大屋地爵士のJAZZYな生活

地域の特産は今、満開に

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この地域の特産品の一つは「栗」である。平安時代の初期には、京都の丹波地域で栽培され始めたという「丹波栗」と並ぶブランドの「能勢栗」の栽培の歴史は古く、今から約400年前の「豊臣秀吉」の時代の文禄年間(1592年~1595年)には、米の代わりに、栗が食用に供されたという記録があり、この時代にはこの地域ですでに栽培されていたという。この栗が、古から「銀寄(ぎんよせ)」と呼ばれているのは、天明・寛政(1781年~1800年)の頃、能勢・歌垣村で大干ばつがあり、村人がこの栗を丹波国亀山に出荷したところ、多くの銀札(当時のお金)を得ることができ、以来、「銀を寄せる」という意味で「銀寄」と呼ばれるようになったといわれている。

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昔から、この地域では、「米・寒天・凍み豆腐」と、「栗・黒牛・炭」を「三白三黒」と呼んで大切に生産が行われて、大分縮小したとはいえ、それらが今の時代にも受け継がれてきたため、この地域の特産品となっている。そのため、この北摂、能勢、丹波の地域では、いたるところに栗の木がある。栽培のための栗畑はもちろんのこと、山に自生している栗の木、かっての里山に放置された栗の木、自家で消費するためjか庭に植えられた栗の木 ・・・ など。私の田舎にもあったが、秋以外はあまり意識してみたことのなかった栗の木。まことに地味な花であるが、クリーム色を帯びた白い穂状の雄花。これだけ大量にあると目立って見事と言わざるを得ない。独特の香りがあたり一面に漂う。今年の豊かな実りの秋を予感させる風景。

そして今日は「父の日」。次男夫婦に食事をご馳走になった。ごくごく平凡であるが、ラブリーな一日が過ぎていく。

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穏やかで、ちょっとうれしい一日を過ごした宵には、こんなピアノを聴いてみましょうか。「スティーブ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。

北欧美女シンガーシリーズでご存知のように、「シャネット・リンドストレム/Jeanette Lindstrom」、「リヴ・マリア・ローガン/Live Maria Roggen」、「ラドカ・トネフ/Radka Toneff」と辿って行ったら、出会ったピアニスト。

Fairytales

Radka Toneff / Odin



1956年アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ、6歳からピアノを始めが、22歳の時、スウェーデンに移住。その後はずっとスウェーデンで活動し、前述の北欧の人気女性ボーカルとのデュオ・アルバムをリリースしている。1990年代に入り、クラシック畑にシフト。1992年に発表した「ミサ」(合唱、ピアノ、弦楽のための)が大きな支持を受け、30ヶ国以上で演奏されるという。生涯の作品数はすでに800曲を超えているらしく、日本も含め、世界中の合唱団が、こぞって彼の曲を演奏しているという作曲家。最近、「ポップ・ミュージックの最高峰だ」と彼が考えている「ビートルズ/The Beatles」、「エルトン・ジョン/Elton John」を表現の素材として、アルバム、「Golden Slumbers ~Plays Lennon/Mccartney)」(2009)、「Your Songs~Plays Elton John」(2010)をリリースしている。

ゴールデン・スランバー(BOM23001)

スティーヴ・ドブロゴス / ボンバ・レコード


 
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一方、そのジャズにおける卓越した演奏能力と作曲能力は、世界のジャズ・メディアから高い評価を得ているという。前述の女性JAZZシンガーとの他、私は、YOUTUBEでしか聴いたことがありませんが、「アンナ・クリストファーソン/Anna Christoffersson」、「ベリート・アンダーソン/Berit Andersson」との共演盤も評価が高い。もはや、クラシックとかジャズというカテゴライズは、彼にとっては不要と感じるアーティスト。そしてその音楽は、内なる「彼」に向かって深く沈んでいくような、「浮遊感」とは逆の「沈降感」といった感覚を強く感じる。「キース・ジャレット/Keith Jarrett」の影響を強く受けたとも言われるが、抑制した音の中に、自己への深い内省から生まれる独自の美学を散りばめたその音色は、やはり澄み切った北欧の空気を強く感じさせる。ソロ・バラード集「エボニー・ムーン/Enony Moon」、「漆黒の月」とでも ・・・。1998年、ストックホルムでの録音。

エボニー・ムーン

スティーブ・ドブロゴス / BLUE GLEAM



「Ebony Moon - Steve Dobrogosz」
 
          



 
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by knakano0311 | 2012-06-19 10:05 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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