大屋地爵士のJAZZYな生活

忙中一刻の閑に

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「弾丸帰省」も一段落、最終編。やっと母が退院、もとの施設へ無事送り届けた。400kmのドライブを経て病院へ到着。早速病状の説明を受け、退院手続きやら、介護タクシーの手配、施設への引き継ぎなどひと通りの仕事を終え、「さて、一服!」となった。帰省の時の定番のお茶処である「竹風堂松本中町店」へと向かう。蔵通り・中町にあり、駐車スペースもあるため、買い物や散策、食事などに至極便利なので、帰省時は大抵ここでお茶をしている。 

この日は遅めのお茶。お客は我々夫婦だけ。民芸風の落ち着いた店内。中庭にある小さな池に映る青い空、泳ぐメダカ(目高)、カワニナ(川蜷)、水草。水鉢に咲く一株の紫陽花。そしてこの店には私の好きな版画家、山岳風景を題材とした木版画作品で、「山の版画家」として知られる「畦地梅太郎(あぜち うめたろう)の作品が多く飾ってあることも、私の贔屓の所以でもある。(畦地梅太郎の作品を楽しめるサイト、「あとりえ・う on the web」はこちら

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私はお気に入りのコーヒで、妻はあんみつで「忙中一刻の閑」をほっと過ごす。そして、陽が北アルプスに傾く頃、実家に帰ってカーテンを開けたら、今は亡き親父が丹精込めた枯山水風の庭に咲く、「ハナショウブ(花菖蒲)?」でしょうか、鮮やかな紫が眼に飛び込んできた。

そして宵の「一刻の閑」。お世辞にも音質が良いとは言えない実家のCDラジカセで聴くピアノは、ここで取り上げたこともあるノルウェーのピアニスト、「ケティル・ビヨルンスタ/Ketil Bjørnstad」。(参照拙ブログ「中秋の名月を観ながら「ビヨルンスタ」を聴く」

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「ケティル・ビヨルンスタ/Ketil Bjørnstad」。1952年、オスロの生まれのピアニストでコンポーザー、作家。元々はクラシック音楽の教養を受けていたが、のちにジャズの影響を受け「ヨーロピアン・ジャズ」を演奏するようになったという。すぐれた音質で定評のあるECMレコード所属の人気ミュージシャンの一人。

写真から受ける印象は、まさに普通のおじさん しかし、本当は芸術家然としていないこういう人が怖いんでしょうね。その音楽は、ジャズなのか、クラシックなのか、はたまたそれらでもない何かなのか ・・・。

初期のピアノ・ソロ・アルバム、「プレリュード1/Prelude Preludes Vol. 1」 (1984)、「プレリュード2/Preludes Vol. 2 」(1985) と、「ピアノロジー/Pianology」(1987) の3アルバムを2枚セットにした再発アルバムは「Early Piano Music」(2011)。

Early Piano Music

Ketil Bjornstad / Hubro



上のアルバムから再掲しておきましょう。

「Ketil Bjornstad - Pianology 1」
 
          

ECMからリリースされたCDに、「Water Stories」(1993)、「The Sea」 (1995)、「The River」(1996)など「水」に縁のタイトルを持つアルバムが多く、「水の詩人」とも呼ばれてもいるが、「The Sea」もお気に入り。

Sea

Ketil Bjornstad / Ecm Import



ピアノと電子音との相性がこんなにいいとは ・・・。彼の曲は、テーマだけが明示されていて、曲のタイトルはない。この曲も、「The Sea Part II」とだけ名付けられている。ギターは 、ECMレコードの看板ギタリストの一人、「テリエ・リピダル/Terje Rypdal」。

「Ketil Bjornstad - The Sea Part II」
 
          
 



 
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by knakano0311 | 2014-07-03 16:25 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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