大屋地爵士のJAZZYな生活

早春の棚田にて

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私にとって、季節の定点観測となっている場所、能勢町、「長谷(ながたに)の棚田」を今年初めて訪れる。麓の田んぼの一部では、耕運機やトラクタによる土起こしも行われていて、今年の米作りのための準備が始まったようである。訪れたちょうどその日は、黄砂が日本列島上空に流れ着いたようで、いまいち視界がクリアでない。いつもははっきりしている山もかすんで見える。

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黄砂は自然現象だから、仕方がないにせよ、PM2.5は排気ガスが原因という。それならば、これはコントロールできるのである。四千年の歴史のある国、いまや世界第2の経済大国と言いながら、どうも尊敬する気にはならない困った隣国である。2007年を最後に、その後中国を訪れてはいないが、それ以前は何度となく訪れた北京、その当時から北京空港に降り立つと、ディーゼル排気ガスの臭いが鼻をついた。秋以外、北京の空はいつもどんよりと曇ってひどくかすんでいる。判断がつかないので、「今日は曇りか晴れか?」と聞くと、「今日はいい天気、晴れだ」と答が返ってくる。びっくりしたものだ ・・・。

北京市の周辺には、いくつも火力発電所があるが、燃料は、中国ではどこもそうであるが、ほとんどが石炭。冬場は、発生する蒸気を市内にパイプを張り巡らし、暖房にも使っているので、冬の方が大気汚染がひどいように感じた。そして、質の悪いガソリン、脱硫システムなどの設備がついていない工場の排煙設備が、それにいっそう拍車をかける。

出張滞在中もウォーキングをできる限り続けていたが、2007年頃ですら大気の状態をみると、とても外に出る気にはなれず、いつもホテル内のジムのマシンで、せっせと汗を流していたのである。TVの最近の映像を見ると、私が訪れていた時よりも、事態はかなり深刻なようである。技術の面で日本はかなりお手伝いはできるのと思うのだが、あんな喧嘩腰の態度ではそれも ・・・。

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さて、棚田の帰りには、糸寒天を天日乾燥をしている畑を通ってみる。この地域、寒暖の差が激しく、寒天づくりには適した場所で、昔は大変盛んだったらしい。しかし、今は一軒の業者が、京都の老舗の和菓子屋を顧客として、細々と続けているという。私もここで分けてもらうのだが、そんな天日干しの行われている寒天干しの畑をみると、「PM2.5は大丈夫かいな?」などと、つい思ってしまった。

さて、PM2.5のため、春の風物詩とは間違っても言えなくなってしまった「黄砂」であるが、今宵のピアノは「春」に因んだ曲を。「バロック・ジャズ」ならぬ「ロココ・ジャズ」なるジャンル?で一躍有名になった「オイゲン・キケロ/Eugen Cicero」のアルバム、「春の歌/Spring Song」。 クラシックのジャズ化アルバムである。日本盤のジャケットは「マリー・ローランサン/Marie Laurencin」の絵。一時、黄砂やPM2.5なんぞ忘れてピアノの音色に耳を傾ける。

春の歌 (紙ジャケット仕様)

オイゲン・キケロ / BMG JAPAN



タイトル曲、「メンデルスゾーン」の「春の歌」。

「Spring Song In A, Op. 62, No. 6  - Eugen Cicero」

          
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by knakano0311 | 2013-03-13 10:21 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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