大屋地爵士のJAZZYな生活

ご近所の埋蔵金伝説

隣町の猪名川町銀山地区に「多田銀銅山」がある。北摂地域には、私の住む町を含め、4市3町にわたる東西20km、南北25kmの広大な鉱山地帯が形成されており、全部で2800余の坑道跡が残っているそうだ。なかでも品位の高い銀鉱脈が発見されたのが、多田銀銅山だといわれている。今日の「おやじの遠足」はそこへ。

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(悠久の館から見る対岸の代官所跡)

多田銀銅山の歴史は古く、東大寺の大仏鋳造にここで採掘された銅を使ったという伝承(742年)がある。天禄元年(970年)には、金瀬五郎という人物が多田源氏の祖、「源満仲」に銀を献上したところ、忠節であると褒め称え太刀を与えて銀山支配を命じたのが始まりといわれている。本格的に銀山開発と経営が始まったのは、豊臣秀吉の時代、天正年間(16世紀後半)。豊臣政権時には直轄鉱山として栄え、「台所間歩(まぶ)」や「瓢箪(ひょうたん)間歩」など秀吉ゆかりの名の間歩(坑道)が残っている。その後、江戸幕府にも開発は引き継がれ、寛文4年(1664年)には、年間約450トンの銅を産出した記録があるという。江戸時代を通じて、ここには代官所が置かれ、幕府直轄地となり、「銀山三千軒」といわれるほどの賑わいをみせたそうである。明治以降には資本家が参入し、昭和に入ると日本鉱業㈱が機械を使った大規模な採掘を行ったが、昭和48年(1973)に閉山となり、多田銀銅山約1000年の歴史に終止符が打たれた。

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(中を見学することができる青木間歩)

現在は、この近辺一体が歴史街道として整備され、かっての代官所址の対岸には、多田銀銅山に関わる絵図や古文書、鉱石・鉱山道具などの資料を展示する「多田銀銅山・悠久の館」という資料館が建てられている。また、秀吉ゆかりの間歩(坑道)、秀吉が自らの馬印、千成瓢箪を掲げることを許すほどの銀銅の産出量があり、秀吉も自ら馬に乗ったまま、入って視察したといわれる「瓢箪間歩」、大坂城の台所を潤すほどの産出量があったことでその名がついた「台所間歩」の坑口は見学することができる。そして、昭和になって機械堀りされた坑道、「青木間歩」は50mほどの坑道体験ができるよう整備され、すぐ脇の江戸時代の手掘りの露天掘り跡とあわせて対比できるようになっている。

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(豊臣埋蔵金伝説が残る瓢箪間歩の坑口;まだ鉱脈があるにも関わらず秀吉はこの間歩を閉鎖したという)

そして、お待ちかね、やはりここには「埋蔵金伝説」があるのです。それも豊臣秀吉がこの「瓢箪間歩」周辺になんと4億5千万両(現在の約200兆円に相当!!)を埋蔵したと言われているのです。

時は安土桃山時代の末期。資料や伝承によれば、天下を統一した豊臣秀吉は、その死の直前、息子秀頼の行く末を案じ、大坂城内にあった4億5千万両を極秘裏に多田銀銅山へ運び、瓢箪間歩を中心に間歩21カ所に埋めて山を閉じたというのです。 指揮は勘定奉行幡野三郎ら三人のみが任され、場所の詳細は文書と絵地図に記され大切に保管されたという。やがて豊臣方は敗れ、多田銀銅山も徳川幕府の手に落ちた。幕府は必死に埋蔵金を探すが見つからなかった。文書と絵地図は、幡野らの没後、伊賀の亀井家の蔵に厳重保管されていたそうだが、時流れて第2次大戦後、混乱の中で散逸したという。 やがて、「豊臣埋蔵金伝説」は世間に広く知られる所となり、一獲千金を狙う者たちが文書や絵地図の一部を手に入れたと言っては続々と多田銀銅山を訪れた。しかし、埋蔵金はカケラも見つからないまま、結局みんな去っていった。
しかし、たった一人だけ残った男がいた。多田銀銅山研究家、鈴木盛司氏(74)だ。三十数年前、浜松市からやってきたのだそうで今も地元に住んで、いまなお埋蔵金を探索しているのである。
(朝日新聞記事 勝手に関西世界遺産・多田銀銅山の埋蔵金伝説参照)

「男のロマン」と軽く一言では片付けられないような、大変な情熱を一生傾けている人もいるものだと感心してしまう。思い切って、私も一攫千金、退職後の余生を豊臣埋蔵金発掘に賭けてみようか・・・。ひょっとして見つけたら、鳩山新政権にド~~ンと寄付しようか。霞ヶ関を掘り返すよりは、こちらの埋蔵金で国の借金800兆円の1/4は一挙に返せるかもしれないなあ。それでも1/4なのだ・・・。

007シリーズの中でも、傑作の中に入る第3作「ゴールドフィンガー」。「ゲルト・フレーベ」、「ハロルド坂田」の悪役振りが、ドンピシャ決まっていた作品。初の本格的ボンドカーとしてアストンマーチン・DB5が登場した作品でもある。「シャーリー・バッシー」の歌うこの映画の主題曲も大ヒットした。JAZZバージョンをあげるとすれば、オーストラリア出身のJAZZピアニスト、「Joe Chindamo/ジョー・チンダモ」が、映画の主題曲を華麗なタッチで演奏するアルバム「The Joy Of Film Music」か。ピンクパンサー、ゴッドファーザー、夕陽のガンマンなど、おなじみのテーマ曲が、軽やかでメロディアスな演奏により、一層爽快さをます。

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Paradiso: The Joy Of Film Music
Joe Chindamo

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by knakano0311 | 2009-09-03 09:40 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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