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大屋地爵士のJAZZYな生活

こども里山探検隊来たる

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一面の雪景色である。私の住んでいる地域は滅多に雪は積もらないが、シーズンに多くて2、3回程度うっすらと積もることがある。この日は、我が遊びの山に「こども里山探検隊」がやってくる日。前の晩、雪が降り出したのをみて、「さて、どうだろうか?」と心配していたが、どうやら道路には積もっていないため、駐車場までは上がれるということで、決行という判断。

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雪の中を40人を超える子供連れの探検隊家族がやってきた。受付を済ませるとすぐに雪だるまづくりに興じる子も ・・・。積もった雪で遊ぶことがあまりないこの地域の子ども達にとっては、これも貴重な体験。今日の探検メニューの一つは、「飾り炭づくり」。缶の中に山で見つけたいろいろなものを入れ、炭にしたらどうなるかという遊び。あいにくの雪であったが、缶に入れるものを探して雪の山へ。探すのが大変な雪であったが、まあなんとか思い思いに探したようだ。そして「竈(かまど)体験」。この日の昼食は、竈で炊いた古代米のご飯と豚汁。子供たちにも竈で火を焚くということがどんなことか体験してもらう。

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午後は、集めてきた木の葉、枝、松ぼっくり、どんぐり、柿、蛾の繭、竹などを缶に入れ、いわゆる蒸し焼きにして飾り炭を作る。どんな風になるのか子供も親も興味津々。炭焼きの合間には、クヌギを使って椎茸の「ホダ木」作りも ・・。さあ、どんな炭が焼けるのか? 開けてみると、長い針のような突起に覆われた「楓(フウ)」の実も、熟れた真っ赤な柿の実も、青々とした羊歯の葉も、みんな崩れずにそのままの形で真っ黒に炭化している。これには子供たちもびっくり。そして、帰る頃には、もうすっかり雪も溶けて、いつものような公園に戻っていた。

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さて、今宵のお久しぶり熟女シンガーは、「ローラ・フィジィ/Laura Fygi」。ヴィジュアル・フェロモン系ですね。1955年アムステルダム生まれのオランダの女性シンガー。幼少期の8年間は、ビジネスマンでオランダ人の父親と元・ベリーダンサーのエジプト人の母親と一緒に、海外勤務先の南米ウルグァイで、ラテン音楽やジャズに親しんで育ったという。

オランダに帰国後芸能界入りし、20歳で「Terra」という名の多国籍グループを皮切りに、29歳には、オランダ発の挑発的なコスチュームで歌うお色気系3人組女性ユニットのポップス・バンド「Centerfold」のメンバーとなり、ヨーロッパ各国での人気を得た。

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その後、レコード会社に認められ、ファースト・ソロ・アルバム「Introducing "Laura Fygi"」で1991年にデビューを果たし、ベルギー出身のジャズ・ハーモニカの巨匠「トゥーツ・シールマンス/Toots Thielemans」や「クラーク・テリー/Clark Terry(tp)」、「ジョニー・グリフィン/Johnny Griffin(sax)」らと、重厚なストリングスによってフィーチュアされたこのアルバムは、「Bewitched」のタイトルで再プレスされ、世界各国でリリースされヒットした。その後、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」等との協演も果たし、スタンダード・ナンバーからシャンソン、ラテンの名曲まで、英語・仏語・スペイン語・ポルトガル語・中国語などでカヴァーし、20年間に15枚以上のアルバムを発表している。

そのレパートリーの幅の広さ、ソフトでハスキーな歌唱と艶やかな美貌は、異論があるかもしれないが、私には日本で言えば「阿川泰子」のポジションを想起させる。

Bewitched

Laura Fygi / Polygram Records



そのデビュー・アルバムのタイトル曲、「Bewitched(魅せられて)」を。

「Bewitched - Laura Fygi」

          

そして「マイケル・フランクス/Michael Franks」とのデュエットでうたうボッサ・テイストの「Tell Me All About It」もお気に入り。アルバムは、「The Lady Wants to Know」。

The Lady Wants to Know

Laura FygiVerve Forecast



「ll Me All About It - Laura Fygi & Michael Franks」
 
          

そしてとっておきの一枚。もっとジャズ・テイストが楽しめる「Laura Fygi at Ronnie Scott's」。かって一度だけ行ったことのあるロンドンのジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott's」でのライブである。フルバンドをバックに小気味よくスウィングする。

Laura Fygi at Ronnie Scott's

Laura Fygi / Verve



なんといってもお気に入りはこの一曲。映画「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg」の挿入曲で「ミシェル・ルグラン」の名曲、「I Will Wait For You」。ベースのイントロと軽快なスウィング感が身震いするほどたまらない。 

「I Will Wait For You - Laura Fygi」
 
          
 



 
by knakano0311 | 2014-01-21 10:27 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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