大屋地爵士のJAZZYな生活

ある桜の物語

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時々買い物を兼ねていく西宮北口にある大型ショッピング・モール、「阪急西宮ガーデンズ」へ出かけた。天気がいいので、久しぶりに屋上にある緑化庭園、「スカイガーデン」に上がってみたら気がついた。多くの桜が植えられているのである。そして、そこには「西宮市のオリジナルな桜、『西宮権現平桜(にしのみやごんげんだいらざくら)』」というプレートがあった。初めて聞く名前の桜である。「4月上旬に葉と同時に丸みを帯びた白い花をつけ、また成長が早く、潮風にも強い品種である」という説明があった。(写真右、下はNETより拝借)

多分「ヤマザクラ(山桜)」の一種であろうか。少し調べてみた。この桜、作家「水上 勉」氏の小説「桜守」のモデルにもなった桜博士・故「笹部新太郎」氏が、「樹形・花の佳さ、成長の早さなど、日本一といっていい位の山桜である」と絶賛した「紀州権現桜」に由来する桜だという。花は一重、白色で大輪。開花まで2~3年と初期の成長が早く、海岸部に植栽することが可能なほど耐潮性に優れている。

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和歌山県白浜町才野の権現平に鎮座している「熊野権現神社」の周辺には、山桜が群生し、かって熊野神社は「桜の宮」と呼ばれた。 明治34年、参道に北米移住者たちによって桜が植樹された。しかし、この桜は、戦争中全て伐採され、「権現桜」は絶滅したと思われていた。笹部博士の遺志を継ぐ「久野友博」氏が再調査したところ、奇跡的に3本の幼木が生き延びているのを発見、種子を持ち帰った。その後、「西宮植物生産研究センター」が、「権現平桜」の種を譲り受け、平成2年より植物バイオテクノロジーによる増殖に取りくみ、平成5年の春、初めて開花に成功させたという。まさしく「西宮権現平桜」として、新しく蘇ったのである。

これを知った地元才野地区の住民は、人を「西宮植物センター」に派遣し、その育成技術を習得させ、試行錯誤を重ねながらも、再び権現平の地に見事に開花させたという。才野地区では「桜会」組織して、先達の遺産を受け継ぎ、奇跡の幼木発見から50年、さまざまな悪条件を克服しながら、町の宝として「紀州権現桜」復活を夢見て、今も努力しているという。  (参照 白浜地域情報サイト「白浜百物語権現桜復活」「西宮植物生産研究センターサイト」

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そんな物語が、この「西宮権現平桜」と名付けられた桜には隠されていたのだ。「水上 勉」氏の小説「桜守」を読んだ時も感激したが、ちょっといい話を知った気分。一体全国にどのくらい同じような桜を守るための物語があるのだろうか。そんなことをに思いを馳せながら、やっと芽が出てきたわが「エドヒガン」の苗床を眺めた。

さて、「セレッソ・ローサ」も最後。第4弾は懐かしや「パット・ブーン/Pat Boone」。「砂に書いたラブレター/Love Letters In the Sand」(1957年)、「スピィーディー・ゴンザレス/Speedy Gonzales」(1962年)などのヒット曲はご存知でしょう。彼も私の「洋楽の原点」の一人といってもいいでしょう。

「Pat Boone - Cheery pink and apple blossom white」 彼の歌の後に、イギリスの女性シンガー、「ペトラ・クラーク/Petula Clark」のフランス語カバー、「Cerisiers roses et pommiers blancs」が続きます。
 
          
 



 
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by knakano0311 | 2014-04-10 14:01 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(4)
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Commented by reikogogogo at 2014-04-10 22:48
「西宮権現平桜」ーーーしっかり覚えました。
後は湖のめで見たいです、若葉と白い花の山桜なのですね。
Commented by knakano0311 at 2014-04-10 22:58
reikogogogo さん   こんな桜と物語が間近にあるなんて全く知りませんでした。日本人と桜、あらためて結びつきの強さを感じます。
Commented by reikogogogo at 2014-04-11 12:29
湖のめっーーてなに?
私すごく慌て者で変換押してーーー又押してをしているようで、
何時も誤字ーーーきっと笑ってますね「またか〜」って。
本当にものの由来を知ると感慨深いものになりますね。
Commented by knakano0311 at 2014-04-11 14:55
reikogogogo さん   気になさらないでください。正しく意味は伝わっているし、私にもしょっちゅうあることです、それにしても、機会が変換してくれるためか、漢字を正しく書けなくなりましたね。
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