大屋地爵士のJAZZYな生活

ちょっと怖い名前のお客さん

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10日ほど前のことである。階下で妻が呼んでいる。「おおきなトンボが家に入ってきた、どうしよう。」「照明を消して、窓を開けておけば、自然に出ていくよ」と、私。日本最大のトンボとして知られる「オニヤンマ(鬼蜻蜓、馬大頭)」である。まあ、この時期になると、我が家にはいろいろな客がやってくる。虫や蝶、蛾の類は言うにおよばず、「ヤモリ(守宮)」、「ムカデ(百足)」、「鳩」までもが入り込んでくる。妻は嫌がっているが、私は、自然が近いがための恩恵であろうと感謝し、この来客を歓迎している。さて、このお客、しばらくして、「サヨナラ」とばかり羽を打ち鳴らして出て行った。

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最近のブログ記事、蝶、蝉、ときて、今回は「蜻蛉(トンボ)」である。私が50年前に通った高校の校章がこの「トンボ」であった。「トンボ」の校章は、ちょっと珍しいかも知れない。初代校長の「小林有也」が校章に定めたが、たしか「古事記」か「日本書紀」に由来していたと記憶している。「イザナギ」、「イザナミ」により八つの国が生み出され、日本が形づくられた。その一つが「豊秋津島(とよあきつしま)」で、今の本州地域にあたるという。「秋津」とは、「蜻蛉(とんぼ)」という意味であり、「豊秋津島(とよあきつしま)」とは、「豊かに穀物が実って、とんぼが飛び交う島」という意味だそうだ。

しかし、あの校章のトンボの種類はなんであっただろうか? 多分、秋に平地に群を成して出現する「アキアカネ(秋茜)」、いわゆる「アカトンボ」だろう。故郷で法事を終え、帰ってきたら、梅雨は明け、何という暑さであろうか。「ニイニイゼミ」がうるさい程に鳴き、最近そのテリトリーを大きく拡げている「クマゼミ(熊蝉)」が、羽化したばかりのヨタヨタした足取りで迷い込んできた。すっかり夏 ・・・。

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いつもコメントを寄せていただく「風呂井戸」さんがそのブログで、「この複雑にしてメロディアス、そして多彩な音の緊張感の連続の世界」と評したピアノトリオが、ベーシストの「ジャン・フィリップ・ヴィレ/Jean-Philippe Viret」が率いるピアノトリオ。(参照「ベーシスト~ジャン・フィリップ・ヴィレJean-Philippe Viret のピアノ・トリオ」) それならばと、ずっと昔に一度聞いたまま、しまい込んであったCDを引っ張り出して聴いてみた。

「ジャン・フィリップ・ヴィレ」。1959年、フランスのサン・クエンティンに生まれる。18歳になるまでは音楽を学んだことはなかったそうだ。やがてベースと出会い、ボルドー地方でトリオを組んで活動していたという。1979年パリに移り、1981年には、「the Double Basse orchestra」なるユニットを結成、6枚ほどのアルバムを残したという。様々なミュージシャンとの交流を経て、1998年には、ピアノの「エドワード・フェレ/Edouard Feret」、ドラムの「アントワン・バンヴィル/Antoine Banville」(後に「ファブリス・モロー/Fabrice Moreau」に代わる)とトリオを結成、今に至っている。

引っ張り出してきたのは、2002年のトリオ・セカンド・アルバム「Etant Donnes」。プログレッシブなアプローチとメロディアスな音世界が微妙なバランスで調和し、3人の見事なその調和が生み出す現代最高峰のジャズと評してもいい。久しぶりにジャズらしい世界に浸ることができた。


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品番:SKE333025
ETANT DONNES
ジャン・フィリップ・ヴィレ・トリオ/澤野工房




上記アルバムから2曲ほど ・・・。

「Jean-Philippe Viret Trio - Dérives」
 
          


「Jean-Philippe Viret Trio - Pilou」


          
 


 
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by knakano0311 | 2014-07-25 16:46 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(2)
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Commented by reikogogogo at 2014-07-25 21:58
我家の娘の名前です、あだ名は蜻蛉。
名前はひらがなですが高校・大学の間は漢字で、名前を蜻蛉と書いていました。
Commented by knakano0311 at 2014-07-25 22:31
reikogogogo さん    素敵なお名前ですね。
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