大屋地爵士のJAZZYな生活

峠の窓辺で

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時々訪れる丹波へと続く道の峠近くのカフェ、「喜遊」。ログハウスの窓の外には吊るし柿。なにか昔懐かしい景色である。子供の頃、信州の実家では、ご近所からもらった渋柿を剥いて、軒先に吊るしていた。それが、正月の鏡餅の飾りやら、子供のお菓子、今風に言えば「スウィーツ」になったのである。そして薪ストーブが燃える音、暖かい室内にかすかに流れるJAZZ。午後すこし遅めの時間だったためか、お客は私たち夫婦一組だけという贅沢。マテ茶とクッキーを頂く。この時だけは時が止まったよう ・・・。
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夜は頂きものの山の芋の「ムカゴ(零余子)」を塩茹でし、それを肴にしながら、焼酎を傾ける。いつもながらの変化のない夕餉。これも何かほっとする時間である。

さて、一息ついたら、年賀状の用意をしなくては ・・・。

JAZZの恒例の冬便りといえば、「寺島靖国」氏率いる「寺島レコード」から毎年この時期にリリースされる「Jazz Bar」シリーズ。ことしも、「Jazz Bar 2013」が届いた。2001年からスタートした「哀愁とガッツ」がコンセプトのこのシリーズ、今や私にとっての「新しいアーティスト発見」のガイド的存在ともなっている。そして、私の根拠のない勝手な経験則ではあるが、「奇数年は当たり年」というジンクスを持っている。だから今年は期待していたが、予感は的中であった。今年はラテンの哀愁が一杯、そして「はずれ曲」が一つもないという、私にとってはこのシリーズの中では、「コスパ」が最高の一枚となった。

JAZZ BAR 2013

V.A. (寺島靖国) / 寺島レコード


はずれ曲はなかったが、いくつかの気に入った曲を、数少ないですがYOUTUBEにアップされている中から、紹介してみましょうか。ラテンのボレロ風の冒頭の曲から惹きこまれる。「ビル・リスビー/Bill Risby」の「When Photogen Met Nycteris」。シドニーを本拠に活動しているオーストラリアのピアニストだそうだ。残念ながら、お目当ての曲はYOUTUBEにアップされていない。参考までに出典、曲目は分からないが、アップされていた動画はここをクリックください

Stories

Bill Risby / CD Baby.Com/Indys



澤野工房の看板ピアニスト、「ロバート・ラカトシュ」のお兄さん、「サチ・ジュニア(ベーラ・サチ・ラカトシュJr.)/Szakcsi Jr.」の「PSALM」がピックアップ。このアルバムは、このブログですでに紹介した事があるので、我が意を得たりというところか。(参照拙ブログ「路傍の花、樹々の鳥(27) ~庭の片隅の紅葉~」「秋の足音が聴こえる」など)
 
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Psalms Szakcsi Jr (サチ ジュニア)


 


「Szakcsi Jr Trio ― Psalms」
 
          

そして、「Jazz Bar」の常連ともいえる「スティーブ・コーヴェン/Steve Koven」のツボを押さえたラテン、「Cervantino」。アルバムは「20」から。

20

Steve Koven Trio / CD Baby



「Cervantino - Steve Koven Trio」
 
          

「レナート・セラーニ/Renato Sellani Trio」。「ヴィーナスレコード」から、ちょっと危ないジャケットで何枚かリリースしている爺さんです。(参照拙ブログ「爺さんたちは柴刈りに ・・・」など)  曲は、「Amad Mio」でアルバム、「The Latin Album」から。ライナー・ノーツには、昔「リタ・ヘイワース/Rita Hayworth」が主演した映画で歌っていたとありました。ラテンの名曲を詰め込んだ、このアルバム、「脚ジャケ・コレクション」に入れてもいいでしょう。   

THE LATIN ALBUM

RENATO SELLANI TRIO / PHILOLOGY



1927年生まれという、80歳をはるかに超える爺さんの弾く、甘くて華麗なピアノを ・・・。

「Renato Sellani - Amado Mio」
 
          

そして、「モーテン(モルテン)・シャンツ・トリオ/Morten Schantz Trio」の「Love Is Blindness(恋は盲目)」。スタンダードですね。デンマーク出身のピアニストで、ジャズ・ロック・バンド、「The Return of Jazz Kamikaze」のメンバーとしても活動するピアニストだそうです。これが自身初のトリオ・アルバムだということから、若手のバリバリでしょう。

Conveyance

Morten Schantz /



「ジェントル・レイン/Gentle Rain」を思わせるようなイントロから始まる美しい演奏。コペンハーゲンのライブから。
 
「Love is Blindness - Morten Schantz Trio」

          

当分冬の夜はこの一枚で楽しめそうです。
 



 
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by knakano0311 | 2013-12-17 09:58 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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