人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大屋地爵士のJAZZYな生活

異人館の櫻

異人館の櫻_b0102572_17181786.jpg

明日は30何回目かの結婚記念日。私が現役時代は忙しさのためか、お互いに忘れがちだったのに、定年退職してからは、きっちりと覚えている様だ。とはいえ、明日は土曜日で、花散らしの嵐がまた来るという天気予報。しかし神戸・北野の異人館あたりは、櫻が満開だという。それならば、雲一つない平日の今日にと、神戸へと車を走らせる。頻繁に神戸には出かけるが、この辺りは観光客で一杯なので、めったに行かない。本当に久しぶりの北野町である。

「トアロード」を登ったところにあるパーキングに車を預け、結構狭くて急な坂道を、「北野町広場」の方にあてずっぽうに歩き出す。一般の民家やアパートでもこの界隈は、素敵でおしゃれな家が立ち並んでいる、。 「こんなところに住んだら毎日の買い物が大変」と悔し紛れを二人して言いながら、ぱっと視界が広がったと思ったら、そこは「風見鶏の館」の前、「北野町広場」であった。春爛漫、桜満開の観光シーズン。やはり多くの観光客がいる。その中でも中国語が目立って聴こえてくる。異人館と櫻。いや、いい景色である。

近辺には、いくつかの有名な異人館が立ち並んでいるが、結構入場料がバカにならないので、それらは横目で見て、一つだけ入ってみようと、前にも訪れたことがあるが、外観が美しく、眺望が抜群の「うろこの家」と向かう。
 
異人館の櫻_b0102572_17413220.jpg

異人館の櫻_b0102572_124518.jpg

異人館の櫻_b0102572_17414864.jpg

異人館の櫻_b0102572_1743748.jpg


「うろこの家」。旧ハリア邸。もともと外国人向け高級借家として建てられたが、明治後期にこの地区に移築されたという。壁面を覆う天然石スレートが「うろこ」のように美しく、この名で呼ばれるようになったが、「ガレ」や「ティファニー」のインテリアも素敵で、もちろん眺望も抜群。さすが一番人気の洋館だけのことはある。もちろん、先日篠山で買った藍染のシャツを着て、軽快に出かけたことは言うまでもありません。

異人館の櫻_b0102572_1044982.jpg

櫻の余韻の残るこの1週間。今宵はユニット、「アイレ・アンド・エンジェルズ/Aire & Angels」でも聴いてみましょうか。北欧ノルウェイのボーカルの「シーリ・ヤーレ/Siri Gjaere」とピアノの「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」のデュオである。「トルド・グスタフセン」への私のファンぶりは何回もこのブログに書いたとおりである。ロックシンガー、「シーリ・ヤーレ」とデュオを組んでいることは読者から教えていただいた。デュオとして2枚目のアルバムは、「アイレ・アンド・エンジェルズII」(2002年)。
   
このアルバムを貫いている基調は「静謐」。ロックシンガーとはちょっと信じがたい摩訶不思議な静けさと儚さと切なさを感じるかすれたシーリのボーカルと、ずっと私がはまってきたグスタフセン独特の「間の静けさ」が、ぴったりとマッチする。

アイレ・アンド・エンジェルズII

トルド・グスタフセン シーリー・ヤーレ / Nature Bliss



その中から2曲ほど聴いてみましょうか ・・・。

「Siri Gjaere and Tord Gustavsen - Almost Like Missing You」

          
 
「Siri Gjaere and Tord Gustavsen - The Treasure」

          




 
by knakano0311 | 2013-04-06 12:01 | おやじの遠足・街歩き | Comments(2)
Commented by JAZZ好き団塊オヤジ at 2013-04-06 15:50 x
”爵士さん” 30何回目・・の結婚記念日ですか・・・
おめでとうございます・・。 
現役時代はお互いが忘れがちだったとのこと・・そんなことはないと思います・・ 奥様はちゃんと覚えておられたと思いますよ・・笑
仕事中心の男性は結婚記念日はさほど重要な日に思っていない傾向があるようで、小生も大いに反省すべきと・・この歳になって思っています・・笑
JAZZがよく似合う神戸は素敵なところですね・・。 ではでは・・。
Commented by knakano0311 at 2013-04-06 17:55
JAZZ好き団塊オヤジさん   いつもブログ拝見しています。定年になってやっと女房孝行といったところですかね ・・・。
<< あっという間の1年だった 花冷え、櫻、十割蕎麦 ・・・ >>