大屋地爵士のJAZZYな生活

主なき庭にも花は咲く

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お隣さんが引越しをした。かれこれ20年前近く前になるが、この地へ引越して来た時には、お隣さんは、もう先輩として住んでいた。以来のご近所付き合いである。「引越す」というような気配は全くなく、突然だったので、妻はいささかショックを受けている。聞けばご主人が突然、脳梗塞になり、事なきを得たが、現在入院リハビリ中とのことである。我が団地は坂や階段が多く、お隣さんは車を持っていないため、日常生活で必要なものは、歩いて買い物をしていた。リハビリを終えて退院したとしても、多分老老介護、いろいろな面で大変なことが当然予想されるので、もっとバリアフリーな生活環境を求め、急遽、隣町のマンションに移ることを決めたという。

 
 
我が団地もご多分に漏れず、高齢化率35%を超えたという。私のブロックでもほぼ半分が、老人二人暮らし、あるいは一人暮らしの世帯となっている。そんななかで一人が倒れれば、これはもう「老老介護」が現実の深刻な問題として不意に訪れる。我が家とて、あすは我が身、例外ではないが、さりとて、なにか具体策を立てている訳ではない。多くの人は共通したこんな問題を抱えたまま、どうすべきか考えあぐね、先延ばしにしているというところが本音ではないだろうか。所狭しと並べてあった植木鉢などはもうすっかり片付けられた主なき庭に咲く花。少し痛々しいと感じてしまう。

ご近所はいま、丹精込めた薔薇が真っ盛り。しかしいずれは「主なき薔薇」となってしまうのか ・・・。そんな「薔薇」にちなんだ一曲。「♪ 君を小さな部屋、薔薇が一杯の小さな部屋に連れて行きたいんだ ・・・ ♪」、そんな歌い出しで始まる曲がある。「薔薇の部屋/Rose Room」。今日は歌でなく、「ケニー・バレル/Kenny Burrell」の演奏で ・・・・。

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「ケニー・バレル」は、1931年生まれ、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト市出身の白人ジャズギター奏者。今年83歳をむかえ、最新アルバムは2003年の「Blue Muse」。間違いなく「レジェンド」と呼ばれるにふさわしいジャズ・ミュージシャンの一人。

「ケニー・バレル」は、大学で音楽を学んだ後、1951年に「ディジー・ガレスピー楽団/Dizzy Gillespie」に入り、その後初レコーディング、デビューした。1955年に、ニューヨークで活動を始め、この頃ブルーノートの創始者で、敏腕プロデューサーとして名高い「アルフレッド・ライオン/Alfred Lion」の目にとまり、1956年初リーダー作をレコーディングした。以後、ブルーノートやヴァーヴ・レコードをはじめとする他のレーベルでも、ブルースを基調にしたプレイでファンを魅了している。

For Charlie Christian & Benny Goodman

Kenny Burrell / Polygram Records



かなり昔、私がジャズに目覚めた頃、1967年の録音だという。パーソネルは、「ケニー・バレル/Kenny Burell」(g)、「フィル・ウッド/Phil Woods」(as)、「ロン・カーター/Ron Carter」(b)、「グラディ・テイト/Grady Tate」(dr)という、いやはや懐かしい顔ぶれ。

「Kenny Burrell - Rose Room」
 
          
 



 
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by knakano0311 | 2014-06-04 10:20 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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