大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(31 ) ~ご近所は薔薇の季節~

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薔薇の季節である。薔薇の名前はほとんど知らないが、ご近所の庭先やウォーキングに道筋にいくつも咲いている。薔薇は手入れが大変であると聞いているが、やはり華麗、愛好家が多いのであろう。

黄モッコウは、秋篠宮家・眞子内親王のお印であるという「モッコウバラ(木香薔薇)」、中国原産で、宝永年間(1704年~1710年)に渡来したという、「ナニワイバラ(浪花茨 、難波茨)」など ・・・。「つるバラ」の系統が多いようである。しばらくの間は、ウォーキング途中の目を和ませてくれるに違いない。

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さて、今宵のピアノ。ある読者さんに教えた頂いたポーランドの鬼才、「レシェク・モジュジェル/Leszek Mozdzer」のデュオ。ソロ・アルバム、「コメダ/Komeda」に続いては、やはりその読者さんおすすめの、スウェーデンの有名なベーシスト、「ラーシュ・ダニエルソン/Lars Danielsson」と組んだアルバム、「パソドブレ/Pasodoble」(2007)。

「レシェク・モジュジェル/Leszek Mozdzer」。あの「アナ・マリア・ヨペク/Anna Maria Jopek」のアルバムでピアノを弾いていた男。「Bosa」、「Barefoot」、「Nienasycenie」、「Upojenie」、「Farat」、「Secret」、「ID」とちょっと確認しただけでこんなアルバムのピアノを弾いていた。何としたことでしょう、その読者さんに示唆されるまで気が付きませんでした。やはり縁があったんでしょう。

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いやあ、「Pasodoble」、聴いて驚きました。一音一音が端正でクリア、フォルテからピアニッシモまで自在に繰り出される「モジュジェル」のピアノにまず心を奪われる。そして、これまたクリアで暖かい音を響かせる「ダニエルソン」のベースあるいはチェロとの絡み。緩急自在に、時には優しく、激しく ・・・。「レシェク・モジュジェル」は、1971年ポーランド生まれ、一方、「ラーシュ・ダニエルソン」は、1958年スウェーデン生まれ。そんな年の差や、国の違いなど一切感じさせない音楽の世界。「目くるめく音楽世界」というのはこんなことを言うのであろう。

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「パソドブレ/Pasodoble」は、スペイン語で、闘牛とフラメンコをイメージしたダンスを呼ぶ言葉の他に、「二重歩、double step」の意味があるという。まさに「Pasodoble」である。ピアノとベースのデュオの傑作に新たな一枚が加わったと言えよう。

1708年に、イタリアでピアノが発明されて300余年。鍵盤と連動したハンマーで弦を叩くという画期的なメカニズムにより、タッチによる音の強弱、指の動きの速さへの追従性が驚異的に改善され、この楽器は「ピアノ・フォルテ」などと呼ばれるようになり、それ以降の音楽に革命的とも言える変化をもたらした。「レシェク・モジュジェル」のピアノを聴くと、なぜこの楽器が「ピアノ・フォルテ」と呼ばれたか実感できる。

Pasodoble (Dig)

Lars Danielsson & Leszek Mozdzer / Act Music + Vision



「Lars Danielsson & Leszek Mozdz -Reminder (Pasodoble)」
 
          

「Lars Danielsson & Leszek Mozdzer - Pasodoble」
 
          
 
 
 
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by knakano0311 | 2013-05-13 09:38 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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