大屋地爵士のJAZZYな生活

雨の日曜日に古きジャズを聴く

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(写真は朝日新聞より)

朝から雨である。朝起きてTVをつけたら、2020年の夏季オリンピック開催地が東京に決定したことで、湧いている。もちろん喜ばしいことには違いはないのであるが、天邪鬼である私はかねてから、「東京オリンピック招致」には懸念を持っていた。東京に決定した今もその懸念が拭いきれない。いや強くなったかもしれない。「オリンピック開催がすべてに優先し、福島、原発問題は忘れられる、いや隠される」、「東京1極集中がますます加速し、地方は今以上に疲弊する」、「これを機にと赤字の財政規模と無駄な公共投資が膨らみ、一部の人や一部の業界しか恩恵にあずかれない」。オリンピックに向かってスタートを切ったが、こんな懸念が現実にならないことを願うばかり。経済効果もそれはそれで大事であるが、そんなことは内向きの話である。「東京オリンピック」がアスリートを目指す、今の中学生、高校生だけでなく、次代の日本を担う全ての若者にとって、真にグローバルな国になるための、外に開かれた扉になってほしいものである。

朝から雨である。「スタジオ・ジブリ」の「宮崎駿」監督が引退するという。人や機械と自然との共生をテーマに共感し、殆どの作品をDVDで持っているくらい好きな監督でもあった。(参照拙ブログ「かすかな秋の訪れ」) 、「スタジオ・ジブリ」の名称は、リビアなどアフリカ北部にサハラ砂漠から吹く乾いた熱風を意味するイタリア語「ghibli」らしいが、これだけ長雨が続くと、あの今年の「熱風」が懐かしく思えて来るから、人間わがままなものである。「この世は生きるに値するんだ」という言葉が胸に刻まれた。

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朝から雨である。鬱陶しい雨の日の対処療法の一つは、「雨の曲を聴くこと ・・・」。今日も続けましょうか。雨に係わりのある曲やアルバム、今日は懐かし薫りのするジャズから ・・・。

最初は、フルート、サックス奏者の「フランク・ウェス/Frank Wess」のアルバム、「The Frank Wess Quartet」(1960)から「Rainy Afternoon」。この人にはほとんど馴染がないので調べてみたら、『1922年、米国カンザス・シティ生まれ。ジャズ・フルート、サックス奏者。1953年よりカウント・ベイシー楽団で活躍。ジャズ・フルートのパイオニア的存在として脚光を浴びる。その後もウディ・ハーマン楽団や秋吉敏子ビッグバンド、ディジー・ガレスピー楽団などに参加。名ソロイストとしての地位を確立する。』とある。(wikipediaなど)

リリースは、1960年とあるから、「東京オリンピック」のひとつ前、「ローマ・オリンピック」の年、私はまだジャズに目覚める前の中学生であった。ただ老兵はローマ、東京オリンピックの時代を懐かしんで、静かにジャズを聴くばかり ・・・。

Frank Wess Quartet

Frank Quartet Wess / Ojc



レトロでゆったりとしたマイナー・チューンのジャズの響き。雨の日曜日、こんなジャズを一日聴いて過ごすのもいいかもしれない。ピアノは「若き日の「トミー・フラナガン/Tommy Flanagan」。

「Frank Wess - Rainy Afternoon」

          
 
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さて、次はコンピ・アルバムで、タイトルもズバリ、「Jazz for a Rainy Afternoon」。いや、ジャケットがいいですね。このアルバムも、雨の午後に聴くにはぴったりの、ムーディーでブルーなマイナー調のしっとりとした曲を集め、古き60年代を感じさせるジャズ・アルバム。演奏は「チャールズ・ブラウン/Charles Brown」、「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones」など、よく知られたミュージシャンの演奏である。

どれもいいが、その中から選んだのは、「ヒューストン・パーソン&ロン・カーター/Houston Person & Ron Carter」、テナーとベースのデュオ、「Spring Can Really Hang You Up The Most」である。「ロン・カーター」はよく知っているが、「ヒューストン・パーソン」は知らないので、これまた調べてみた。

「ヒューストン・パーソン」。『1934年生まれ、アメリカのジャズ・サクソフォーン奏者で音楽プロデューサー。スウィングやハード・バップのジャンルで演奏しているが、特にソウル・ジャズにおいてすこぶる辣腕の演奏家として知られる。』とあった。

Jazz for a Rainy Afternoon

Various Artists / 32. Jazz Records



いやゆったりできますね。、「Spring Can Really Hang You Up The Most」。同じ「ヒューストン・パーソン」の演奏で、同じアルバムに収録されている「Talk Of The Town」もいい。

 
「Houston Person & Ron Carter - Spring Can Really Hang You Up The Most」
 
          
 
 

「Houston Person - Talk Of The Town」

          
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by knakano0311 | 2013-09-09 12:10 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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