大屋地爵士のJAZZYな生活

とんびがくるりと ・・・

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夥しい数の鳶(とんび)が空の低いところを円を描いて舞っている。丹波への峠近くのカフェで憩っている時の話である。「動物の屍骸でもあるのでしょうかね?」と店の主に聞くと、「あの下の山の斜面には罠が仕掛けてある。きっと鹿が罠に捕まったので、そのおこぼれに与ろうととんび達が待っているのでしょう。」という返事が返ってきた。「とんびがくるりと ・・・」などという長閑な話ではなかったのである。

「鹿の食害」。この付近の里山でもかなり深刻な問題になっている。その原因は鳥獣保護の行き過ぎによる鹿の爆発的増加、銃刀法規制の強化と高齢化によるハンターの減少 ・・・などであると言われている。我々の遊びの山にも野生の鹿が多く生息している。そして「クヌギ」といわず、希少種の「エドヒガン桜」の若葉、若木の樹皮、植生された花など手当たり次第食べてしまう。森の手入れをして、地面に日が当たるようにして、花木や野草の成長を促しても、それがダメになってしまう。そして、深刻なのはクヌギの再生林。この地方に古くから伝わる菊炭を焼く技術の伝承をするために炭を焼いているが、その材料であるクヌギの若芽が、鹿に食べられてしまうのである。「生物の多様性」をうんぬんする以前の問題となっている。我々の場合は、遊びの範疇であるが、農家にとっては、生活を脅かす深刻な問題。「罠」で捕獲できる鹿の数などたかが知れているのだ。「鹿との共生」、今これが里山や森を維持していく上での大きなテーマになっている。
 
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さて、今宵のお久しぶりピアノトリオ、「E.S.T.」こと「エスビョン(エスビョルン)・スベンソン・トリオ/Esbjörn Svensson Trio」。 残念ながら、リーダーのスベンソンはもういない。2008年にダイビング中の事故で40歳の若さで亡くなってしまったからだ。

たしか初めて聴いたアルバムが「Seven Days of Falling」であった。カラフル、万華鏡のような、エモーショナル、プログレッシヴ、アグレッシヴ、詩的、繊細、ダーク ・・・、そんな相反するような言葉のどれもが当てはまる本当にクリエイティヴなピアノ・トリオであった。

Seven Days of Falling

Esbjorn Svensson Trio / Act Music + Vision



そのアルバムから、「Seven Days Of Falling」と「Elevation of Love」の2曲を ・・・。2004年5月、ドイツのジャズフェスでのライブから。

「Esbjörn Svensson Trio - Seven Days Of Falling/Elevation of Love」
 
          

そして、「VIATICUM」。 「臨終の聖餐、聖体拝領」というような意味らしい。

VIATICUM

e.s.t. / Act



「Esbjörn Svensson Trio - Viaticum」
 
          
 



 
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by knakano0311 | 2014-01-08 18:00 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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