大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥 (19) ~群れない花~

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ウォーキングを楽しむ道の傍らに、いつものように「桜」に似た花が咲きはじめた。木枯らしが吹きそうなこの時期になると、きまっていつも咲き出す。「寒桜」とも思ったが、少し時期が早すぎるようにも思える。普通の桜の狂い咲きかとも思うが、それにしても毎年のように、この時期から冬にかけて咲くのは解せない。そこで思い出したのは奈良「白毫寺(びゃくごうじ)」。たしか11月のこの時期に訪れたとき、「子福櫻」と称されている「寒櫻」が咲いていたのを思い出した。確かなことは判らないが、うん、この花、「寒櫻」としておきましょう。季節を違えて咲き、そして群れない花もまた美しい ・・・。

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前回、秋、JAZZ、シャンソン ・・についてちょっと触れたが、「フランス的だなあ」と思う日本人女優がいる。むかし「絹の靴下」とかいうお色気路線の曲でデビューした「夏木マリ」。女優になってからの一段と磨きがかかったその演技力に注目してきた。最近では映画「パーマネント野ばら」の演技が印象に残っている。映画、舞台、ミュージカル、TVドラマ、歌、コンサート ・・・何でもこなして、それが個性的で際立っている。この辺が、バルドー、モロー、ラフォレ、ダルク、バーキンなどを想起させて、極めてフランス的な日本の女優と思う由縁である。

私は観てないが、最近は、「小西康陽」のプロデュースを受け、ひとり芝居とコンサートを合体させたようなステージを開いている「夏木マリ」。そこで聴かれるアンニュイにして、独自な大人の女の世界を作り上げた絶妙の「語り+歌」を活かしたいくつかのアルバムがある。そんな散発的なアルバムを集大成したのが、「13シャンソンズ」。コンピ・アルバムながら、アルバム全体を通して流れる「夏木マリの世界」を強く感じることができる。
きっとこのアルバムは、「3分間の芝居」といわれるシャンソンに一番近いのだろう。歌と言うよりも、「夏木マリ」の一人芝居なのだ。

13シャンソンズ

夏木マリ 小西康陽 ジェームス・テイラー 菊地成孔 河野伸徳間ジャパンコミュニケーションズ



このアルバムからお気に入りを一つ。オリジナルのアルバムは「9月のマリー」に収録されていたボッサ・テイストの「My Favorite Things/いちばん好きなもの」。

「夏木マリ - My Favorite Things ~いちばん好きなもの~」

          
 
 
 
 
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by knakano0311 | 2011-11-18 09:56 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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