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大屋地爵士のJAZZYな生活

スエーデン美女シンガー図鑑(その7) ~スライディング・ハマーズ~ 

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もうそろそろ飽きてきた頃かもしれませんが、始めてしまったら最後まで行かないと気が済まない私の性分、「スエーデン美女シンガー図鑑」は、まだまだ続けますのでご容赦ください。

さあ、今回はすこし賑々しい豪華版といきましょうか。名前の由縁でもあるスライド・トロンボーンをダイナミックに吹きまくり、ヴォーカルもする美人姉妹のトロンボーン・デュオ、「スライディング・ハマーズ/Sliding Hammers」です。1997年に「ミミ/Mimmi Hammer(姉)」と「カリン・ハマー/Karin Hammer(妹)」の姉妹が結成。 この「スライディング・ハマーズ」は、かって1950年、60年代を通じて大活躍したスター・トロンボーン・デュオ、「J & K(J.J. Johnson & Kai Winding/ジェイ・ジェイ・ジョンソン&カイ・ウインディング)」のジャズ・スピリットを志しながらも、オリジナル曲にも取組み、とても女性とは思えないような、抜群のテクニック、軽やかでヴィヴィッドな演奏、しかも美人デュオ、まさに往年の「J & K」を思わせるような演奏ぶりである。

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そして姉の「ミミ・ハマー」(向かって右)のキュートでチャーミングなヴォーカルの人気が非常に高く、ファンの要望に応えた全編「ミミ」のヴォーカルをフィーチャーした4作目のアルバムが「シング/Sings」である。トランペットとヴォーカル、その両方に人気のあった「チェット・ベイカー/Chet Baker」を意識したアルバム・タイトルでしょうか。「スピーク・ロー/Speak Low」やビートルズの「エリナー・リグビー/Eleanor Rigby」などのスタンダードを中心に、オリジナル曲を含めた美しい13曲をちりばめたアルバム。ミミの可憐なヴォーカルがすごくいい。そして、素晴らしいソロを聴かせるカリンも。しかも「スエーディッシュ・ビューティ」。いや、絵になっていますね。美女シンガー図鑑に入れる価値は十分ですね。

シング

スライディング・ハマーズ / インディペンデントレーベル



そんないままでの彼女らのアルバムから、スローな曲ばかりをセレクトしてまとめたのが、「スライディング・ハマーズ」のベスト盤「ボッサ&バラード」である。ふたりのトロンボーンの響き、ミミのヴォーカルが心地よく、「夜半の快楽」として聴くには、単なるBGMをはるかに超えた、かなり良質のアルバムといえる。

来日記念盤 プレイズ・ボッサ&バラード

スライディング・ハマーズ / スハ゜イス・オフ゛・ライフ/アミュース゛



アルバム「Sings」から2曲「I wish you love」、「I'll close my eyes」を ・・・。 Mimmi Hammer(vo),Karin Hammer(tb),Ronnie Gardiner(ds),Mathias Algotsson(p),Martin Sjostedt(b)

「I wish you love - Sliding Hammers」

          


「Sliding Hammers ― I'll close my eyes」

          
                                      
                                  
                                                
                                                                             
by knakano0311 | 2012-05-17 15:43 | おやじのジャズ | Comments(0)
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