大屋地爵士のJAZZYな生活

色づき始めました

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木の実の採集も兼ねて、川西と宝塚の境の雲雀ヶ丘近く、清和源氏ゆかりの寺、「万願寺」付近の山を散策した。ここは秘密?の採集スポット。お目当ての木の実は、クヌギのどんぐり、松ぼっくり、そしてヤシャブシ(夜叉五倍子)の実である。特にヤシャブシはふんだんに採集できる場所。

「ヤシャブシ」は、カバノキ科の落葉高木で、日本固有種、西日本に多く自生する。近年、花の花粉が花粉症などのアレルゲンとなることが知られるようになったので、全部伐採してしまうなんて話が持ち上がっていたようだが、この辺の山には、ヤシャブシが一面に自生している。その面積を考えると、なかなかそこまではいかないようだ。しばらくは、この採集スポットも安泰のようである。

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我が家の近辺は紅葉の気配はまだないが、この辺りは、そう標高も高くないのに、寒暖の差が激しいのか、櫻、クヌギがもう色づき始めていた。北摂の山が紅葉一色になる日ももう近い。櫻の季節と並んで、この地域に住んで本当に良かったと思えるほどの、色鮮やかな紅葉がこの地域を染め上げるのである。

さあ、秋の宵を染め上げる今宵のピアノは誰を選びましょうか。むかしむかし、ジャズ・ピアノを好きになるきっかけを作ってくれたピアニストを選んでみた。残念ながら、エヴァンスではありません。私がエヴァンスを聴くのはずっとずっと後のこと。「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」です。あの「プレイ・バッハ/Play Bach」を発表したのは1959年。もう50年以上も前のことなのです。「バッハ」の名曲をピアノ・トリオでのジャズ・アレンジで聴かせ、バロック旋律をモチーフにして鮮烈なモダン・ジャズを創り上げ、そのメロディアスな新鮮さ、躍動感は、世界的なセンセーションを巻き起こしたものです。いわゆる、ビ・バップ、ハード・バップでジャズに入り込んでいた大学生の私は、ジャズ喫茶ではない別の店で教えられて衝撃を覚えたことを憶えています。

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「ジャック・ルーシェ」は、1934年にフランス西部のアンジェで生まれ、15歳で「パリ音楽院」に入学したが、中退。その後、ジャズに魅せられ、「ジャクリーヌ・フランソワ/Jacqueline Francois」や「シャルル・アズナヴール/Charles Aznavour」等の伴奏を務める。その後、バッハ作品をジャズの表現の中に生かそうと、1959 年に初の「プレイ・バッハ」発表、大成功を収める。たしか第1集から第6集まで出されたが、1974年に病に倒れ、以後10年間はトリオの演奏活動を休止した。しかし、バッハ生誕300周年を翌年に控えた1984年、デジタル録音版の「デジタル・プレイ・バッハ」で見事にジャズのバッハ弾きのトップ・アーティストとしてカムバックした。初期の「Play Bach」に比べ、より流麗で、JAZZYに洗練されたアルバムになっている。まさに「バッハ弾き」の真骨頂が味わえる。

デジタル・プレイ・バッハ

ジャック・ルーシェ / キングレコード



「AIR ON THE G STRING(G線上のアリア) - Jacques Loussier」

          

「ジャック・ルーシェ」は「バッハ」だけではなく、「モーツアルト」、「ヘンデル」などの曲も手掛けるほか、「ドビッシー」、「エリック・サティ」、「ラヴェル」らの作品にも意欲的に取り組んでいる。その中で、ソロで「ショパン」のノクターン全曲21番に挑戦した「インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ」も特筆もの。甘く華麗だがJAZZの基本を損ねることはない。これも秋の宵にオススメの一枚。

インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ
ジャック・ルーシェ / / ユニバーサルクラシック
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「Chopin/Nocturnes op.9,1~3-Jacques Loussier」

          
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by knakano0311 | 2012-10-18 00:07 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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