人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

皆既月食

皆既月食_b0102572_2335333.jpg

(2011年12月10日23時25分 最大皆既月食をコンパクト・デジタル・カメラNIKON COOLPIX‐S6000 夜景モード、7倍ズームで撮影)

今日、月全体が地球の影に隠れる「皆既月食」が見られるというので朝から期待していた。しかし一日分厚い雲でどうもすっきりしない天気であったが、夜になってからは、すっきりと晴れた。さっそく玩具ではあるが、天体望遠鏡を持ち出し、観測。11時を超えたころから、最大皆既食に近くなり、暗い真っ赤な月が天頂近くの夜空を彩る。空気が澄んで、月の光が減じているためか、いつもより星がその数も多く、しかもくっきりと見える。暗い月のすぐ南には、あの冬の夜空を象徴するオリオン座が凛と輝いて見えていた。「こんなきれいな星空を見たのは久しぶり」と妻は感嘆することしきり ・・・。寒かったが見事な天文ショーが終わり、欠けていた月が再び光を増しはじめたころには、もう1時を回っていた。

そして天文ショーのBGMといえば、ご贔屓のピアニスト、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」の新譜「アデランテ/ADELANTE」。2001年に発表され、ミラバッシの名を一挙に高めることになったソロ・アルバム「AVANBTI!」の続編であるという。録音はキューバの首都ハバナ、テーマは「革命」。モザンビーク(ミリアム・マケバ)、アルゼンチン(メルセデス・ソーサ)、フランス(レオ・フェレ&アラゴン)、チリ、アルゼンチン(ピアソラ)、アメリカ(レナード・コーエン)、ドイツ(リリー・マルレーン)、ロシア(インターナショナル)など「抵抗」、「革命」の歌の数々が並ぶ。前作と同じようにこの作品もミラバッシ自身による曲目解説がついている。ミラバッシの演奏のもつ深みや切なさが、寒さに震えて月を見ながら聴く身にひしひしと迫ってくる。

アデランテ

ジョバンニ・ミラバッシ / ビデオアーツ・ミュージック



その中から、「チェ・ゲバラ/Che Guevara」がキューバを去る時に送られたという「アスタ・シエンプレ/Hasta Siempre」、ご存知「アストル・ピアソラ/Astor Piazzolla」の「自由のタンゴ」、「リベルタンゴ/Libertango」、そして1973年に起こったチリのクーデター後、「ジョーン・バエズ/Joan Baez」によって歌われ、世界に広まったと言われている歌、「人生よありがとう/Gracias A La Vida」の3曲を。

「Giovanni Mirabassi - Hasta Siempre - Libertango - Gracias A La Vida (2011)」

          

 
 
 
 
by knakano0311 | 2011-12-11 14:13 | 音楽的生活 | Comments(0)
<< 後悔先に立たず ~あるアンケー... おしどりJAZZコンサート >>