今日は地域ボランティアとして私がお手伝いをしているグループの夏のイベント、「川遊び」を行う日。子供に学校や親が教えなくなったいろんな遊びを教えているグループの主催である。団地のはずれを流れている猪名川の支流で、子供たちに川にすむ生き物を観察してもらい環境への関心を少しでも持ってもらうが主な目的。もちろん夏休みの宿題がこれでできるというのが子供側にとっても、大きなメリットであるのは言うまでもない。安全対策など準備万端で当日を迎えたが、始まる早々激しい雷雨に見舞われた去年とは違って、今年は連日の炎天・猛暑。熱中症を警戒したのか、参加人数は50人くらい、去年の半分以下であった。
それでもやはり子供は子供。日ごろはまず入ることのない川に入って大喜び。自分の住んでいる地域にこんな自然豊かで遊べる川があったとは知らなかったという親御さんも。カワゲラ、トビケラ、エビ、ヤゴ、カゲロウ、ヨシノボリ、オイカワ、メダカなど、多分、今日はじめて見たり、触ったりする虫や小魚などがたくさん捕れましたね。専門家の先生の解説もあって、自然に対する理解もちょっと深めて、今日の川遊びはおしまい。怪我や熱中症もなく、全員喜んで帰ってもらえたようだ。お世話をした爺さん婆さんたちは、それから後片付けをして、もうクタクタ、クラクラ。でも子供の喜ぶ顔を見ると、また来年もやってあげようと思うのである。
水に足を浸し、川面を渡ってくる風にほっとする。ウォーキング途中の緑陰の涼しさに足を止める。山遊びの最中、木漏れ日と下から上がってくる上昇気流の心地よさに憩いながら水筒の栓を開ける。クーラーに頼らない「涼」を楽しむ方法はまだまだある。こんなクーラーに頼らない緑や水を生かしたアイデアをもっと都市の環境設計やビルなどに生かせないものだろうか?
一休みしたときに、河原に生えている葦の葉で、舟を作って浮かべてみた。子供のころ笹の葉やいろんな葉っぱで舟を作っては川に流して速さを競って遊んだものだ。いまだに舟の作り方を覚えていたことに自分でもちょっとびっくり。おっと、これは爺さんのたんなる感傷ですね ・・・ 。
何回もこのブログで取り上げたお気に入り「Eva Cassidy/ Live At Blues Alley」からアップテンポのソウル・ナンバー「Take Me To The River」。オリジナルは、「アル・グリーン/Al Green」。それにしても1996年1月にワシントンDCの小さなジャズクラブ「ブルース・アレイ」で行われたこのライヴ、なんと濃密な空気と貴金属のような贅沢な輝きに満ちているのだろうか。そしてこの年の暮れ、一瞬の光り輝くライブ・アルバムを残し、エヴァは癌で帰らぬ人となってしまった。
Live at Blues Alley
Eva Cassidy Eva Music
聴いてみます?
「Eva Cassidy - Take Me To The River 」。
そして画像終了時のメニューから選べば、続いて、「♪ ・・・ Wade In The Water,Children Wade ・・・子供たちは川を渡る ・・・ ♪」と歌うゴスペル、「Wade In The Water」も聴けます。