大屋地爵士のJAZZYな生活

捕れる狸の皮算用で

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「捕れる狸の皮算用」。

確定したわけではないが、例年通り捕れることはほぼ決まっている所得税の還付金を当て込んで、昼食を「回転寿司」で張り込んだ。魚屋、「大起水産」が経営している回転寿司チェーン店。大手の回転寿司に比べ、すこし値段は高いが、それに見合うネタを提供してくれる。もうそれほど量は食べられないので、「大トロ」、「ウニ」、「カニ」など美味しいものだけを満足するだけ食べる。夫婦ふたりで3,000円ほどの贅沢。いや、久しぶりの大満足の回転寿司での食事。

ここしばらく続けてきました「お久しぶり熟女シンガー」ですが、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」、「デニース・ドナテッリ/Denise Donatelli」、「ジェーン・モンハイト/Jane Monheit」、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」など、まだまだ今回では紹介しきれない熟女達もありますが、それは以前のブログを参照して頂くとして、ひとまずのシリーズの締めとして、最後は「ホリー・コール/Holly Cole」にしましょう。

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どの歌い手でもそうですが、その歌い手のアルバムというのは、歌い手の想いが凝縮された、「一篇の物語」、あるいは「一幕の劇」のようなものだと考えている。私には「ホリー・コール」のアルバムは、一際その印象が強いように思う。セカンド・アルバム、「Girl Talk」(1990年)あたりから聴いているが、いままでにリリースしたアルバムは15作というが、そのどれについても、そのことがいえよう。それが故に、「ホリー・コールはカテゴライズが難しい歌手」などとずっと言われてきた。しかし、音楽におけるカテゴライズなどどうでもいいように思う。その歌い手の与えてくれる音楽が好きで、心地よく、さらに感動あればいうことはない ・・・。

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「ホリー・コール/Holly Cole」。1963年、カナダ、ハリファックス生まれ。家族全員がピアノを演奏するという音楽一家だったという。兄は高校を卒業すると「バークリー音楽院」にジャズ・ミュージックの勉強のため入学。その兄を頼って16歳の時にボストンに行き、初めて生のジャズ・ミュージックと出会う。1986年に、「デヴィッド・ピッチ/David Pitch(b)」に「アーロン・ディヴィス/Aaron Davis(p)」を加え、ドラムレスの「ホリー・コール・トリオ」を結成。しかし、1987年、トリオでの初ライヴの前日、交通事故により顎の骨を砕き、歌手としては再起不能とまで言われる。血の滲むような努力で怪我を克服し、1989年に「Christmas Blues」でデビュー。トリオでは、「Girl Talk」(1990)、「Blame It On My Youth(日本デビュー盤タイトル;Calling You)」(1992)、「Don’t Smoke In Bed」(1993)を続けてリリースし、ジャズ・シンガーとしての歩みを着実に重ねて行った。

2000年にリリースされた「私の時間~ベスト・オブ・ホリー・コール~/原タイトル;Romantically Helpless」は、おなじみの曲やボーナス・トラックに、日本曲の英詞カヴァー「さくら」(作:森山直太朗)を収録したこともあって、大ヒットとなり、遅まきながら彼女の名が一躍多くの音楽ファンに広まった。同じカナダ出身であり、何かと比較されるのが、1964年生まれの「ダイアナ・クラール」であるが、当初一気に前を突っ走ったダイアナであるが、ここに来てコスプレ路線?に方向を変えたためか、足踏み状態。その「ダイアナ・クラール」を追い抜いてしまったような気がする。「蟻とキリギリス」、「うさぎとカメ」の例えか ・・・。

私の時間~ベスト・オブ・ホリー・コール~

ホリー・コール / EMIミュージックジャパン



そこから一曲。「パティ・ペイジ/Patti Page」の名唱で知られる「テネシー・ワルツ/Tennessee waltz」を淡々と歌う。
 
「Tennessee waltz - Holly Cole Trio」

          

続いて、彼女の集大成とも言えるアルバム。意気込みだろうか、自身の名前をつけたアルバム「Holly Cole」。

Holly Cole

Holly Cole / Tradition & Moderne



「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」の名曲、「三月の水/Waters of March」がいい。

「Waters of March - Holly Cole」
 
          

2007年の「Holly Cole」以後、アルバムが出ていないので、あれがラストか?などと、少し心配していたが、2012年にやっと新作、通算15枚目の「夜 -Night-」が出ました。日本デビュー20周年記念アルバムだそうだ。情感あふれる歌声と表現力の「ホリー・コール劇場」が再び幕を開ける。そして、彼女のかける「夜の魔法」に酔いしれる。いや、熟女本領発揮 ・・・。

夜-Night-

ホリー・コール / EMIミュージックジャパン



気だるいムードが心地よい「ダニー・オキーフ/Danny O'Keefe」のカバー、「グッド・タイム・チャーリーズ・ガット・ザ・ブルース/Good Time Charlie Got the Blues」。1972年にヒットしたらしいが、取り上げる人もほとんどいないという。地味ながらいぶし銀のような趣のある佳唱。

「Holly Cole - Good Time Charlie's Got The Blues」
 
          
 



 
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by knakano0311 | 2014-02-07 16:27 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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