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大屋地爵士のJAZZYな生活

我が家の櫻

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(写真;杉本好夫作 デジタル版画「大宇陀の櫻」)

ご近所の櫻は殆どが葉櫻となり、満開を誇っているのは「八重桜」です。庭が狭いため、我が家には櫻の木がありません。そんなわけで、ご近所の櫻を毎年楽しんでいるのですが。先日の京都・祇園で開催された杉本さんの個展で購入したデジタル版画「大宇陀の櫻」が家に届きました。早速かけて悦に入っています。鮮やかな空の青と満開の枝垂桜のピンク。細かな桜の花びら一つ一つが丁寧に描かれています。すっかり部屋が明るく華やかになり、「我が家の櫻」となりました。

来年はきっとこの「大宇陀の櫻」に会いに行こう。

ノルウェーはトルド・グスタフセン・トリオ「Beeing There」の「At Home」が泣かせます。『Being There』というアルバム・タイトル、『現在いう時に存在し、その瞬間の全てを感じ、たっぷり焦点を当てた』という意味を込めたとグスタフセンは語る。まさに櫻に捧げるようなコンセプト。その微妙なタッチ、音と音の間(ま)、深く心に届いてくるピアノ。緩やかだが力強いベース。指の先だけでなく、編み針やペーパータオルの芯のような特殊な道具も使っているという、かすかなかすれ音がピアノを引き立てるドラムのブラッシ・ワーク。彼らの音楽に切なさ、儚さ、美しさ、孤高、あでやか、妖しさ・・など櫻の持っている色々な面を勝手に感じてしまう秀逸のアルバム。グスタフセンは日本の櫻を見たことがあるのだろうか・・。

Being There
Tord Gustavsen Trio / / ECM
ISBN : B000NVL4EM
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「Tord Gustavsen Trio - At Home」

          
by knakano0311 | 2009-04-19 17:45 | 地域の中で・・・ | Comments(0)
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