そして歩きながらも、こんな歌が浮かんでくる。「Here Comes The Sun (ほら、太陽が・・・)」。「ビートルズ/Beatles」の歌である。「ビートルズ」が1969年にリリースしたアルバム「アビー・ロード/Abbey Road」に収録。作者は「ジョージ・ハリソン/George Harrison」。マッカートニーやレノンの陰になりがちであるが、「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス/While My Guitar Gently Weeps」や「サムシング/Something」と並ぶ、彼の傑作ナンバーである。
「ビートルズ」が来日したのが1966年、大学2年生の時であるから、私はリアルタイムで聴いていた世代である。若いころは、「アビー・ロード」収録曲の中であげるなら、ロック色の強い「カム・トゥゲザー/Come Together」のような曲や、バラード系の「サムシング/Something」などに魅かれていたが、歳を経ると共に、「Here Comes The Sun」や、かって「60歳過ぎたら聴きたい歌」でも取り上げた、「When I'm 64」(「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(1967)」収録)のようなフォーク系というか、ほのぼの系というか、そんな曲が好きになっていった。だから今時点で、「ビートルズで一番好きな曲は?」と問われれば、答は「Here Comes The Sun」である。
「♪ Here comes the sun (du dn du du) ほら 太陽が
Here comes the sun 太陽が顔を出すよ
And I say だから
It's alright もう大丈夫だよ
Little darling リトル・ダーリン
It's been a long cold lonely winter 長くて冷たい孤独な冬だったね
Little darling リトル・ダーリン
It seems like years since its been here もう何年もたったような気がするけど
Here comes the sun ほら 太陽が
Here comes the sun 太陽が顔を出すよ
And I say だから
It's alright もう大丈夫だよ