大屋地爵士のJAZZYな生活

切り取った一瞬の自然、バード・カービング

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今日も天気がいいので、ウォーキングはちょっと足を延ばして、甲山森林公園へ。お目当ては、常用樹と落葉樹とが自然のままに程よく混生した雑木林の中を歩く森林ウォーキングと、そこで開催されている「木彫りの野鳥展」、「バード・カービング」である。

兵庫県西宮市にある甲山森林公園は、六甲山の東に位置する甲山(標高309m)とその山麓に広がる83ヘクタールもの広大な森林公園である。その昔、噴火によってできた、まさに甲(かぶと)を伏せたような特徴ある形は、どこから見てもすぐわかる。かって私がヨット乗りだったころ、大阪湾をクルージングしていても、甲山を目指せば、自然に西宮ハーバーへとたどり着いたものである。多分大昔から海からの目印であり、西宮や灘、伊丹の酒を運んだ樽廻船、菱垣(ひがき)廻船もきっと甲山を目印にしたのであろう。お目当てどおり、こんな天気のいい日に、わずかに色づき始めた木々の間をゆっくりと歩くのは本当に気持ちがいいものである。

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管理事務所で行われていた「木彫りの野鳥展」、今年で15回目だそうである。私にとっては、今回初めて実物を見た「バード・カービング」。正直言ってびっくりした。感動したといってもよい。ちょっと見にはとても木彫りの彫刻とは思えないほど、自然の鳥そっくりにできている。50作品ほど展示してあったが、これがすべて作り物とは! ・・・。木をつつく「コゲラ」、雛に餌をやる「オオルリ」、あたりを見回しながら水辺を歩く「サルハマシギ」。まるで写真と同じように、鳥の営みの一瞬を鮮やかに切り取った見事さ。活き活きとした情景が眼に浮かぶ。説明している人に聞けば、趣味で楽しんでいる人が殆どで、定年後の楽しみに始めた人も多く、始めたら病み付きになるそうである。う~~ん、ちょっとよからぬ興味の虫が頭をもたげたが、くわばらくわばら、君子危うきになんとやら ・・・。

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そしてこの公園には、六甲山系に残された数少ない湿地帯が残されていることでも知られている。今の季節、湿地帯の観察園には「煙管(きせる)の形に似ていることからその名がついた、「キセルアザミ」が風に揺れていた。そのほか公園内には、「ヒヨドリバナ」、「アキノキリンソウ」、「イタドリ」、「ミズヒキ」など、先日山遊びで覚えたばかり花をはじめとして、秋の草花が、眼を楽しませてくれた。名を覚えたばかり花を、すぐに見つけ出せたのも、今日のウォーキングの楽しみの一つ。

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ゆっくりと森林ウォーキングを楽しんだ後は、植物園に隣接し、甲山直下にあって、「甲山大師」とも呼ばれ、天長八年(831年)第53代「淳和天皇」の第四妃(後の如意尼)が、弘法大師の力を借りて開いたとする「神呪寺(かんのうじ)」へも参詣。ちょっとおどろおどろしい語感のする寺号の「神呪寺」は、「神を呪(のろ)う」という意味ではなく、かって「甲山」を神の山とする信仰があり、この寺を「神の寺(かんのじ)」と称したことによるという。大晦日ではないが、大阪湾から西宮市街を一望に見渡せる鐘楼で、鐘を衝き、家内安全・無病息災を一応願ったのである。
 
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ウォーキングの締めは、我々夫婦の大のご贔屓、甲山すぐ近くのカフェ、 カフェ・ザ・テラスへ。緑の甲山、そしてはるか大阪を臨む眺望と、遅い昼食のロースト・ビーフ・サンドとたっぷりのコーヒーを楽しむ。少し遅めの時間帯のためか、お客の殆どが外のテラスにいるためか、いつにもまして室内は静か。いつ来てもゆったりとした時間をすごせるお気に入りの空間である。


さて紹介するアルバムは、「Esther Ofarims」、「Jacintha」、「Patricia Barber」、「Ayako Hosokawa」、「Marie Nakamoto」の5人の歌姫、「Songbirds」が歌うコンピ・アルバム、「Five Songbirds」。歌姫5人ともピュアな美しい声の持ち主で「癒しのアルバム」といえる一枚。

Five Songbirds: Reference Fema

Various / Fim



その歌姫の中から、「Esther Ofarims」、「Jacintha」、「Patricia Barber」、3人の「Songbirds」を聴いてみましょうか。

まず、「エスター・オファリムス/Esther Ofarims」。1941年、イスラエルのナザレ生まれでドイツで活躍する歌姫。とにかく声がきれい。ライブですが、曲はアルバム冒頭の「Kinderspiele(子どものゲーム、遊び)」。 歌声の彼方からかすかに砂漠の国の香りがする ・・・。オリジナルのCDは「Esther」。

          

そしてシンガポールをベースに活動する私イチオシのアジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」。深い感動を呼び起こす「ダニー・ボーイ/Danny Boy」。 オリジナルのCDは「Here's To Ben」。

          

グレン・ミラー楽団に所属していた父を持ち、シカゴをベースに活動する「パトリシア・バーバー/Patricia Barber」。「Patricia Barber」が歌う「A Taste Of Honey/蜜の味」。 はるか遠くから聞こえてくるような、えもいわれぬ静けさとエキゾシズムに満ちた歌唱。オリジナルのCDは「Cafe Blue」。

          
 
 
 
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by knakano0311 | 2010-10-15 09:39 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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