この仏像の「千眼」の話を聴いた時、すぐ想起されたのは、JAZZのスタンダード、「夜は千の眼を持つ」であった。1948年映画、「The Night Has A Thousand Eyes」の主題歌として書かれたというが、実際には、映画の中では、まったく使われなかったらしい。私が持っているCDの中では、「ティティアン・ヨースト/Tizian Jost/The Night Has A Thousand Eyes」、「ポール・デスモンド/Paul Desmond/Bossa Antigua」、エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins/Don't Smoke In Bed」、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/Europian Jazz Trio/The Windmill Of Your Mind」などのカバーがあるが、「ジョン・コルトレーン/John Caltrane」の特異なジャケットが印象的なアルバム「コルトレーンズ・サウンド/Caltrane's Sound」が一番有名か。
【 The Night Has A Thousand Eyes 夜は千の眼を持つ 】
作詞;Buddy Bernier 作曲;Jerry Brainin
「 ♪ Don't whisper things to me you don't mean 心にもない言葉を囁くのはもうやめて
For words deep down inside can be seen by the night
夜は心の奥深くに隠した言葉まで見抜いてしまうから
The night has a thousand eyes 夜は千の目を持っているから
And it knows a truthful heart from one that lies
誠実な心と嘘をつく心を見分けることができるのです
Tho' romance may have called in the past あなたも過去に恋はあったのでしょう
My love for you will be everlasting and bright でもあなたへの愛は永遠
As bright as the starlit skies 星空の輝きのように
And this wond'rous night that has a thousand eyes
この千の目を持つ不思議な夜のように
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
この歌を歌っている歌手は少ないが、ヴォーカルで聴くなら「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」(1920年4月 - 1994年11月)の「セカンド・トゥ・ノン/Second To None」が一番いいといわれています。しかし、残念ながら、まだ聴いたことがありません。そのうちに ・・・ 。