ダム湖の湖面を漂う鮮やかな緑。山遊びのフィールドに隣接するダム湖のかなりの面積を覆っているのだ。絵としては美しい風景であるが、しかしこの緑は、「困った緑」である。正体は、ご存知「アオコ(青粉)」である。
アオコ(青粉)とは、Wikipediaなどによると、富栄養化が進んだ湖沼等において、初夏から秋にかけて藻類が異常増殖して、湖沼水を緑色に変色させるほど水面を覆い尽くすほどになった状態を指すという。水面に青緑色の粉をまいたように見えることから、「青粉(あおこ)」と呼ばれるようになったそうだ。このアオコが発生すると、透明度が低下するばかりでなく、藻類が死滅してカビ臭を発したり、更には有害な化学物質が作られることがあり、上水道への利用が不適当となるという。また、水中の溶存酸素が奪われるため、水生生物や魚類が死亡するなど、水産や観光上の被害をもたらしてきた。一旦アオコが発生すると、その処理が大変であるという話を以前、ダムの管理事務所の職員から聞いたことがある。対策としては「富栄養化」を防止することが根本策であるが、我々の日々の営みが「富栄養化」をもたらしているのであるから、温室効果ガス排出抑制などと同じように一筋縄ではいかない話である。「アオコ」を捕食するプランクトンの研究や、「アオコ」から「緑の原油」を常温・高収率で抽出する方法の開発なども進んでいるらしいから、期待をしてみたい。
アオコの「緑」と湖面の「青」。「blue in green ・・・」。先日、「ポール・モチアン/Paul Motian」が亡くなり、これですべてのメンバーがいなくなってしまった「ビル・エヴァンス・トリオ/Bill Evans Trio」。エヴァンスの死後50年以上経ってもいまだに色褪せず、いまだに美しいピアノの音色が心を奪う。すべてのピアノ・トリオの原点であった。アルバム、「ジャズの肖像/Portrait in Jazz」 (1959) から、「blue in green」。
ポートレイト・イン・ジャズ+1
ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック
「Bill Evans - Blue in Green」 Bill Evans: piano, Scott LaFaro: bass, Paul Motian: drums; Composition: Bill Evans
Recorded on December 28, 1959, NYC
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