そうそう、その前に、1960年代の初頭に、ブラジルから米国にもたらされたボサノバは、JAZZだけでなく、POPSの世界にも同時に大きな影響を与えたことにも触れておきましょう。この時期、1963年にリリースされた「イーディ・ゴーメ/Eydie Gorme」の「恋はボサノヴァ/Blame it on The Bossa Nova(ボサノバのせいよ)」は全米チャート最高7位を記録した大ヒットとなり、日本でもヒット曲となりました。たしか、あのプレスリーすら「ボサノヴァ・ベイビー」とか言う曲を歌っていたと思う。このころ、ダンスでも、「ゴーゴー」、や「ツィスト」と並んで、パートナーがいなくても踊れるボサノバが流行ったように思う。それともう一つ、「恋はボサノヴァ」と並んで彼女が歌った曲で大ヒットしたボサノバの曲があります。「ザ・ギフト(リカード・ボサノバ)/The Gift (Recado Bossa Nova)」です。この曲はジャズメンやジャズ・シンガーが大好きな曲のようで、本当に多くのカバーがあります。わたしのi-Podを覗いてみると、「ハリー・アレン」、「ハンク・モブレー」、「ハロルド・メイバーン」、「マンハッタン・ジャズ・クインテット」、「鈴木重子」、「グレース・マーヤ」などずらっと出てきます。この2曲が収録されているヒット名盤は「Blame It on the Bossa Nova(恋はボサノヴァ)」。
ヨーロッパ・ジャズ・ピアノの人気トリオ「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/Europian Jazz Trio (EJT)」。そのEJTが、「アントニオ・カルロス・ジョビン」の曲を中心に、「ルイス・ボンファ」や「ポール・マッカートニー」の曲まで収録したボッサ・アルバム「黄昏のサウダージ」。相変わらずの心休まるピアノに全身を委ねる・・・。
「ヴァルター・シュトラート/Walter Strerath」 、ドイツのボッサ・ピアノ・トリオ。これは珍しい澤野レーベルからのジャズ・ボッサ・アルバム「Fly To Brazil」。60年代中ごろ、その全盛期を迎えジャズ・ボッサがどうやって'75年のドイツまで伝承されていったか不思議であるが、やはり澤野、期待を裏切らないピアノ・トリオ。