大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(37 ) ~ 花水木通り ~

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マグノリア系の花や桜が終わり、いつものウォーキングの道筋の主役は、ロマンティックで美しい響きを持つ「(アメリカ)ハナミズキ(花水木)」である。公園、街路樹、庭木 ・・・、わが団地のいたるところで目を楽しませてくれる。「花水木通り」などと名前がつけられた通りもあるくらいである。

日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった「尾崎行雄」が、アメリカ合衆国ワシントンD.C.へ「ソメイヨシノ」を贈った際、その返礼として贈られたのが始まりで、瞬く間に日本中に広がったという。

早春、葉に先立って淡黄色鐘形の五弁花をつける、「トザミズキ(土佐水木)」、初夏、枝先に小さな黄白色の花を咲かせる「クマノミズキ(熊野水木)」。「トサミズキ」に似るが、枝が細く,花や葉が小ぶりで、やはり早春淡黄色の花を下向きにつける、「ヒュウガミズキ(日向水木)」など、土地の地名がついた日本古来種の「ミズキ」は、「ハナミズキ」に比べかなり地味ではあるが、早春、初夏を彩る樹木としてこの山に欠かせない。 

 
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ちなみに我が家の狭き庭、今の主役は「ボタン(牡丹)」と「チューリップ」。「チューリップ」の和名は「鬱金香(うこんこう、うっこんこう)」というそうです。知りませんでした。1970年ころまでは、牧野植物図鑑に「ぼたんゆり」という和名が載っていたとも ・・・。こちらのほうがイメージが湧きますね。都会と田舎の中間的ロケーションにある我が団地、現役時代は通勤、大阪、神戸へのアクセスには至極便利であったが、ほとんど都会へ出かけなくなった今は、幸いなことに田舎、自然が近いというメリットの方が残った。

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さて、春風のような爽やかな印象を残すジャズやボサノヴァの新星を紹介しましょうか。といっても私も最近知ったばかりですが ・・・。「アレクシア・ボンテンポ/Alexia Bomtempo」。

あまり詳しいことはわかりませんが、1984年、アメリカのワシントンD.C生まれの今年30歳。アメリカ人でシンガーソングライターの母と、ブラジル人でパフォーミングアートのプロデューサーをしている父の間に生まれたという。7歳までアメリカで育ち、後に父とブラジルへ移り住み、音楽プロデューサーであるという父親の関係で、日常的に「カエターノ・ヴェローゾ/Caetano Veloso」、「ジルベルト・ジル/Gilberto Gil」、「A.C.ジョビン/Tom Jobim」、「ガル・コスタ/Gal Costa」、「マリーザ・モンチ/Marisa Monte」、「ヴィニシウス・モラエス/Vinicius de Moraes」などボサノヴァ、ブラジル音楽の巨匠のライブ・パフォーマンスに接するという恵まれた環境の中で育つ。

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17歳の時に再びアメリカに戻り、本格的に音楽の勉強を始める。最初はクラシック音楽を学ぶが、自分の得意なジャズやボサノヴァへと転向。兄を通じて「マリーザ・モンチ」の片腕、「ダヂ/Dadiと出会い、2008年リリースされたのが、デビュー・アルバム、「アストロラビオ/Astrolabio」。以後はアメリカ~ブラジルを行き来して、音楽活動をしているという。

さて、本国・ブラジルでは、すっかり衰退してしまって、すでに「懐メロ化」したと言われる「ボサノバ」。それを盛り返すような、「マリーザ・モンチ」以来待ちかねた期待の新星の登場と言ったら大げさか ・・・。でも、ブラジルの血は流れているにせよ、アメリカ生まれで生粋のブラジリアンではないところがすこし残念かも。(参照拙ブログ 「失われた空間 ~映画「ミステリー・オブ・サンバ」を観て~」「和製ボッサはもう懐メロか? ~12の唄をたどって~ (前)」「和製ボッサはもう懐メロか? ~12の唄をたどって~ (後)」 などなど)

Astrolabio

アレクシア・ボンテンポ / Rip Curl Recordings



ブラジリアン・ポップ界きっての美貌の女性シンガーが、涼しげな声で歌う美しきボッサ・メロディ。ボッサ・ファンには堪らない。懐メロではなく、これぞ「21世紀のボッサ」と呼んでもいいだろう。「Astrolabio」、天球儀、星座盤というような意味か?

「Alexia Bomtempo - Astrolabio」
 
           

 
アレクシア4年振り待望のセカンド・アルバムは、私も入れ込んでいる数少ない男性シンガーの一人、「カエターノ・ヴェローゾ」の英語曲のみのカヴァーで構成された意欲作、「I Just Happen To Be Here」。(参照拙ブログ 「男唄に男が惚れて(4) ~ジョアンとカエターノ ブラジルの大地に生きてきた ~」「ペドロ・アルモドバルの音楽 ~映画「私が、生きる肌」を観て~」

今年72歳を迎えるカリスマ、「カエターノ・ヴェローゾ」が、ブラジルの軍事政権から逃れロンドン亡命中に書き上げた楽曲を中心に、その英語詩曲のみをセレクトし歌った作品。アレクシアらしいシンプルでアコースティックでナチュラルな響きに加え、ラテンの憂いと陰りを色濃く湛たたえた歌集といえよう。

I Just Happen to Be Here

Alexia Bomtempo / Rip Curl Recordings



ブラジリアン・ポップ界きっての美貌の本格派女性シンガー、「アレクシア・ボンテンポ」が歌うカエターノの「London London」。

「London London - Alexia Bomtempo」

          
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by knakano0311 | 2014-04-29 16:06 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(4)
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Commented by reikogogogo at 2014-04-30 14:15
懐かしい風景を見る写真の数々。
夫の親は安曇野出身、私の親は北佐久と南佐久ですが転勤族。
私の誕生した地は伊那、思い出だらけの長野県。
Commented by 荒木 at 2014-04-30 15:10 x
こんにちわ! ご機嫌なブログ発見、好きな音楽がだぶってて嬉しいですね。私も団塊。専門がフランス語なのでシャンソンを歌ってますが、本当はジャズとかボサノバを歌いたいのですが、歌唱の技量がついていきません。冬の庭いいですね、11月の雨にぬれた花柄のドレスごと抱きしめられるなんて、典雅なエロティズム。 ラテコエールはその当時の水上飛行機みたいなものでしょうか、星の王子様を書いたサンテックスが地中海に落ちのもこの手の飛行機なので、逢いたい、よりは見たいのほうが適切な訳かも。しばしばvisitさせてくださいね!
Commented by knakano0311 at 2014-04-30 16:22
reikogogogo さん   そうでしたか。私は離れて50年近くなりますが、まだ母親や妹が住んでいるので、しばしば帰省しています。
Commented by knakano0311 at 2014-04-30 16:26
荒木さん  はじめまして。シャンソンを歌っているのですか。私はフランス語は全くわかりませんので、フランス語の歌曲は、いつも雰囲気や気合で聴いています。しかし、フランス映画、シャンソンは私の人生少なからぬ影響を与えています。よければ、またお越し下さい。
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