大屋地爵士のJAZZYな生活

ウリハダカエデとエドヒガン、そして蜂 ・・・

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去年挿し木をした「ウリハダカエデ(瓜膚楓)」の小さな苗を少し大きな鉢に植え替えた。森の手入れをしている仲間で相談して、いつも遊ばせてもらっている里山公園の尾根筋の道筋に、少しでも花木を増やそうと始めたことである。昨年、山から採集した小枝を皆で挿し木をしたが、私のところは、同時に挿木をした「モチツツジ(黐躑躅)」は残念ながら根付かなかったが、「ウリハダカエデ」はどうやら根付いたようである。

「ウリハダカエデ」。樹高は8-10m、まれに20mに達するものもあるという。樹皮は暗い青緑色の模様があり、この模様の色が、「マクワウリ(真桑瓜)」の未熟な実の色に似ていることから「ウリハダカエデ」の名があるという。花期は5月で、長さ5-10cmの総状花序を有花枝の先端から下垂させる。花序には褐色の縮毛があり、10-20個の花をつける。(Wikipediaより)

育てて山に返せば、きっといつかはこんな花が咲くのであると期待 ・・・。(写真はNETより拝借)

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そして「エドヒガン(江戸彼岸)」櫻。2011年の6月に採取した実から育て、2012年に発芽した苗は、ひと冬を越し、ここまで成長した。(拙ブログ「エドヒガン芽吹く」など参照) この苗も、山に返す日が来るまで順調に成長してほしいと祈る。

そして今年もまた山で「エドヒガン」の実を採取してきた。前回は直播きの種が全滅し、発芽は見事に失敗したので、今回は再挑戦、トレイに播種して育ててみることにした。採取してきた櫻の実の果肉を水で洗いながら、丁寧に取り除き、水に沈む種だけを選ぶ。これも山で採取し、石や礫を取り除いて篩(ふるい)にかけた赤土に、赤玉土を混ぜ、そこに種を播く。上から枯葉を含む腐葉土をかけ、適度に湿らせ日陰に置いておく。こんなことをしたのだが、さあ、来年の春に発芽するかどうか?

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「エドヒガン」は、独学で、植物分類学の頂点を極めた「牧野富太郎」博士が名付け親だという。知らなかったのだが、関東では、「アズマヒガン(東彼岸)」、「ウバヒガン(姥彼岸)」などと呼ぶらしい。「葉(歯)」がないのに花が咲くからだという。それはさておき、「エドヒガン」の若木と言い「台場クヌギ」の新芽と言い、この山に住む鹿による食害がひどくなっている。駆除するためには、相当面倒な手続きとお金がかかる。このままではクヌギの再生どころか新芽は全滅しかねない。農家などでは電気柵が農作物の保護に効果あるので用いられているが、ここは一般の人が遊びにくる公園なのでそれも難しい。とうとう仕方なしに、ネットで囲うことにした。ほかの地域の公園や里山でも同じことが大きな問題になっている。同じ自然保護という大きな活動のカテゴリーの中で、野生動物保護と植物保護のバランスをとるのが、もう限界にきているようだ。  

さて、行きつけのTSUTAYAへ行ったら、JAZZの棚に珍しく「トニー・ベネット/Tony Bennett」のアルバムが置いてある。余り多くはない現役の男性歌手の中で、私の好きな歌手の一人である。ここのTSUTAYA、珍しくかってはJAZZの新作も含めた品ぞろえが充実していたが、最近はイージー・リスニングか、入門編コンピなどで、もっぱらDVD、ほとんどCDを借りることはなかったが、久しぶりに借りる事となった。

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「トニー・ベネット」、1926年8月生まれ。イタリア系アメリカ人で、その朗々たるダイナミックな歌いぶりで、現在のアメリカにおいて最高の男性ヴォーカリスト、エンターテイナーと称される存在である。1950年にデビュー、1950年代から1960年代にかけて「ビコーズ・オブ・ユー」、「コールド・コールド・ハート」、「霧のサンフランシスコ/I Left My Heart in San Francisco」などの世界的な大ヒットで不動の人気を築いた。また彼は、グラミー賞の常連的存在であり、2012年2月の第54回グラミー賞の授賞式で、「ノラ・ジョーンズ/」、「レディ・ガガ/」、「マライア・キャリー/」、そして「エイミー・ワインハウス/」らと共演したアルバム、「Duets II」は、なんと通算18回となるグラミー3部門受賞し、これは史上最高齢(85歳)での受賞。

そんな彼の歌手生活60年を集大成したベスト・アルバムが、「Tony Bennett-All Time Greatest Hits(トニー・ベネットのすべて)」(2011年)。「霧のサンフランシスコ」、「Strager In Paradaise」、「The Good Life」、「Fly Me To The Moon」、「Who Can I Turn To」、「ある愛の詩」 ・・・、全25曲すべてが懐かしい。「霧のサンフランシスコ」。初めて「トニー・ベネット」の名を知った曲。そして、サンフランシスコにあるSFジャイアンツのホームグランド「AT&Tパーク」で、初めてメジャー・リーグの試合を観た時、試合終了後の人影もまばらになった球場に、朗々と流れていたのは、この曲であった。

All Time Greatest Hits

Tony Bennett / Sony UK



そして、私が聴いてみたかったのは、ある本で知った曲、「A sleepin' bee(眠れる蜂)」。「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」と、「冷血」、「ティファニーで朝食を」で有名な作家、「トルーマン・カポーティ/Truman Capote」の手になる作品。

「♪ 恋をしているあなた。 それがかけがえのない恋なのかどうか、 心がふと揺れたとき、こたえを教えてくれる、ぴったりのおまじない。 /  蜂を一匹つかまえなさい。 もしもその蜂が刺さなければ、 あなたは魔法に護られています。 案じることはありません。 あなたはもう、とっておきの恋を 見つけたのですから。 / ・・・・・  ♪」
こんな素敵な訳詩をつけて、「トニー・ベネット」が歌う、この曲を紹介したのは、「村上春樹」氏の「村上ソングス」。(参照拙ブログ「読むJAZZ(12)~村上春樹の音楽観~」) そして、長年のパートナーである「ラルフ・シャロン/RalphSharon」のピアノだけをバックに朗々と歌い上げている、オリジナル・アルバムは、「Tony Sings for Two」(1960)。

村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー)

村上 春樹 / 中央公論新社



「Tony Bennett - A sleepin' bee」

          

遊びの山には、「スズメバチ」をはじめ、多くの蜂がいる。クヌギの樹液を吸いに来るからだ。夏から秋にかけてが活動期だが、蜂を捕まえておまじないに!!  そんな恐ろしいことは、ようしません ・・・。
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by knakano0311 | 2013-06-07 10:06 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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