朝から冷たい雨が降っている休日の午後。気分転換にと、スパー・マーケットへ買い物に行く前にちょっと寄り道。失礼ながら「えっ、こんなところに・・・」と思うような山間部にある住宅地のなかに建つギャラリーへお茶をしに・・・。
「ギャラリー・ジクウ22 」。 12角形のユニークな外観を持つ建物。1Fは作家ものの食器や絵画が展示されたスペースとカフェ・コーナー。2Fはギャラリー・スペース。12角形の建物なので360度どこからでも光が差し込む。その日も雨でしたが、室内はステンド・グラスを透して差し込む柔らかな光で、とても外は雨とは思われないような明るい空間につつまれていた。白いピアノがおいてあり、時々ライブなどもあるそうで、シャガールやピカソ、藤田 嗣治などの絵がさりげなく飾ってある。雨の日のかすかにJAZZが流れるほっこりとした異空間、妻は紅茶、私はコーヒーを飲みながら、ゆったりとした気分で雨の日の午後を過ごしました。
夫婦でJAZZるご夫婦アーティスト、「マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ」。彼らが5年ぶりに新作「SPEAKING OF LOVE」から、スタンダードの「Tea For Two」を。たしか夫婦でのアルバムは3枚目である。サッチモの名曲「What a wonderful world」、マリエルお得意のジョビンのボサノバ「Dindi」。このアルバムも二人の温かい人柄がにじみ出る佳作である。ジャケットも可愛い。
SPEAKING OF LOVE
マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ
澤野工房
ご存知「ペギー・リー/Peggy Lee」の極め付きといえば、「Black Coffee」。’50年代中期の録音で、波乱万丈の人生を送った、ジャズ歌手としての彼女の魅力がつめこまれた作品で、ペギーの最高傑作にあげられている。
ブラック・コーヒー
ペギー・リー / ユニバーサル ミュージック クラシック
わがミューズの一人「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」が、「ペギー・リー」をトリビュートしたアルバム「ベッドで煙草はよくないわ」に収録されている「ブラック・コーヒー」もなかなかいい雰囲気。たしか日本デビュー・アルバム。「ジャニー・ギター」、「ゴールデン・イアリングス」もシニアの私たちを泣かせる。
ベッドで煙草はよくないわ~ペギー・リー・トリビュート
ジャネット・サイデル / 徳間ジャパンコミュニケーションズ
「Janet Seidel - Don't Smoke In Bed」
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