大屋地爵士のJAZZYな生活

Night and The City

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前回、都市の夜景の美しさと、そこから想起される「ジェリー・マリガン/Gerry Mulligan」のアルバム、「ナイト・ライツ/night lights」を紹介した。もう一つ想起されるアルバムは、当代きってのデュオの巨匠、ベースの「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、これまたピアノの御大、「ケニー・バロン/Kenny Barron」と組んだデュオの名盤、「ナイト・イン・ザ・シティ/Night And The City」(1996年)である。かって、私も一度だけ訪れたことがあるブロードウェイ近くのジャズ・クラブ「イリジウム/Iridium」でのライブ盤である。クラブで録音された音を聴いているとは気づかないかもしれないほどの静かな緊張感。聴いているだけでマンハッタンの夜景が目の前に現れてくるようである。

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そして、そこで暮らす人間の営みに想いが自然と馳せるようなすばらしい演奏である。ニューヨークへの二人の想いが溢れ、とにかくバロンの宝石のようなピアノのタッチには魅了される。ベースとピアノ。この最小限の編成のユニットから紡ぎ出される音には、不必要な音やフレーズは一つもない。夜ふけに静かに耳を傾け、静かな緊張感と都市がもつ哀愁に浸るには最高の一枚であると思う。このアルバムの「The City」とは、「New York」であるが、私の場合はもちろん「Kobe」である。

Night & The City

Charlie Haden / Polygram Records



アルバム冒頭の「Twilight Song」。この曲の出だしを聴いただけで、アルバム全体のストーリーやクオリティが予感できる。作曲は「ケニー・バロン」。16年前の今日、「イリジウム」で演奏された。

「Twilight Song - Charlie Haden & Kenny Barron」  Charlie Haden (b) Kenny Barron (pf)   Recorded live at The Iridium, N.Y.C, September 20-22, 1996

          
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by knakano0311 | 2012-09-21 09:50 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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