大屋地爵士のJAZZYな生活

爺のつぶやき

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(堰で飛沫をあげ、きらめく猪名川の流れ)

所用で久しぶりに梅田まで出かけた。街には、お決まりのリクルート・スーツをぎこちなく着た新入社員とおぼしき多くの若者が目に付いた。この就職氷河期の中で就職できたのだ。とりあえずおめでとう。しかし、大変なのはこれからである。大企業といえどもその安定なんぞまったく保証されてはいない。私が就職したのは、1969年(昭和44年)。安田講堂事件、大阪万博、オイルショックなどその前後に紆余曲折はあったが、何と言っても高度成長期であった。もちろん自分の将来について漠然とした不安はあったにせよ、日本の成長、企業の発展を信じて疑わなかった時代だった。きっと今の若者が抱える不安感、焦燥感、閉塞感などとはほど遠かったのであろう。「水の流れの如く自然に・・・」と思えるようになったのは、定年後のつい最近のこと。若い時はもっとギラギラしていたように思う。さて大変な時代だが、良くも悪くも、これからの日本を形作っていく新・社会人諸君の健闘を祈るとともに、団塊世代の一人として、彼らに大きな「ツケ」を残してしまった責任も感じる。

社会人になっている二人の息子から職場が異動になったという連絡。話を聞くと、二人とも「今までの部署で、自分は必要ないのか?」という割り切れなさを感じているようだ。しかし、「異動」はサラリーマンの宿命。私もサラリーマン生活の後半は、5年に一回くらいの異動を経験した。二人に私がアドバイスしてあげられることは二つ。一つ目は「人脈も含めキャリアの積み重ねが、いずれチャンスが来た時に大きな力を発揮する」ということ。二つ目は「二つの道の分岐点に来たとき、自分で選べるならしんどそうな道を選んだ方が人生面白そう」。私は、そんなんで長いことサラリーマンやってきました。いまを生きる息子たちに通用するかどうかも分からないアドバイスなんぞ、昔の話ですが ・・・。

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永らく男性JAZZ歌手の不毛を嘆いていたが、イタリアン海坊主「マリオ・ビオンディ/Mario Biondi」につづく有望新人、アメリカンひげ男爵「グレゴリー・ポーター/Gregory Porter」の登場。2011年のグラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムは、名前に「Water」が入っている「ディー・ディー・ブリッジウォーター/Dee Dee Bridgewater」の「Eleanora Fagen」が受賞したが、同賞にノミネートされた1枚が、「グレゴリー・ポーター」のデビュー・アルバム、タイトルがずばり、「Water」であった。NYはブルックリン出身のジャズ・シンガーで、ブロードウェイのミュージカルやTVショウで活躍するほか、同時にソウル・シンガーという一面も持つ。その豊かなバリトンは、よりソウルフルで、JAZZYではどっしりとした落ち着きと力強さを持っている。彼の最新版2ndアルバムは、「Be Good」。

Be Good

Gregory Porter / Motema Music



若き新人ビジネスマンたちに贈るエールは、そのアルバムから「ワーク・ソング/Work Song」。「キャノンボール・アダレイ/Cannonball Adderley」の弟、コルネット奏者の「ナット・アダレイ/Nat Adderley」の名曲である。団塊世代の青春のジャズ・グラフィティの一曲を今、「グレゴリー・ポーター」が歌う。

「Gregory Porter - Work Song」
                                                                       
     
                                                           
                                                                                                                                                                                                                                
                                                
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by knakano0311 | 2012-04-09 23:09 | 想うことなど・・・ | Trackback | Comments(0)
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