大屋地爵士のJAZZYな生活

オルゴールでもジャズを ・・・

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手回しのオルゴールがある。1年ほど前、雑貨屋のバーゲン・セールで見つけて買ったものである。片側から穿孔された付属のテープを入れると、その孔の位置によって、特定の曲が奏でられる仕掛けとなっている。そしてテープはというと、2オクターブの五線紙状のものがテープの上に印刷されていて、音符のオタマジャクシの位置に、孔が開けられているのである。白紙の五線紙テープ、すなわち、楽譜さえ作れば、自由自在にすきな曲を奏でることができることに気付いたのである。しかも、幸いなことに、まだ穴の開けられていないテープが数本付属しているではないか。これはもう、「自分でもやってご覧・・・」という「お告げ」に他ならない。 

そうなると、もう私の好奇心は誰にも止められません。手持ちのスコア・ブックから、まず簡単なPOPSの曲を選んで、穿孔して、うまくいったらジャズのスタンダードにも挑戦してみようと思いたった。まあ、楽器というより再生機です。まっ、百歩譲ったとしても、インプロピゼーションができない、ほかの楽器とのアンサンブルができない、という決定的な機能の欠落があるので、「ジャズ」という冠をつけるのには、かなりの抵抗がありますが、さて、このジャズ・オルゴールの試みはうまくいったでしょうか?

さて、オルゴール。この古典的でレトロが楽器。いや、やはり楽器というより再生機です。安曇野、嵐山、霧ヶ峰、六甲山 ・・・、観光地やリゾートなどに行くとお目にかかるのが、このオルゴール・ミュージアム。多分、日本にはオルゴールの愛好家が多いんでしょうね。かくいう私も、愛好家ではないんですが、先ほどのものも含め、3台ほどあるのですから ・・・。

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さて、ちょっとレトロで心和むボーカルといえば、「ほっこりおばさん」(勝手に私がそう呼んでいるだけですが)こと、 オーストラリアを代表する歌姫、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」でしょうか。 

『ジャネット・サイデルは何を歌っても良いのである。外れというものがない。どんな曲を採り上げても彼女の歌にしてしまう。一声聴いただけで、ああジャネット・サイデルだとわかる。こんな歌手は久し振りである。私は、現在、最高の女性歌手だと思っている』 寺島靖国氏  
 

こんな惹句に乗せられて、サイデルを聴きだしたのが、2004、5年の頃であったろうか。(参照拙ブログ「我が心のミューズたち(1) ジャネット・サイデル」) 

「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」。オーストラリア出身のヴォーカリスト / ピアニスト。1980 年ごろからベース奏者の兄、「デイヴィド・サイデル/David Seidel」とシドニーの高級ホテルのラウンジを拠点に活動を始める。デイヴィドが主宰するレーベル、「ラ・ブラーヴァ/La Brava」から1992 年にファースト・アルバム「Little Jazz Bird」をリリースし、現在に至るまで、17枚のアルバムを発表している。「ベッドで煙草はよくないわ~ペギー・リーへ捧ぐ」が日本でのデビューCDとなる。

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レパートリーは実に広く、古いジャズからポップスまで、とにかく、どんな歌でも、とびきり楽しく、そして明るく唄ってしまう。彼女のスタイルは、カルテットなどの形をとることもあるが、自身の弾き語りによるピアノと、ギターの「チャック・モーガン/Chuck Morgan」と、実兄のベースのデ イヴィドとのドラムレス・トリオが基本。彼女がリスペクトする「ドリス・ デイ/Doris Day」、「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」、「ペギー・リー/Peggy Lee」などと同様リスペクトしている「ナット・キング・コール/Nat King Cole」と同じスタイルのトリオである。

その「ジャネット・サイデル」が、6年ぶりにニュー・アルバムを出した。「デイヴィド・サイデル」、「チャック・モーガン」との不動のトリオに加え、「& Friends」という形で、クラリネット、ドラム、パーカッションなどが加わる。タイトルは、「ある恋の物語~想いは遠く(原題;Far Away Place)」、あの名唱「マイアミ・ビーチ・ルンバ/Miami Beach Rumba」の軽やかなラテンの歌唱を期待させる。このほかにも、3曲ほどラテンの曲が収録されているが、アルバム全体を流れているコンセプトは、帯にもある通り、「過ぎ去った日々、忘れられない人、遥かな地、そして想い出のあの歌 ・・・」。

特筆すべきはモーガンのウクレレの冴え。前作、「マナクーラの月/Moon of Manakoora」でも評判になったが、今回も多くの曲で聴くことができる。ウクレレが、こんなにラテンやジャズに合うとは ・・・。そんな意味でも、パッケージのデザインと言い、「ある恋の物語」は「マナクーラの月」の続編のようだ。とりわけ、ウクレレとベースのみで歌われる「ニューヨークの秋」の歌唱は心にくいばかり。そして、和JAZZの代表曲でもある往年の名曲、「鈴懸の径」。ジャネット自身による英語詩ヴァージョンであるが、まさに、過ぎ去った日々、忘れられない人、遥かな地、そして想い出のあの歌。

ある恋の物語~想いは遠く

ジャネット・サイデル / MUZAK



「ある恋の物語」の収録曲は、新譜なのかまだYOUTUBEにはアップされていない。前作「マナクーラの月」から、2曲ほどあげておきましょうか。

マナクーラの月

ジャネット・サイデル / MUZAK


 
最初はタイトル曲「マナクーラの月」。季節外れの暑さが少し和らげば ・・・。

「Janet Seidel  ‐ Moon of Manakoora」

          

次は、「トワイライト・タイム」。この曲を始めて聴いたのは、たしか中学生か高校生のころ、「プラターズ/The Platters」の「トニー・ウィリアムス/Tony Williams」の歌唱だったと思う。

「Janet Seidel ‐ Twilight Time」
   

          
 
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by knakano0311 | 2013-10-10 13:09 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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