大屋地爵士のJAZZYな生活

続・櫻ロードにはまだまだ ・・・

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昨日に続き、開花しているかもしれない櫻を探して「櫻ロード」を駆ける。最初は、毎年の定番の花見の場所、国道477号線沿いで、エドヒガンの見事な群生で知られる川西市黒川地区の「黒川桜の森」。ここの櫻もボランティア・グループがその保全に尽力している。しかし、ほころびも見えず、つぼみのままでまったく開花の気配なし。もう何回も来ているが、ついでに近くの「野間の大けやき」(写真)によってみた。

推定樹齢千数百年という。国の天然記念物にも指定されているが、樹高30m、幹の周り14m、一本の木として立っているけやき(欅)としては日本一だという。その大きさ、生命力にはとにかく圧倒される。いまは葉がすべて落ちているが、もうすぐ若葉に包まれ、この大けやきが最も美しい時期を迎える。そして6月には毎年「アオバズク(青葉木菟)」が営巣して子育てをするために、この巨木を訪れることでも有名である。

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さて、「大けやき」を後に、明月峠を越え、丹波街道、国道173号方向へと足を向ける。この道路は桜、若葉、稲穂、紅葉と季節を問わず、田園や里山の美しさを満喫できる道路で私のお気に入りのドライブ・コースの一つ。交通量も少なく、ゆっくりと車を走らせる。ここ明月峠は、哀しい伝説が伝えられている峠。この地方を治める「能勢家包(のせいえかね)」に嫁いだ美貌の「明月姫」。その美貌ぶりを聞きつけた「平清盛」が側室にと望んたが、姫は無理な清盛の恫喝に泣く泣く能勢を去り、清盛の待つ福原へ向かう途中、夫への操を守り、この明月峠で懐剣でのどを突き自害したという。人々は憐れんでこの峠を「名月峠」と名付け、その墓(写真)を建て、貞節の鑑としていつまでも語り草にした。そしてこの地の花嫁行列は決して名月峠を越えないという不文律があるという。哀れな生涯を閉じた名月姫に、幸せな姿を見せたくない心配りからだそうだ。 (記事と写真;「大阪日日新聞なにわ人物伝」参照)

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そしてもう一つ平家にまつわる伝説がこの地にある。九州・四国地方を中心に全国に20ヶ所あまりの伝承地があるという「安徳天皇生存説」である。藤原経房(つねふさ)の遺書によれば、戦場を脱した安徳帝と4人の侍従は、石見・伯耆・但馬の国府を経て寿永4年(源氏方年号で元暦2年、1185年)、摂津国能勢の野間郷に潜幸された。しかし翌年5月17日崩御され、当地の岩崎八幡社に祀られたという。現在も、来見山(くるみやま)山頂に「安徳天皇陵墓」が残っている。

「櫻ロード」が一転して、「平家ロード」になってしまったようだが、上がりは久しぶりの国道173号、丹波篠山への峠近くのカフェ「喜遊」。店の脇のやっと見つけた咲き始めたばかりの桜を眺めながら、ゆっくりとマテ茶を飲む。ここまで登って来ると、さすがにまだ肌寒く、外の櫻とは対照的に、店の中では薪ストーブが勢いよく燃えていた。

「明月姫」に捧げる曲はどうしましょうか? 「サンタナ/Santana」の「ムーン・フラワー/Moonflower(Flor d'Luna)」なんぞいかがなものでしょうか ・・・。収録されているのは、ライヴとスタジオ録音という組み合わせの2枚組のアルバム「Moonflower」だが、その熱気、躍動感が見事に伝わってくる中期の傑作。

ムーン・フラワー

サンタナ / Sony Music Direct



「Santana - moonflower」
                                                                                                                                                  
       
                                                                                        
                                                                           
                       
 

     
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by knakano0311 | 2012-04-08 14:09 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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