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大屋地爵士のJAZZYな生活

今年のクリスマスは ・・・

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12月になると、スエーデンのクリスマスの光景を思い出す。この時期には写真のような山型のデコレーション・ライトが街中のオフィス、アパート、商店などすべての建物の窓辺に置かれるのだ。街中の窓という窓が、この山型ライトの明かりで、ほのかに雪の中に浮かび上がる光景は、幻想的でロマンティックで、街中がなんとも暖かな雰囲気に包まれるのだ。いまだに忘れられない光景である。

さて、我が家では、子供がみんな家を出て行ったので、今年は夫婦2人だけのクリスマス。ツリーこそ飾らないが、奥さんがお手製のリースやら買ってきたオーナメントなどで飾りたてる。そんななかでの思い出の品は、ハイデルベルグで買い求めた天使のオルゴールとスエーデンの友人からお土産にもらった、KOSTA BODAのキャンドル立て、それらがテーブルを飾るのです。クリスチャンではありませんが、何かにかこつけて、生活にちょっとした演出をつけて楽しんだらいいと思う。さあ、今日はずわいがにの鍋でワインでもあけましょうか ・・・。 「Merry Christmas !」。

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そんなスエーデンを思い出す冬の夜は、部屋を暖かくして、「世界一美しい」といわれる声の持ち主、スエーデンの女性JAZZボーカル「マルガリータ・ベンクトソン」を聴こう。やっとリリースされた彼女の第2作は「Where The Midnight Sun Never Sets」。スエーデンの有名コーラス・グループ「The Real Groupe」のソプラノ担当から独立してデビューした彼女。スエーデンのことであるアルバムタイトルが示すように、母国のJAZZにこだわる彼女の姿勢が、このアルバムにはよく出ている。子供の声を見事に使い分ける「ダット・デア」、トランペットだけを相手にしたデュオで歌い上げる「マイ・ファニー。バレンタイン」、彼女のオリジナル・バラード「マイ・ヒドン・ワールド」、そして最後はスエーデン民謡から「インガ・リケドマー」。デビュー作「I'm Old Fashoned」もそうだったが、期待を裏切らない美しい歌声とスエーデンの透明で乾いた空気のように、アメリカとは違った感覚のJAZZヴォーカルが展開される。

ホエア・ザ・ミッドナイト・サン・ネヴァー・セッツ

マルガリータ・ベンクトソン / Spice of Life



ライブから、「Corcovado」。

          
by knakano0311 | 2009-12-24 10:00 | 我が家の歳時記 | Comments(0)
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