の空は空気が澄んでいるんでしょう、その美しさにも目を奪われる。

さて、今宵のピアノ。イギリス出身、「ピアノの詩人」と称された「ジョン・テイラー/John Taylor」と、私が「最高のベーシスト」と思っている「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」によるデュオ・アルバム、「ナイトフォール/Nightfall」(2003年録音)。

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「デュオの名手、チャーリー・ヘイデン」。1937年、アイオワ州生まれ。音楽家の家庭に育ち、幼少期から音楽を始めた。97年のアルバム「ミズーリの空高く」などでグラミー賞を3度獲得。リンゴ・スターや富樫雅彦ら多数の音楽家と共演した。13年にはグラミー賞生涯功労賞を授与された。

これまでも、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」、「ケニー・バロン/Kenny Barron」、「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones」、「エグベルト・ジスモンチ/Egberto Gismonti」や、「ゴンザロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」といったピアニストたちと数々のデュオの名盤を出してきた。このアルバムも人気の高いデュオ作品のひとつで、音数の少ないが、硬質で澄んだ響きを持つ「ジョン・テイラー」とのアルバム。「美しさと静謐にみちた黄昏」といった表現がぴったりのアーティスティックなアルバムである。

ピアノの詩人、「ジョン・テイラー/John Taylor」。1942年生まれ、イギリス・マンチェスター出身のジャズピアノ奏者、作曲家。音楽一家で育ち、幼少からピアノをマスターしたという。1964年ロンドンに出て、多くのアーティストと共演。1971年トリオを結成し、初リーダー作「Decipher(日本タイトル;覚醒)」を発表。モード手法を基盤としたスピード感溢れる高度なインタープレイを披露した。「ピアノの詩人」と称されるように、欧州ピアニストの例に漏れず、クラシックをベースにした気品あふれる演奏でファンを魅了。現在までにECMレコードに多くの録音を残している。

残念ながら二人共鬼籍に ・・・。

ナイトフォール(NIGHTFALL)

チャーリー・ヘイデン&ジョン・テイラー / ライス・レコード



「Bittersweet - Charlie Haden & John Taylor」

          

「Charlie Haden & John Taylor - Touch Her Soft Lips」

          

  


  
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# by knakano0311 | 2016-12-07 09:55 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

年賀状のデザインを決めてコーヒーを飲む

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年賀状のデザインを考える。妹、母親と相次いで他界し、2年続きの喪中はがきだったが、3年ぶりの年賀状である。今年は長男が結婚し、来年は初孫が小学校に入学という慶び事が続く。
 
ここ10数年間は毎年年賀状はパソコンで自作している。Eメールにしたり、そもそも年賀状を出さないという人も多いようであるが、私は「残り少なくなった人生だが、目一杯楽しんで、元気に過ごしていますよ」という年一回のメッセージの発信だと思って毎年出すことにしている。

今年は、できるだけ華やかで明るい写真にしようと、11月に訪れた市内の山里に咲く「寒桜」を選んだ。そして、夫婦で訪れた「天空の城 竹田城」も ・・・。

今日は小雨交じりのすっきりしない寒い一日。デザインを決めて、温かいコーヒーを飲む。

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さて、その傍らで聴くピアノは、1974年生まれのスウェーデン出身で、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動しているという俊英ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」のピアノ・ソロ・アルバム、「En Ny Dag」(2012)。「A New Day」という意味だそうだ。彼はまた「ティングヴァル・トリオ/The Tingvall Trio」を率いるリーダーでもある。このトリオとつきあいは、2ndアルバム「NORR」(2008)からであった。

オリジナリティに溢れた美しいピアノの旋律には、彼のメンタリティが色濃く投影されているんでしょう。ソロになっても、透明感、哀愁、儚さ、ロマンティシズムといった北欧らしさを強く感じる、加えて、流れ星、犬、雷鳴、子供たち ・・・といったタイトルを付された曲は、牧歌的といってもいい温かさも。近作のソロ・アルバムとして、「Distance」(2015)もリリースされており、その美メロ・ピアノからは耳を離せない。

En Ny Dag

Martin Tingvall / Skip



上のアルバムから、うっとりするような美メロを4曲。

「Martin Tingvall - En stjärna faller (A Falling Star) 」

          

「Martin Tingval - Efter VI Skildes at (After We Had Parted) 」

          

「Martin Tingvall - Kvällens sista dans (The Last Dance Of The Evening)」

          

「Martin Tingvall - När barnen sover(when the children are sleeping)」

          

近作、「Distance」から。

Distance

Martin Tingvall / Skip



「Martin Tingvall - Last Summer」

          
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# by knakano0311 | 2016-12-05 10:36 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

窯木確保の目処が立ち、ホッと一息つく

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抜けるような青空の中、今日も炭材、窯木となる「クヌギ(櫟、椚)」の伐採作業。一窯分、約400本の窯木はすで確保、あと一窯分の窯木の確保までもう少しである。近年、鹿の食害に悩まされる中、今年もどうやら炭材確保の目処もたった。ここまでに台場クヌギ13本、高木8本を伐採して、すっかり見通しが良くなった斜面。1月から始まる炭焼きを終えると、来春からはここでまた鹿との攻防が待っている。汗をかき、ワークショップに引き揚げて飲むコーヒーにホッと一息つき、仲間の顔も和やかに ・・・。「アキサンゴ/秋珊瑚」、「ヤマグミ/山茱萸」とも呼ばれる「サンシュユ/山茱萸」の実も真っ赤に目に映る。

さて、今宵の曲は、ご存知、「スマイル/Smile」。1936年の「チャールズ・チャップリン/Charlie Chaplin」の映画、「モダン・タイムス/Modern Times」で使用されたテーマ曲で、チャップリン自身が作曲した曲。1954年に「ジョン・ターナー/John Turner」と「ジェフリー・パーソンズ/Geoffrey Parsons」が歌詞とタイトルを加えたという。もう数えられないくらい多くのカバーのあるスタンダードですが、今宵は、「ジャシンタ(ジャシンサ)/Jacintha」、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」の歌唱で ・・・。それぞれの個性がよく出ています。

【 Smile 】  by John Turner/Geoffrey Parsons/Charlie Chaplin

「♪ Smile though your heart is aching  微笑んでごらん、どんなに辛くても
   Smile even though it's breaking   微笑んでごらん、心が折れそうな時でも
   When there are clouds in the sky,   空が雲に覆われている時でも
   you'll get by             きっといつか抜け出せるさ

   If you smile through your fear and sorrow 微笑めば、恐れや悲しみも終わり
   Smile and maybe tomorrow        微笑めば、明日が来て
   You'll see the sun come shining through for you 太陽が君を照らす

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   That's the time you must keep on trying 笑顔を絶やさないようにしよう
   Smile, what's the use of crying?     ほら微笑んで、泣いたってなんにもならないよ
   You'll find that life is still worthwhile,   人生にはまだ価値があるってきっと気が付く
   if you just smile             君が微笑んでさえいれば        ♪」


Lush Life

Jacintha / JVC



「Jacintha - Smile」

          

Half the Perfect World

Madeleine Peyroux / Ucj



「Madeleine Peyroux - Smile」

          

  


  
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# by knakano0311 | 2016-12-03 23:28 | 炭焼き小屋から | Trackback | Comments(0)

ご近所の野の仏たち 

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私の住んでいる地域では、住宅地、幹線道路を問わず、道の脇に、大抵はお地蔵さんであるが、野の仏をよく見かける。写真は先日の「宝塚自然休養林」ウォーキングで見かけたお地蔵さん。

若い頃は信仰や宗教に対して全く関心がなかったせいもあるが、松本の実家付近に多く点在している道祖神を見てもそれほど興味は湧かなかった。関西地方に住みだしてからは、この地域は信仰心が厚いと実感している。その一つの例がお地蔵さん。松本ではなかったが、関西では「地蔵盆」という行事が盛んであることもこちらへ来て知った。私の団地にも開発される前からあったお地蔵さんが今でもきちんと祀られ、花などが添えられている。

「地蔵盆」は、宵縁日の毎年8月23日ころに行われる「地蔵菩薩」の祭。路傍や街角(辻)に祀られているお地蔵さんが対象で、夏休み最後の子どものイベントとして、行われているのが多いようだ。そうやって子供の頃から、御先祖様やお地蔵さんにお参りすることが習慣として自然と身についていくという。

林道で出会った野の仏、燃えるような紅葉のなかで、静かに微笑んでいるように思えた。   

今日は父親の12年目の命日、「十三回忌」であるが、特別に法事などは行わず、前回帰省した時に車で運んできた仏壇に、先日、父親の生まれ故郷の安曇野より届いた信州林檎を供えて手を合わせた。月が変わって12月、出かけた近くのショッピング・モールはもうクリスマス一色に ・・・。

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そんなクリスマスのざわめきが迫ってきた今宵のピアノは、「ティグラン・ハマシアン/Tigran Hamasyan」。独特の世界観をもつアルメニアの天才ピアニストと呼ばれ、彼の6枚目となるアルバムで、ECMデビュー作品、「Luys I Luso」(2015)。自国アルメニアの宗教音楽を探求した作品で、教会の合唱団「Yerevan State Chamber Choir」を迎え、新しい世界観に挑戦したものだという。タイトルは、「光からの光」という意味で、収録楽曲は5世紀から20世紀にわたるアルメニアの賛美歌、聖歌などに新たにハマシアンがアレンジしたり、インプロヴァイズを加えたとあった。

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「ティグラン・ハマシヤン/Tigran Hamasyan」。1987年、アルメニア生まれのピアニスト。まだ30歳にもなっていない。3才の時には「レッド・ツェッペリン/Led Zeppelin」、「ディープ・パープル/Deep Purple」、「ビートルズ/The Beatles」、「クイーン/Queen」、「ルイ・アームストロング/Louis Armstrong」らをすでに弾き語りしていたという。11歳頃からフェスやコンクールに出演。2003年には、米国ロサンゼルスへ移住し、2006年に「セロニアス・モンク国際ジャズ・ピアノ・コンテスト」にて19歳で優勝を飾る。以降、世界中からオファーを受ける存在となり、メディアからも絶賛される。ジャズとクラシック双方とも学ぶが、そのほかアルメニアのフォークやロック、エレクトロや詩など多種多様な音楽的素養を持ち、ジャズの範疇を超えた独特の音世界で世界各国のファンを熱狂させているという。

合唱団なくしてはここまでの深みは得られなかったとは思うが、ハマシヤンのピアノは見事に合唱と調和し、精神性や深みを導き出している。ジャズと呼ぶのか、クラシックと呼んだらいいのか、中世ヨーロッパの世界に迷い込んだような、不思議で新しい音楽体験。

Luys I Luso

Tigran Hamasyan / Ecm Records



プロモーション・ビデオから。

「Tigran Hamasyan "Luys i Luso" teaser」

          

アルバムからいくつかを。この不思議な浮遊感はなんでしょう。

「TIGRAN HAMASYAN - LUYS I LUSO」

          

「Tigran Hamasyan - Maghterg (Patriarchal Ode), Komitas | Luys i Luso 」

          
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# by knakano0311 | 2016-12-02 13:16 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)

長尾連山の林の中を「太子の冷泉」まで歩く

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朝日新聞の地方版の記事に興味を持ち、やってきたのは、「宝塚自然休養林」。1370余年の寺暦を誇り、子授け観音で有名な「中山寺」の北、長尾連山に広がる林野庁の管轄の国有林で、標高80m~478m、面積252haもの市街地背景林。そこを流れる川に水が噴き上がる不思議な岩があるというので、ウォーキングがてら遊びに。

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七五三や安産祈願で参詣客でいまだ賑わう「中山寺」の境内を抜け、梅の名所として有名な「中山観音公園」の梅林の脇を流れる「足洗川」に沿って、この季節、紅葉の美しさを楽しみながら、緩やかな上りを進んでいく。途中何人かのハイカーに場所を聞いたが、ほとんど知らなかった。里山放置林の常で、広葉樹、「クマザサ(熊笹)」、「ウラジロ(裏白)」などが、なすがままに生い茂っている。それでも手入れをする人たちがいるようで、そこここで間伐が行われ、登山道も整備されている。
 
標識に従って、「夫婦岩展望所」ではなく、「山頂展望所」を目指し、途中から「足洗川」の沢沿い登ること約30分。鉄の枠に間伐材を詰め込んで作った堰堤、「第3号鋼製自在枠谷止」を越えるとすぐ左手の沢にその岩はあった。赤茶けた岩の小さな穴から一筋の水が噴出している。写真の写りが悪くわかりにくいかもしれないが、高さ2mくらいであろうか、ピューっと噴出している。大規模な噴水とは比べ物にならないが、「小便小僧」を思い出させ、なかなか不思議で可愛らしい。「聖徳太子」が創設したとされている中山寺にちなんで「太子の冷泉」と名付けた標識が建っていた。きっと霊験あらたかなパワースポットであろうか。(クリックすると参照動画へ 朝日新聞記事より

記事によると、温泉などではなく、上流で地中にしみ込んだ沢水や地下水が、地中で圧力を受け、穴から噴き出しているもので、そう珍しい現象ではないという。お目当ての岩にたどり着いて、しばらく噴水を楽しむ。霊験があったのか、なかったのか。まっ、それはどうでも ・・・。片道2km弱。適度な汗をかいた後、ゆっくりと家路に。

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ブログをかきながら、YOUTUBEで「ティエリー・ラング/Thierry Lang」の演奏をずっと流していたら、聴こえてきたのは、ノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」の「At Home」。「Changing Places」(2003)、「The Ground」(2004)に続くECMからリリースのトリオ3部作の最後を飾る「Being There」(2007)に収められ、私が彼を知ることとなった記念すべき最初の曲。「ティエリー・ラング」と同じカテゴリーのオススメということでしょう。これぞ霊験か。しばらく聴いていると、夜の闇の中で静かに散りゆく紅葉のイメージが頭に浮かんだ。「もののあわれ」、「無常の美」に通ずるものがあるのかもしれない。パーソネルは、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen - piano」、「ハラルド・ヨンセン/Harald Johnsen - double bass」、「ジャール・ヴェスペスタッド/Jarle Vespestad - drums」。

この曲も何回か取り上げているが、飽きもせずに聴いている。

Being There

Tord Gustavsen Trio / ECM



「At Home - Tord Gustavsen Trio」

        
  



  
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# by knakano0311 | 2016-11-30 10:03 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)

今日イチのいい顔は ・・・

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今日イチのいい顔。大真面目なドヤ顔でピザ生地をこね、トッピングをしている男の子。横からお母さんが手助けしようとしても、「イヤ!!」とはねつけている。所属している森林整備ボランティア・クラブが、月に一度開催している子供のための木工作りのイベントでの一コマ。木工のほか、手打ちうどん、手作りピザなどを作ってもらって窯で焼いているが、子供たちはこの調理の時が一番真剣のようだ。そして、楽しいのは木工と食事時。いつもながら、子供たちの発想力には驚かされているが、今日イチの作品は恐竜。こちらも迫力のあるイイ顔。

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さて、今宵の癒し姫、ヒーリング・ディーヴァは、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。わずか33歳という若さで、皮膚癌のために1996年11月2日に亡くなってしまった。しかも生前にリリースされたアルバムは、たった一枚。死後のリリースも含めても、本人が残したアルバムがたった3枚。しかし、その素晴らしい歌唱力がゆえに、死後に人気があがり、遺族や関係者により、未発表音源などから、いまだにリリースが続き、死後20年たった今でも我々を癒してくれている。

本人が生前にリリースが予定していたアルバム、「Eva By Heart」(1996)、死後、遺族らによってリリースされたコンピレーション・アルバム、「Songbird」(1998)に収録されている「Time Is A Healer」を聴いてみましょうか。英語に「Time is the great healer(時は偉大な治療者)」ということわざがあるが、多分そこが由来のこの歌のタイトルは、「やがて時が癒してくれる」という意味でしょう。

【 Time Is A Healer 】  
               Written by Diane Scanlon, Gregory Darryl Smith.

「♪ I found a picture        ふと見つけた
   of your smiling face.      あなたが微笑む一枚の写真
   Bringing old memories     鍵をかけ、ずっと遠ざけていた  
   that I had locked away.     昔の思い出が蘇る
   The burden of anger,      心が張り裂けそうな痛み
   from a heart filled with pain,  そんな怒りがもたらす苦しみ
   was finally lifted         でもその苦しみからやっと解放され
   and I smiled at you again, Oooh. 私はふたたび微笑みを取り戻した

   If time is a healer         もし、時が壊れてしまった
   then all hearts that break     すべての心を癒してくれるなら
   are put back together again    きっとふたたび元通りになるよ
   cause love heals the wounds it makes  愛は心の傷を癒す力があるから

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

Eva by Heart

Eva CassidyLiason



Songbird

Eva Cassidy / Blix Street



「Eva Cassidy - Time Is A Healer」

          

  



  
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# by knakano0311 | 2016-11-29 10:03 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)

路傍の花、樹々の鳥(137) ~ 実の色でも楽しめる秋 ~

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紅葉、それに負けじと咲く花。そして、この季節のウォーキングには、もう一つの色の楽しみ方がある。それは「実」である。紫、赤、黒 ・・・。色とりどりの形の違いや実の色を楽しめるのも秋。

さて、今宵も古希を迎えた爵士的老人の楽しみ、スイス出身の「ティエリー・ラング/Thierry Lang」の耽美的演奏をいくつか ・・・。

入手困難なピアノ・ソロ・アルバム、「Guide Me Home」から。

Guide Me Home

Thierry Lang / EMI Import



「クイーン/Queen」の「フレディ・マーキュリー/Freddy Mercury」のカバー、「You Take My Breath Away」。直訳すると、 「あなたは私を息もつけぬようにする」という意味で、「息ができないくらいあなたのことが好き」などと訳されている。

「Thierry Lang - You Take My Breath Away」

          

そして、フリューゲル・ホルンを含むピアノ・トリオにチェロ・カルテットをくわえたという珍しい編成のアルバム、「Lyoba revisited」(2010)。クラシックでもジャズでもどちらのカテゴリーでもいいと思えるような静寂と慈愛に満ちた演奏。パーソネルは、「Thierry Lang / piano」、「Matthieu Michel / flugelhorn」、「Heiri Känzig / double bass」、「Daniel Pezzotti / cello」、「Andi Plattner / cello」、「Daniel Schaerer / cello」、「Ambrosius Huber / cello」。

Lyoba Revisited

Thierry Lang / Ais



「Thierry Lang - Le Ranz Des Vaches」

          

「Thierry Lang - NAN」

          

「Thierry Lang – Adyu mon bi payi」

          
  



  
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# by knakano0311 | 2016-11-28 14:00 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)