大屋地爵士のJAZZYな生活

こんな風景を見ると心が落ち着く

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心が落ち着く風景である。遊びの山の公園に積もった雪が、午後の日差しを浴び、半ば溶けた光景である。歳を重ねるに従って、こんな光景を見ているのが好きになってしまった。厳しい寒さとそのあとの穏やかさ。そして、やがて来る春を予感させる雪解け。まだまだ春は遠いが、公園の木の枝を見ると、もう芽が膨らみ出しているのがよく分かる。もうすこしで春 ・・・。

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今日の「お久しぶり熟女シンガー」は、ジャズ歌手ではないが、POPS歌手としてもう円熟の域に達している大ベテラン、「カーリー・サイモン/Carly Simon」。そんな彼女のJAZZYなアルバムを紹介してみたいと思う。「カーリー・サイモン」は1970年代前半のシンガーソングライター・ブームの一翼を担った一人。よくも悪くもイケイケ、ハチャメチャで、活動的なイメージで、女性アーティストとしては、渋めの「キャロル・キング/Carole King」や「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」と並ぶ人気を誇った。

1945年生まれ。ニューヨーク出身で、裕福な家庭の子女として育った。1964年に姉のルーシーとフォーク・デュオの「サイモン・シスターズ/The Simon Sisters」を結成し、1971年にはソロ・デビューを果たした。その「幸福のノクターン/原題;That's The Way I've Always Heard It Should Be」がヒットし、同年のグラミー賞最優秀新人賞を受賞した。「ミック・ジャガー/Mick Jagger」などとも噂があったと記憶しているが、1972年には、「ジェームス・テイラー/」と結婚し、2児をもうけたが、1983年に離婚。破局の時期に録音されたアルバムが、あのメランコリーなジャズ・スタンダードアルバム、「トーチ/Torch」(1981)。「松明(たいまつ)」という意味の他に、「燃えるような恋心」という意味がある。

Torch

Carly Simon / Rhino Flashback



彼女の想い、情念、未練・・などが切々とつたわってくる「Body and Soul」。POPSシンガーながらも、私は「なかなかやりますな!」と感心しました。

「Body and Soul - Carly Simon」
 
          

若いころにはいろいろあったが、それを乗り越え、すっかり落ち着き、穏やかな境地に達した「カーリー・サイモン/Carly Simon」が魅せる円熟のスタンダード・アルバムが「ムーンライト・セレナーデ」(2005)。タイトル曲のほか、「I've got you under my skin」などご存知のスタンダードの名曲ばかりを、独特な低めの声でセクシーに聴かせてくれる。

Moonlight Serenade

Carly Simon / Sony



この端正なスタンダード・ソングを歌う時、歌手は居住まいを正して歌うようである。ジャケットを見ると、優雅な純白のドレスに身をつつみ、表題曲ほかを低めの声でセクシーに、かつ端正に聞かせてくれる。過激なコスチュームがジャケットの、「Playing Possum」と同一人物とはとても思えないのだが ・・・ 。

「Moonlight Serenade - Carly Simon」
 
          

そして春を待つあなたに贈る歌。あまり知られていない春の歌のスタンダードに、「♪ 今年は春の訪れがすこし遅くなるかも知れない。孤独なわたしの住むこの地にはちょっと遅れるかもしれない。 ・・・ ♪」 こんな歌いだしで始まる美しいメロディを持つロマンチックな歌がある。「Spring Will Be A Little Late This Year」。アルバムは、「フィルム・ノワール/Film Noir」。1997年リリースのアルバムで、タイトル通り'40~'50年代の古き良き時代の銀幕を彩った犯罪映画の映画音楽をカヴァーしたもの。「Spring Will Be A Little Late This Year」も、「サマーセット・モーム/Somerset Maugham」原作の映画「Chritmas Holiday」(1944年)のために書かれた曲らしい。「カーリー」は、この歌を「ジミー・ウェブ/Jimmy Webb」のピアノ伴奏による美しいデュエットで聴かせる。

Film Noir

Carly Simon / Sbme Special Mkts.



「Carly Simon & Jimmy Webb - Spring Will Be a Little Late This Year」
 
          

そんな彼女も、もう69歳。しかしまだまだ現役のようで、「Into White」(2007)、「This Kind of Love」 (2008)、「Never Been Gone」(2009)を立て続けにリリースし、ステージやTVでの活動も精力的に行っているようである。
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by knakano0311 | 2014-01-25 00:10 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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