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大屋地爵士のJAZZYな生活

森が明るくなるとすぐに野鳥たちが集まってきた

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先週末、再び降った大雪はもうすっかり消えている。今日の植生調査の作業は、昨年設定した10m×10m=100㎡の調査管理区域の照葉樹をすべて伐採する作業。「ヒサカキ(柃、非榊)」がほとんどであるが、「ソヨゴ(冬青)」、「アセビ(馬酔木)」をくわえて、100本ほどの照葉樹を伐採した。その結果、この区域は陽が差し込み、すっかり明るくなった。1年後、追跡調査をする予定であるが、どのくらい新しい種が芽生えているか楽しみである。

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そして、よくしたもので、森が明るくなった途端に、「ジョウビタキ(尉鶲)」、「ルリビタキ(瑠璃鶲)」、「コゲラ(小啄木鳥)」などが、作業を続けている我々を怖がることなく、直ぐに集まってきた。「コゲラ」は、虫を捕るためか、早速木を啄き始めだした。やはり、「森を明るくする」という我々の地道な活動は、意味のあることであると実感する。鹿の食害を防ぐための試みなども施しながら、今日の作業を終える。気温は低いが、陽ざしの暖かな一日だったためか、この時期の日曜日にしてはいつもより多くの来園者が、森林ウォークなどを楽しんでいた。もう、春は近いのだ。

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さて、「木漏れ日のようなボーカリスト」というキャッチは、先日紹介したノルウェイの女性シンガー・ソングライター、「トールン(トルン)・エリクセン/Torun Eriksen」であった。(参照拙ブログ「北欧美女シンガー図鑑(その11) ~木漏れ日のようなボーカル~」) それに続く、木漏れ日にあそぶ「ジョウビタキ」ようなスエーデンのボーカリストを聴いてみましょうか。たしか、一、二度紹介しましたね。(参照拙ブログ「GWに薔薇を一鉢買う」など) そこから再掲になりますが、「イザベラ・ラングレン/Isabella Lundgren」。

帯に曰く、『スウェーデンからコケティッシュなシンガーがデビュー! ノスタルジー溢れる甘美な歌声で切ない女心を歌い上げた珠玉のバラード チャーミングなイザベラの歌は聴く人の心を捉えて離さない ・・・。』 

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「イザベラ・ラングレン」は、スウェーデンのヴァルムランド生まれ。両親が聴いていたレコードから音楽、とりわけジャズに興味をもったと言われます。18歳の時、ニューヨークに渡り、大学で音楽を学びながら多くのジャズメンとも共演したようです。22歳で帰国するやいなや、その実力を認めたレコード会社と契約し、幸運なデビューを飾り、スウェーデン・ジャズ界にフレッシュな新風を送り込んだ注目の新人である。現在はストックホルムに住み、将来は司祭となるため大学で神学を学んでいるという変わり種。

デビュー・アルバムは、「It had to be you (若しあなただったら)」。1920年代から40年代を中心とした、すこしレトロな時代のスタンダードのバラード集である。この他に「スイート・ジャズ・トリオ/Sweet Jazz Trio」とのアルバムがあるが、リーダー・アルバムは私は過分にしてこの一枚を知るのみ。そのノスタルジックで甘い歌声は、あの早逝の美人女性歌手、「ビバリー・ケニー/Beverly Kenney」を思い起こさせる。上品で楚々たるスウェーディッシュ・ビューティ、「イザベラ・ラングレン」。

It had to be you (若しあなただったら)

イザベラ・ラングレン / Spice of Life/Savvy



残念ながら、上のアルバムからはYOUTUBEにアップされている曲がないので、一番彼女の雰囲気が出ていて、音質のいい動画から、再びとなりますがスタンダードから、「You’ve Changed」をアップします。

「You've Changed - Isabella Lundgren」
 
          
by knakano0311 | 2014-02-18 00:05 | 炭焼き小屋から | Comments(0)
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