大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(43) ~ 秋の気配が ~

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ウォーキングの道筋にある溜池の周りを取り巻く林。一部が立ち入り禁止になっているため、人の手がついていない場所もある。そこに、種類はわからないが、「ユリ(百合)」が咲きだした。多分野生種ではなく、近所の家の庭や道端で咲いている園芸種であろう。調べてみると、どうも台湾原産で「タカサゴユリ(高砂百合)」という外来種らしい。温暖化の影響か、今、日本のあちこちでものすごい勢いで増えているらしい。さらに始末の悪いことに、実の中にあるものすごくたくさんの種が、風によってまき散らされるという。だから、庭、林、道端、空き地など、この時期にいたるところで見ることができる。「・・・・ 歩く姿は百合の花」なんて風流なことは言っておられないのである。ただし、「テッポウユリ(鉄砲百合)との交雑種が多く、その違いが外見からは判別しにくい場合も多いという。

そして、これから熟す「アケビ(木通)」も大きな実をつけている。実の中は乳白色のゼリー状で、甘味があり、黒い小さな種がたくさん入っている。今風に言えば、「スイーツ」か、子供の頃は近くの山でよく採って食べたご馳走だった。都会に近い住宅団地にも、まだこんな風景が残っている。秋の気配がかすかに感じられる景色が ・・・。

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さて、連続「タンスの肥やしピアノ」シリーズ。今宵は、「トリオセンス/Triosence」である。吉本あたりのお笑いトリオか?と思うようなユニット名であるが、前回「エルマー・ブラス」に続き、ドイツ出身の大真面目、れっきとしたピアノ・トリオである。昨年も取り上げたのを思い出したので、「タンスの ・・・」とは言えないかもしれませんが ・・・。

ピアノの 「ベルンハルト・シューラー/Bemhard Schüer」を中心に、1999年に結成されたJAZZピアノトリオ。バンドの名前を「トリオセンス」とした由縁は、 トリオとエッセンスとを併せた造語だそうで、そこに彼らの思いが込められているようだ。ドイツのジャズ・コンペや、「Ostsee Jazz Festival」などで優勝後、CDデビューを果たした。デビュー・アルバムは、「First Enchantment」(2001年録音)。以後、セカンド・アルバム、「Away For A While」(2004年録音)は、ドイツのジャズ・ヒットチャートに6週間連続してランクされるなど、ドイツで最も成功したジャズ・バンドのひとつに数えられている。現在のメンバーは、ピアノは、1979年生まれの「ベルンハルト・シューラー」、ベースは「マティアス・ノヴァク/Matthias Nowak」で1976年生まれ、ドラムは「ステファン・エーミッヒ/Stephan Emig」で同じく1976年生まれと、いずれも気鋭の若手というところ。

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「ベルンハルト・シューラー」。7歳ころに始めたピアノが自身の音楽のベースになっているという。10代では作曲を始め、1996年には、リーダーとして、そしてサックス・プレイヤーとして、自身の最初のバンドを結成した。その活動が、やがて「Triosence」結成へと続く。

私が最初の聴いた彼らの最初のアルバムは、トリオとしては3作目の「When You Come Home」(2008)。ヨーロッパ・ジャズに共通する美メロと哀愁、抒情性が私好みのトリオ。ここで「Enchantment(魔法をかけること)」されたといっていい。そこから遡っての、なかば「ジャケ買い」は、デビュー・アルバム、「ファースト・エンチャントメント/First Enchantment」。全曲を「ベルンハルト・シューラー」が作曲したという。ゆっくりとしたテンポで、ロマンチシズム溢れる美メロが流れる心地よさ。

First Enchantment

Triosence / Monster



その中から、まず2曲ほど ・・・。この時のベースは、「ミヒャエル・ケーラウス/Michael Kehraus」。

「Waltz For Andrea - Triosence」 
          

「Triosence ‐ River Song」
          

そして、私が魔法をかけられた3作目の「When You Come Home」。ここからベースは「マティアス・ノヴァク」に ・・・。

When You Come Home

Triosence / Sony Bmg Europe



オスロの「レインボー・スタジオ」でレコーディングされたそのアルバムから、レコーディング風景の動画と共に、タイトル曲、「When You Come Home」を。

「triosence ‐ When You Come Home in Oslo」
           

そして、なぜかイントロに「和」の旋律を感じる「a far off place」。

「triocence ‐ a far off place」
          

 
「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」と共演したアルバム、、「トリオセンス・ミーツ・サラ・ガザレク  ~ホエア・タイム・スタンズ・スティル/Where Time Stands Still (Triosence feat. Sara Gazarek)」(2010)や最近作、「ターニング・ポインツ/Turning Points」(2013)もいい。 (参照拙ブログ「新春から子供たちと遊ぶ」「月日は巡って ・・・」
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by knakano0311 | 2014-08-22 10:09 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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