大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(34 ) ~梅一輪によせて ・・・~

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いつものウォーキングの道筋。梅一輪が咲いているのを見つけた。膨らんではいるものの、他の花はまだ蕾だというのに、健気にも咲き始めたのだ。「あっ、咲いた」とすこしホッとしますね。そして、「スイセン(水仙」)は、もういっぱいに花を開いている。

それにしても、いつも思うことがある。樹木の和名の付け方が絶妙であるということだ。例えば、春を待ちかねたように咲く「コブシ(辛夷)」は、その実が子供の拳のような形から名付けられたというし、また、「ミツマタ(三椏)」は、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため、この名がある。「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」は、その名の通り、枝先に花が終わってから三枚の葉がつくことからこの名がついた「ミツバツツジ(三葉躑躅)」に比べて、葉が多少小さいためこの名がある。花の咲くのは夏であるが、その実が美しい赤になる「ナナカマド(七竈)」は、大変燃えにくく、「七度竃(かまど)に入れても燃えない」ということから付けられたという。また「ガマヅカ」は、鎌などの柄に最適なので、「鎌柄(かまつか)」が名前の由来だという。
古の人は、その生活の中で、よく樹木を観察し、利用し、親しんだ中で、和名が付けられていったことに、いつも感心するのである。

  
さて、もうすぐ春である。「春が来たのに、なぜ私の心は浮き浮きしないのかしら?」と微妙な女心を歌う歌がある。「Spring is here(春が来たというのに)」という歌。「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」、「ローレンツ・ハート/Lorenz Hart」のゴールデン・コンビにより、1938年のミュージカル「私は天使と結婚した」のために作られた古い歌である。このほろ苦く感傷的なムードの漂うスタンダードを、「エラフィッツ・ジェラルド/Ella Fitzgerald」、「カーリー・サイモン/Carly Simon」などが歌っている。私が好きなのは、「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」の歌唱。

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「ローズマリー・クルーニー」。1928年生まれのアメリカの歌手、女優である。幼い頃、母親は別の男と結婚し、父親も行方をくらますという極貧の生活を経験するが、ローズマリーとベティの姉妹は、シンシナティのラジオ局のオーディションに合格し、1945年に「The Clooney Sisters」として歌手デビューを果たす。数年後、姉妹は別々に活動するようになり、ローズマリーは、21歳の時にニューヨークに渡る。1951年に「Come On-a My House(家へおいでよ)」が、ビルボード・チャートで全米第1位となる大ヒットとなり、その後も、「Mambo Italiano」などの世界的な大ヒット曲を連発する。2002年にカリフォルニア州、ビバリーヒルズで肺癌により死去。74歳。俳優の「ジョージ・クルーニー/George Clooney」は甥である。

佇まいも美貌も歌唱も、その「端正」において抜群のローズマリー。私が大好きな白人女性歌手のひとりである。そんな彼女のピカイチ、珠玉のバラード集が、「Sings Ballads」。どの曲もその歌詞が、彼女の歌唱によって心に響いてくる。ギターの「エド・ビカート/Ed Bickert」が抜群の演奏をして、見事にサポート。

Sings Ballads

Rosemary Clooney / Concord Records



そのアルバムに収められているのが、「Spring is here(春が来たというのに)」。

【 Spring Is Here 】  作詞;Lorenz Hart  作曲;Richard Rodgers

「♪ Spring is here!                 春が来た
   Why doesn't my heart go dancing?   でも私の心が浮き浮きしないのは何故?
   Spring is here!                  春が来た
   Why isn't the waltz entrancing?     でもワルツを聞いてもうっとりしないのは何故?
   No desire, no ambition leads me,     欲しいこともしたいこともないの
   Maybe it's because nobody needs me.  たぶん誰も私を必要としていないからかしら

    ・・・・・・・・・・・・                     ・・・・・・・・・・・・・・・         ♪」

「Rosemary Clooney - Spring is here」
 
          

そして、この曲をリリカルに奏でるのは、ご存知「ビル・エヴァンス・トリオ/Bill Evans trio」。名盤「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait in Jazz」より。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック



「Bill Evans trio-Spring is here」

        
 



 
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by knakano0311 | 2014-02-20 14:06 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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