大屋地爵士のJAZZYな生活

やっぱりエドヒガン(1) ~我が団地、溪の桜~

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この時期になるといつもこの記事で恐縮ですが、なぜか兵庫県では猪名川流域にだけ自生する「エドヒガン(江戸彼岸)」。関東地方に多く自生し、お彼岸頃に咲くので、この名がつけられたというが、関東地方では、「ウバザクラ(姥桜)」ともいうらしい。「多田銀銅山」に代表されるこの地方に分布している鉱脈と関係あるのではと研究している学者もいるという。「ソメイヨシノ(染井吉野)」は、江戸時代末期に観賞用櫻として、「エドヒガン」と、「オオシマザクラ(大島桜)」を人工交配して作り出された品種であることはよく知られている。「ソメイヨシノ」の寿命が60年ほどに対し、「エドヒガン」のそれは、千年以上にもおよぶといい、日本の名物櫻の6割は「エドヒガン」ともいわれている。兵庫県では、「エドヒガン」を絶滅危惧種Cランクのリストに入れているが、私の住んでいる地域には、この「エドヒガン」が自生している場所が多くあり、市が天然記念物に指定している場所もある。「ソメイヨシノ」にくらべ、1週間ぐらい早く咲き出すが、いままさに満開。この時期はそれを見て回るのに大忙しである。

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一番初めに咲くのは、私の住んでいる団地の西側、猪名川がつくる渓谷の斜面に自生している「渓の櫻」である。この斜面に樹齢40~50年の「エドヒガンザクラ」が70本ほど群生し、この時期になると、公開されて住民の目を楽しませている。このようになるには、地元のボランティア「溪の櫻を守る会」の皆さんの長年にわたる努力があったからである。(参照拙ブログ「ご近所の櫻 (1) ~とぼけ桜~」「守られる櫻」「ご近所の櫻(4) ~渓のエドヒガン咲く~」 など)

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今年も、例年のようにウォーキングを兼ねて訪れました。まず、斜面の上から「菜の花」との鮮やかなコントラストを楽しんでから、やや急な坂を下る。陽当りが良いのだろう、もう「コバノミツバツツジ(古葉の三ツ葉躑躅)や「クロモジ(黒文字)」も咲き始めている。河畔にたどり着くと、そこはもう、一つ一つは小ぶりでな花ぶりではあるが、エドヒガンのつくるドームの優雅で贅沢な美しさに、私は「天空のソナタ」に例えているが、圧倒される。

残念なことに、去年の増水で流されてしまったのか、川べりにいつもは見られる、そのむかし鉱山師(やまし)が鉱脈を発見する目印にしたともいわれる「ハクサンハタザオ(白山旗竿)」の群生はなかったが、可憐な花をつける「タチツボスミレ(立坪菫)」の群生は見ることができた。

午後からは買い物に行く途中、対岸の道路へ車を止め、この景色をゆっくりと楽しむ。

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さて、今宵の音楽は、昼間の櫻の余韻を楽しむために、「ヒューバート・ロウズ/Hubert Laws」の「春の祭典/The Rite of Spring」 (1971) を取り出してきた。
 
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「ヒューバート・ロウズ」。1939年生まれのアフリカ系アメリカ人のジャズ・フルーティスト。テキサス州ヒューストン出身。ジュリアード音楽院ではしっかりとしたクラシックの教育を受けているという。’60~70年代、「イージーリスニング・ジャズ」を標榜し、そのジャケットの斬新さでも当時一大旋風を引き起した、「クリード・テイラー‎/Creed Taylor」率いるCTIレーベルから何枚ものアルバムをリリースし、ヒットさせた。それらにより、グラミー賞に3回ノミネートされているという。彼の存在を知ったのは、「Afro-Classic」(1970)。もう40年以上昔の話である。

Afro-Classic

Hubert Laws / Mosaic Contemporary



「春の祭典」。ご存知、「ストラヴィンスキー/Igor Fyodorovitch Stravinsky」のバレエ音楽。このアルパムは、クラシック・オンリーという選曲で構成され、いわゆるクロスオーバー、フュージョンといったCTIレーベルのコンセプトが色濃く出ているアルバム。アレンジも素晴らしく、「春の祭典」以外にも、「ドビッシー/Claude Achille Debussy」のパンの笛/La flûte de Pan」、「フォーレ/Gabriel Urbain Fauré」の「パヴァーヌ/Pavane」、「バッハ/Johann Sebastian Bach」の「ブランデンブルク協奏曲 第3番/Brandenburg Concerto No.3」などが収録されえている。

春の祭典

ヒューバート・ロウズ / キングレコード



その中から、「春の祭典」と「パヴァーヌ」を ・・・。

「Rite of Spring - Hubert Laws」
 
          

「Hubert Laws - Pavane」
 
          
 
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by knakano0311 | 2014-04-01 23:44 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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