そして、これも「多分・・」と予想していたのが、「クイーン/Queen」の「ウィー・ウィル・ロック・ユー/We Will Rock You」。こちらも、デジタル映像、バーチャルでステージに登場した「フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury」が観客を煽り、ギタリストの「ブライアン・メイ/Brian May」がギターを奏で、英国の女性シンガー・ソングライター、「ジェシー・J/Jessie J」が、リード・ボーカルだったマーキュリーの代わりを務めると、会場は一体となり最高潮に達した。
そして終焉、大トリには、大御所ロックバンド、「ザ・フー/The Who」が登場、圧巻のパフォーマンスを繰り広げたのである。私はひそかに、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」あるいは、「ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones」が登場するのではと期待していたのだが、もはやここまでであった。しかし、オリンピックの閉会式としては、私にとって最近まれにみる大満足の閉会式であったことには間違いない。
オリンピック旗がリオ・デ・ジャネイロ市長に引き渡された後のパフォーマンスは、サンバ一色。かって、このブログでも取り上げた、「マリーザ・モンチ/Marisa de Azevedo Monte」(拙ブログ「失われた空間 ~映画「ミステリー・オブ・サンバ」を観て~」参照)などが登場し、まさに「ロックの国」から「サンバの国」へ、「ビートルズの国」から「A.C.ジョビンの国」へバトンが手渡されたのであった。