大屋地爵士のJAZZYな生活

10月は食の国・・・

10月は食の国でもある。例年、この10月初旬の2週間だけが「丹波・黒豆枝豆」が解禁になるため、黒豆枝豆ファンが多い親戚やら知人に送るため、この時期は、いつも丹波篠山まで出かける。国道173号で北摂・能勢から丹波への峠を越え、国道372号、通称「でかんしょ街道」を走って小1時間程度のドライブ。

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丹波篠山は、今年で篠山城築城400年を迎え、昔の面影がいまだ色濃く残る小京都と呼ばれる城下町である。築城は1609年、城主は初代に徳川家康の実子といわれる松平康重が就き、続いて藤井松平家、形原松平家と移り変わり、1748年(寛延元年)、丹波亀山(今の亀岡)から青山家が城主として移り、164年6代を経て廃藩置県を迎えた。青山藩の歴代藩主は文武の振興に力をいれ、第11代藩主青山忠朝が、明和3年(1783)に設けた藩校は、一般庶民や他藩の生徒にも入学を許可し、300名におよぶ生徒が月謝なしという異例の教育機関だったという。
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青山家は、明治維新後も学問を奨励し、篠山に鳳鳴義塾等の私立の中学校を作り、その中の優秀な者は東京に寄宿舎を作り遊学させた。寄宿先で篠山出身の若者達が郷土の盆踊り歌を蛮声を張り上げうたっていたことから全国的に有名になったのが、「でかんしょ節」である。
また、幕府筆頭老中を勤めた第12代藩主青山下野守忠裕は、王地山陶器所の開窯にも力を注いだとされている。春日神社には素晴らしい絵馬や見事な能舞台が現在も残っており、祭事には能が奉納され、民と共に能を楽しむという藩主の心意気を感じることができる。城、天守閣など当時の建物は残っていないが、城内二の丸跡には大書院が復元され、城を囲む堀や武家(徒士)屋敷群が城下町らしい静寂で落ち着いた雰囲気をこの小さな町に与えている。

そして、町内の店には秋の味覚がいっぱい。丹波黒豆枝豆、粒の大きことで有名な丹波栗、焼き栗、これから旬を迎える丹波松茸、野趣豊かな懐かしい味のあけび、こごみ。若狭からやってくるたっぷりの厚身の鯖を使った鯖すし、焼き鯖、そして自然薯 ・・・・。ついついダイエットも忘れて山ほど買ってしまう我々夫婦の食い意地、食い物への煩悩にはあきれてしまう。次回は解禁間近の「ぼたん鍋(猪鍋)」が見逃せないのだ・・・。
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さあ、その食い意地、昼食はお決まりの蕎麦。篠山には、地元産のそば粉を使ういい蕎麦屋がいくつかあるが、本日は古民家を改造した趣のある蕎麦屋で、メニューは、蕎麦きり、蕎麦がき、蕎麦ぜんざいの3種のみ、薬味もわさびも一切なしという本来の蕎麦の味をしっかりと味わえというこだわりの「一会庵」。囲炉裏を切った座敷を吹き抜ける風はもうすっかり秋。揺れるコスモスと薄を観ながら、腰の強いやや太目の蕎麦をすする幸福・・・。
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そして、おなじ篠山で50を超える窯元のある今田地区周辺では、「立杭焼」という名でも知られる「日本六大古窯」の一つである「丹波焼き」の陶器まつりがもうすぐ始まるのだ。手触りと手持ち加減のいい蕎麦猪口かお猪口が欲しくなってきた・・・。

ドライブのお供は、お気に入り「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」の新作、「アムステルダムの午後」。何年か前にDVDでリリースされていたものが待望のCDリリース、しかも高音質CDときた。ヨーロッパの歴史ある建造物で、暖かい陽のふりそそぐアフタヌーン・ティータイムに行われたサロン・コンサートのライブ盤。JAZZといえば、夜が相場であるが、日中の明るいサロンが似合うというのも、このトリオらしくていい。きっと蕎麦屋でも似合うに違いない。クラシックの名曲とPOPSが半々の組み合わせであるが、ちゃんと聴いてもよし、BGMとして聴いてもよし、相変わらずの懐の深さがうれしい。
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アムステルダムの午後

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / ポニーキャニオン





「Libertango - from the European Jazz Trio DVD "Afternoon in Amsterdam"」

         
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by knakano0311 | 2009-10-09 09:22 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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