大屋地爵士のJAZZYな生活

春節祭の名残り

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ぱらつく小雪。六甲山山頂には雪雲が覆いかぶさり、中腹までうっすらと雪化粧している。そんな景色を見ながら、阪神高速、名神高速を乗り継いで神戸へと ・・・。

1ケ月ぶりの神戸。南京町。「春節祭」は先週で終わってしまったが、この町には、紅い提灯や新年を祝うディスプレイなどに、まだその名残が残っていた。老舗の豚まん屋「老祥記」のまえには、相変わらずの長い列が ・・・。そして、修学旅行と思しき学生の団体が多く行き交っている。

いつものように、ご贔屓のアジアン・ダイニングでの昼食。そして、栄町・乙仲通り。西洋雑貨屋でのちょっとした買い物。そして、いつもの中古CDショップと一巡りして、締めはカフェでの「ぜんざい」。今年も始まったいつもの神戸街歩き。

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さて、「お久しぶりピアノトリオ」。今宵はヨーロッパを離れて、アメリカへ。「デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ/David Hazeltine Trio」。アメリカ生まれのアメリカ育ち。しかし、バリバリのアメリカン・ピアノという訳ではなく、圧倒的なスウィング感をベースに、不思議にもどことなくヨーロッパ的というか、そんな雰囲気も漂っていると感じてしまう。

1958年生まれというから、54歳。13歳の時からプロのピアニストとして活動を始めたというから、かなりの早熟。カレッジに入るまでは音楽に対してそう深く考えたことはなかったと言うが、共演した「チェットベイカー/Chet Baker」に背中を押され、ニューヨークで本格的にジャズの道を志す。もっとも影響を受けたのは、「チャリー・パーカー/Charlie Parker」だという。演奏活動の傍ら、現在は「バークリー音楽院」でジャズを教えているという。

ヴィーナス・レコードから何枚かリリースされているが、「ワルツ・フォー・デビー」(1999年)、「不思議の国のアリス」(2004年)、「クレオパトラの夢」(2006年)の3部作がご贔屓。エヴァンスへのオマージュ、スタンダード集、パウエルへのオマージュ集である。ジャズ・ピアニストに対し、あまり意味があるとは思えないが、私も含めて、よくエヴァンス派、パウエル派などとカテゴライズしがちであるが、3部作を通して聴けば、その両方に共通した面も、それらを超える独自の境地も窺える。そこに3部作の意味もあろう。と言っても決して尖ったところや小難しいところがあるわけではなく、素直に「いいね」とうなずけるリリカルな演奏である。この辺がヴィーナス・レコードの巧みさ、単なるエロ・ジャケのレーベルではないことを、見事に証明している。

ワルツ・フォー・デビー

デビッド・ヘイゼルタイン・トリオ / ヴィーナス・レコード



不思議の国のアリス

デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ / ヴィーナス・レコード



クレオパトラの夢

デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ / ヴィーナス・レコード



「不思議の国のアリス」から、「ビクター・ヤング/Victor Young」のスタンダード、「Beautiful Love(美しき人)」。

「David Hazeltine Trio - Beautiful Love」

          
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by knakano0311 | 2013-02-20 10:16 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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