大屋地爵士のJAZZYな生活

ご即位20年の日に(続き) ~白毫寺へ~

  (つづき)

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(白毫寺境内の石仏、弥勒菩薩か?)

さて、「正倉院展」を観た後は、奈良市の東峰、若草山、春日山に連なる高円(たかまど)山のふもとの白毫寺(びゃくごうじ)を目指して、歩き出す。白毫寺は、奈良市白毫寺町にある真言律宗の寺院。本尊は阿弥陀如来。開基は勤操(ごんそう)と伝える。関西花の寺二十五霊場第18番で、境内から奈良盆地が一望できる景勝地に建つ寺である。この寺は、萩と椿の寺として有名であるが、10月すぐ近くの新薬師寺まできたが、寄らなかった寺である。奈良公園を抜け、高畑(たかばたけ)は春日大社の南側、真っ赤に色づいた紅葉を見ながら、「ささやきの小道」、それは見事な紅葉の街路樹が続く「高畑大道」、新薬師寺へと至る。

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さらに狭い曲がりくねった道を標識沿って歩いていくと、道の脇にある奈良名物の柿の樹、あちこちに建てられた万葉の歌碑、今も丁寧に祀られている地蔵、朽ちかけた土塀、半鐘がなつかしい火の見櫓、歴史を感じる古民家などが、まほろばの国大和の風情や信仰心篤き土地柄を感じさせるように次々と目の前に現れる。

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そして、白毫寺。山門へといたる石段を下から見上げると、その参道は、両側からは色づき始めた萩が覆っている。やはり萩の寺と称されるだけのことはある見事な萩であろう。10月に新薬師寺まで来たときに参っておけば良かったと後悔しきり。来年の楽しみがひとつ増えたと思い直す。
白毫寺は縁起によると、霊亀元年(715年)、天智天皇の第7皇子である志貴皇子の没後、天皇の勅願によって皇子の山荘跡を寺としたのに始まると伝えられる。そのため、志貴皇子の逝去されたときに作られた挽歌(万葉集巻2230)に対する「笠 金村」の悲痛な思いに満ちた反歌の歌碑が残されている。

 「高円(たかまど)の 野辺の秋萩 いたづらに 咲きか散るらん 見る人無しに」 
                                   笠 金村(万葉集巻2231)


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白毫寺を代表するもう一つの花は、県指定天然記念物にもなっている「五色椿」。東大寺開山堂の「糊こぼし」、伝香寺の「散り椿」とともに「奈良三名椿」の一つとして名高いという。「椿」は、「木」偏に「春」と書くその字のとおり春の花。一部の寒椿はもう咲き始めていたが、椿の見ごろは、3月下旬から4月にかけてだという。そのころまた訪れて見よう。かわって、境内で3分咲の花をつけていたのは、子福櫻と称されている「寒櫻」。その淡いピンクの可憐な風情も捨てがたい。そして、一番の見ものは境内から見渡す奈良盆地の眺望。夕日が沈む生駒山・信貴山。そして大津大津皇子の墓があり、雄岳、雌岳の二つの頂を持つ、二上山、役の行者で有名な修験道の山、金剛山・葛城山。一望に見渡せるのだ。なんという開放感 ・・・。

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穏やかな秋の陽だまりにいるような気分にさせてくれるアルバムは、「村上ゆき/夢で逢いましょう」。なつかしい昭和の流行り歌が、シンプルなアレンジとオーガニックな彼女の歌声で・・・。今、流行の昭和懐古、レトロ志向のアルバムとは違って、選曲といいアレンジといい、彼女の心が投影されたかのようなハートウォームなアルバムである。中でも、三木鶏郎作詞作曲の「ポカンポカン」は、ウクレレやピアノによるはずむような伴奏にのって、心がウキウキしてくる暖かい佳唱である。

「♪ せつないみたい ふたり センチなみたい ふたり
      落ち葉の秋に ポカン ポカン ポカン  ・・・・ ♪」   ポカンポカン(秋冬編)

夢で逢いましょう

村上ゆき / ポリスター



「村上ゆき - 夢で逢いましょう」

          




  
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by knakano0311 | 2009-11-15 00:23 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(1)
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Commented by Nardis at 2009-11-15 18:26 x
大屋地爵士さま
本日始めて貴兄のブログを拝見し、思わずご連絡させていただきました。
恐らく同郷、同窓、同趣味(私も40年来のジャズファン)で神戸在住です。機会がありますれば是非お話させて頂きたく。
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