大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥 (6) ~泥池に咲く蓮~

b0102572_16243170.jpg

山遊びへ出かける道の途中の小さな溜池の脇に車をとめた。この溜池には、毎年のように見事な蓮(ハス)の花がたくさん咲くので、その見事さに車を止めて見入る人も多い。ところが、どういうわけか今年はまだ葉が水面まで成長しておらず、花の数が極端に少ないのだ。些細なことであるが、なんとなくその理由が気になってしまう。しかし、数少ないが泥池の中に咲いたその花はやはり清清しい。

蓮(ハス)の花、すなわち蓮華(レンゲ)は、 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」という中国の成句にもあるように、清らかさや聖性の象徴として称えられることが多いので、日本人にも馴染みの深い花である。泥水の中から生じ、清浄な美しい花を咲かせるその姿が仏の智慧や慈悲の象徴となり、浄土に咲く花とされ、仏像の傍らでよく見かけるのである。また地下茎はレンコン(蓮根)として食用になることでもよく知られている。 「レンコンのはさみ揚げ」、「カラシレンコン」などはよく知られたわたしも大好物の惣菜であり、こちらは現世の利益、口福。

ところで蓮に似た花、我が家の睡蓮(スイレン)は一向に咲く気配がないのは何故だろうか? こちらも気になるのだが ・・・ 。えっ、わが家は極楽浄土にあらずなんて ・・・ 。ところで、睡蓮の語源は、花が夜は閉じ、昼に咲き、蓮によく似た形をしている、つまり、「睡眠をとる蓮」、「眠る蓮」という意味からであるという。「水蓮」ではないのである。

b0102572_16471611.jpg

こちらは、わが団地内の公園、付近の里山など、この近辺のいたるところで見かける、今が盛りの「ネムノキ(合歓木、眠の木)」。花弁が発達せず、長く糸状に伸びたおしべが花を構成しているその様は、遠目にも繊細で美しい。よく観ると、雨のしずくがおしべについて光を反射したり、長いおしべが風にそよいでいる。「ネムノキ」の名前の由来は、こちらは、睡蓮とは違って、夕方になると葉が合わさって閉じてしまう様を、「眠る」ことに例えたものである。


蓮、ロータス(Lotus)といえば、「サンタナ/Santana」のアルバムに「ロータスの伝説」というアルバムがありましたね。1973年、サンタナ初の日本公演のときの大阪公演の二日分のライブがアルバムとなったもの。このライブ・アルバムが3枚組LP(CDは2枚組)として発表された時には、一大センセーションを巻き起こしたものです。まずはそのジャケット。人気イラストレーターの「横尾忠則」のデザインで、世界最大の22面体LPジャケットとして大変話題になったもの。そして、一時の「ビートルズ」もそうであったが、「サンタナ」もすでに宗教の世界にかなり入り込んでおり、ステージ演出や演目にも、その宗教色が色濃く反映されていたからである。

ロータスの伝説

サンタナ / ソニーレコード




「サンタナ」の曲の中から一曲だけをといわれれば、私は、この曲になってしまうでしょう。「哀愁のヨーロッパ/Europa」。観てみます?「魂を悪魔に売った」とまで評されたそのギターを。この曲はYOUTUBEにいくつもアップされているが、珍しいところで、1988年、スイスの「モントルー(Montreux)ジャズ・フェス」でのライヴをご紹介しましょう。JAZZサックスの「ウェイン・ショーター/Wayne Shorter」と共演していますが、さしものショーターもサンタナに圧倒されたのか、セッションに入り込むきっかけがつかめないでいるのが面白い。

          
[PR]
by knakano0311 | 2010-07-12 09:17 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://oyajijazz.exblog.jp/tb/13575073
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< やがては森に、千年の夢 夏の収穫 >>