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大屋地爵士のJAZZYな生活

ロックの国からサンバの国へ

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朝少し早目に起きてTVをつけたら、ロンドン・オリンピックの閉会式。開会式と違って、かなりカジュアル。英国旗をかたどったステージで繰り広げられたのは、一言でいえば、「ブリティッシュ・ロック・ショー」であった。開会式では、「ポール・マッカートニー/Paul McCartney」が登場をしたので、どう考えてもオリンピックの閉会式に最もふさわしいと思われる、あの「ジョン・レノン/John Lennon」の「イマジン/Imagine」も演奏されるのではと予想しつつも、どうやってと考えていたが、映像と歌声、さらには、運ばれたパーツが組み合わさってジョン・レノンの顔ができあがるという、アイデアに満ちた粋で見事な演出であった。

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そして、これも「多分・・」と予想していたのが、「クイーン/Queen」の「ウィー・ウィル・ロック・ユー/We Will Rock You」。こちらも、デジタル映像、バーチャルでステージに登場した「フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury」が観客を煽り、ギタリストの「ブライアン・メイ/Brian May」がギターを奏で、英国の女性シンガー・ソングライター、「ジェシー・J/Jessie J」が、リード・ボーカルだったマーキュリーの代わりを務めると、会場は一体となり最高潮に達した。

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そのほか、「ジョージ・マイケル/George Michael」、開会式に成果をボートで運んだ「デイヴィッド・ベッカム/David Beckham 」の夫人である「ヴィクトリア・ベッカム/Victoria Caroline Beckham」が、かってメンバーで、この一夜限り再結成の「スパイス・ガールズ/Spice Girls」。これまた開会式にも登場した「エミリー・サンデー/Emeli Sande」。さらに、「ファットボーイ・スリム/Fatboy Slim」など私が名前を知らないその他のパフォーマーを含めて大盛り上がりのロック・ショーが見る者を圧倒した。

そして終焉、大トリには、大御所ロックバンド、「ザ・フー/The Who」が登場、圧巻のパフォーマンスを繰り広げたのである。私はひそかに、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」あるいは、「ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones」が登場するのではと期待していたのだが、もはやここまでであった。しかし、オリンピックの閉会式としては、私にとって最近まれにみる大満足の閉会式であったことには間違いない。

オリンピック旗がリオ・デ・ジャネイロ市長に引き渡された後のパフォーマンスは、サンバ一色。かって、このブログでも取り上げた、「マリーザ・モンチ/Marisa de Azevedo Monte」(拙ブログ「失われた空間 ~映画「ミステリー・オブ・サンバ」を観て~」参照)などが登場し、まさに「ロックの国」から「サンバの国」へ、「ビートルズの国」から「A.C.ジョビンの国」へバトンが手渡されたのであった。

2006年にブログをはじめて、2008年北京、2012年ロンドンとブログを書いてきたが、2016年リオ・デ・ジャネイロの時もまだブログを綴っているのだろうか? いささか自信はないが  ・・・。しかし、ジョビン、パウエル、ジルベルト、モラエス、ボンファ、レジーナ、レオン、メンデス、イリアーヌ、カエターノ ・・・・の国、憧れのブラジルの大地と音楽のパフォーマンスもしっかりと観ねばなるまい。そして、2020年は東京?生きているかどうかも分からないが、これ以上東京だけが突出してどうするのだ。それより先にやることがあるだろう。仙台や広島で開催するならいざしらず、これはもう必要ないと思う。  

さて、音楽は一足お先に「リオ・デ・ジャネイロ」へ ・・・。「ジョー・サンプル/Joe Sample」と「ランディ・クロフォード/Randy Crawford」で「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー/Rio de Janeiro Blue」。

フィーリング・グッド

ジョー・サンプル&ランディ・クロフォード / ビデオアーツ・ミュージック



「Randy Crawford & Joe Sample - Rio de Janeiro Blue」  スペインで行われた「Festival de Jazz de Vitoria-Gasteiz 2010」のライブ映像から。

          
by knakano0311 | 2012-08-13 17:50 | 音楽的生活 | Comments(0)
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