大屋地爵士のJAZZYな生活

花冷え、櫻、十割蕎麦 ・・・

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花冷え。少し早いかなと思ったが、丹波篠山まで花見と蕎麦喰いに出かけようと思い立つ。いつものように往きは国道173号線を北上。猪名川水系でもある173号線沿いの山には、「エドヒガン」と思われる櫻が満開、まるでパッチワーク。山肌に淡いピンクのドット模様が浮き出ている。

峠を超えると、そこは丹波篠山。まずは「細工所(さいくしょ)」という変わった地名にある堤沿いに、1㎞以上はあろうと思われるが、延々と続く櫻並木を訪れる。しかし、まだ咲き始め。住んでいる川西あたりとは、気温が大分違うのであろう、まだ見ごろとは程遠く、1週間ぐらい早いようだった。

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さて、その後は篠山市街に向かい、まずは昼食。お目当てはやはり蕎麦である。篠山近辺にはいくつかの美味い蕎麦屋があるが、この日は初めて訪れる蕎麦屋、「丹波そば切り 花格子」。妻入り造りの商家群、それに丹波古陶館や能楽資料館が立ち並ぶ河原町にある比較的しい蕎麦屋である。私は初めての店では、蕎麦の味がよくわかる「盛り」か「ざる」を注文することに決めている。手打ちで、つなぎなしの十割そばの「もり」を頼む。ついでに、この地域の名物「鯖鮨(さばずし)」も。蕎麦は十割ながらも、しっかり打たれていて、ボソボソせずに歯ごたえもよく、美味い。6~7テーブルくらいのこじんまりとした店。「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」が流れていた。蕎麦湯を飲んで、「花冷え」で冷えた体がすっかり暖まり、満足して店を後にした。 

そして本命は、篠山城の櫻。五分咲き程度。それでも十分に櫻を楽しめる。城の周りをぐるっと回ってみる。やはり、瓦の大屋根、石垣、堀には櫻がよく似合う。櫻を見て、心華やいだのか、篠山名産「丹波栗」や黒豆菓子のほか、藍染の紬のシャツを買った。セータを脱いでジーンズにあわせ、軽やかに街歩きに出かけようと思うのです。

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さて、お久しぶりピアニストは、「テッド・ローゼンタール/Ted Rosenthal」。1959年11月、ニューヨーク・ロングアイランド生まれ。1988年にNYCで開催された「国際セロニアス・モンク・ピアノ・コンテスト」で優勝し、その後続けざまにリーダー・アルバムをリリースしたことで、国際的に高い評価を得る。その後、あの「ヘレン・メリル/Helen Merrill」の専属ピアニストとして、彼女と共にたびたび来日し、音の美しさと立ち昇るロマンティシズムで日本のファンを魅了した。わたしも、 2008年9月、「ニューヨークのため息~ヘレン・メリルのラスト・コンサート」で、そのピアノを聴き、魅了された一人である。  

「ヘレン・メリル」、この時御年79歳。テッドがステージでヘレンにものすごく優しく気を使っていたのが客席まで伝わってくるほど印象的であった。(参照拙ブログ「最後のため息 ~ ヘレン・メリル ラスト・コンサート~」) その「テッド・ローゼンタール」が、ヘレンの十八番をピアノ・トリオで演奏した想い溢れるトリビュート・アルバムは、そのタイトルもズバリ「マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル~」。ヘレンへの想いがピアノの音色にあふれている。ベースは、現在活躍するジャズベーシストの中では最高峰の一人、チェコ出身の「ジョージ・ムラーツ/George Mraz」。ドラムスは、かってマイルスを支えたことで知られている、「アル・フォスター/Al Foster」。いずれも職人芸を持つベテランがサポートしている。

マイ・ファニー・バレンタイン~トリビュート・トゥ・ヘレン・メリル

テッド・ローゼンタール・トリオ / ヴィーナス・レコード



「テッド・ローゼンタール」、現在は宝塚市出身のベーシスト、「植田典子」とドラムス、「クインシー・デイビス/Quincy Davis」による自身のリーダー・トリオでキャリアの全盛期を迎えつつある。そんな「テッド・ローゼンタール」の特質が良く現れたアルバムが「ソー・イン・ラヴ」(2010)である。テッドのクラシカルでロマンあふれるピアノも素晴らしいが、女性ベーシスト、植田のベースは一聴に価する。(注;下記2アルバムは同一のものである)

ソー・イン・ラヴ

テッド・ローゼンタール / バウンディ



Out of This World

Ted Rosenthal / Pid



その中から、「Out Of This World」を ・・・。

「Ted Rosenthal Trio - Out Of This World」
 
          
 
 
 
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by knakano0311 | 2013-04-05 10:57 | おやじの遠足・街歩き | Trackback | Comments(0)
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