大屋地爵士のJAZZYな生活

猪名川界隈を散策する

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車の6ケ月点検と部品交換。この車も乗りはじめてから5年9ケ月、走行距離は9万㎞に届こうとしている。定年後の我々夫婦の足となり、色々なところへ連れて行ってくれた。ちゃんとメンテをしているため、至極快調、いまだに飽きが来ない。そして天気は上々。いつものように車を預けている間に、猪名川周辺の散歩をする。この河畔は安全柵などと無粋なことはしていないので、川べりまで下りてゆっくり散策できる。  

この川を横断する阪神高速に架かる「ビッグ・ハープ」と名づけられた 吊り橋のワイヤが、なにかオブジェのようで美しい。川面のきらめきや水音を楽しみながら、すこし川沿いに歩いてから、猪名川から引いた疏水沿いを小戸神社(おおべじんじゃ)へと向かう。

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昔からの屋敷が立ち並ぶ住宅街の狭い道を行くと小さな森に囲まれた小戸神社の前に出る。小戸神社、兵庫県川西市小戸、旧摂津国河辺郡に鎮座する式内社。祭神は、「大山津見尊(おおやまつみのみこと)」、「素盞嗚命(すさのおのみこと)」、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」の三神。社の創建年代・由緒など詳細不明であるが、延喜式内社であるからには、その創建が10世紀以前であるのは確かだという。

境内には、根回り約12メートル、樹高約30メートル、推定樹齢500年の兵庫県指定天然記念物の「大楠(おおくすのき)」が、でんと聳えている。このご神木、その存在感たるや、大変なもので、枝ぶりの見事さにしばし見惚れる。

一休みしてから、駅前再開発や、鉄道の高架化、道路の拡張から取り残され、ビルやマンションの谷間にまだ取り壊されずに残っている古い建物が軒を連ねる路地を駅方面に向かう。昔ながらの八百屋や何屋さんかわからない店などもぽつぽつと残っており、のぞいたり、ひやかしながら歩く。これが街歩きの楽しさでもある。

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さて、こんな気持ちのいい散歩を楽しんだ秋の夜長に聴きたいピアノ。今宵はイタリアの美メロ巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」の「Racconti Mediterranei/地中海物語」を選んでみました。いままでに何回も取り上げているので、飽きたといわれるかも知りませんが、やはり私の感性に合うのか、春だけでなく、月が美しい秋の宵になると、どうしてもこのCDに手が伸びてしまいます。

ピアノとダブルベース、「マーク・ジョンソン/Marc Johnson」と、クラリネット、「ガブリエル・ミラバッシ/Gabriele Mirabassi」という少し変わった編成による、エンリコのオリジナル曲のアルバム。「ミラバッシ」は、クラシックもジャズも音楽学校で学んだというクラリネットの名手。アルバムタイトルの「Racconti Mediterranei (地中海物語)」どおり、穏やかな春の地中海をほうふつとさせる美しいメロディと演奏が淡々と続いてゆく。通常のピアノトリオとは少し違って、クラリネットが明るい日差しと穏やかな海を感じさせる。

「マーク・ジョンソン」は、かってエヴァンス・トリオの最後のベーシストであり、先日新譜を紹介したばかりの「イリアーヌ」の旦那でもある。

Racconti Mediterranei

Enrico Pieranunzi / Egea



「Un' Alba Dipinta Sui Muri」(壁に描かれた夜明け?)は、切ないほど美しい。私の臨終時に流れていてほしいと思う「我がラストソング」の有力候補である。 (参照拙ブログ 「もしもピアノが弾けたなら(20)~彼岸のBGMは・・・~」) 春と言わず、秋の夜長に聴くもいい。さっ、再録しておきましょう。

リクエストにより、埋め込みができませんので、クリックしてください。

「Enrico Pieranunzi, Gabriele Mirabassi, Mark Johnson - Un' Alba Dipinta Sui Muri」
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by knakano0311 | 2012-10-25 16:14 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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