大屋地爵士のJAZZYな生活

夏の名残のゴマダラカミキリ ~虫めづる爺いの昆虫記~

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「ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)」である。家の周りで一番よく見かけるのが、この「カミキリムシ(髪切虫)」で、写真は、家の近くの街路樹でみかけたもの。「ゴマダラカミキリ」は、幼虫・成虫とも生木を食べるが、食べる樹の種類が非常に幅広いのが特徴で、ミカン類、ヤナギ、クリ、クワ、イチジク、プラタナスなど50種を超えるという。そして、果樹や街路樹として利用される木にもやってくるので、都市部や住宅地でも姿を見ることができ、わりと大型で目立つので、すぐに見つけやすい「カミキリムシ」である。時として、街路樹を枯らしてしまうこともあり、またしばしばミカン農園などの木を食い荒らすため、果樹農家にとってはとても頭の痛い害虫のひとつだという。

成虫は、夏、6月~8月に発生し、昼夜の区別なく活動、木の葉や若枝のみずみずしい樹皮をかじって食べ、夜は明かりをめがけて飛来する。遊びの山でも「カシナガ」のそれよりは、少し目が粗いフロス(木粉)を見かけることがあるが、それらは、冬を越すために、幼虫が侵入した痕である。炭焼きのための薪割りをしていると、クヌギやコナラの幹のトンネルの中で、時を過ごしているイモムシ状の幼虫を見かけることもある。この幼虫を食する習慣が日本にもあったという。やがて、蛹(さなぎ)を経て羽化した成虫は、木の幹に円形の穴を開け、木の外へ姿を現すのである。

そんな一連の虫の生態というか、成長の過程が見ることが出来るのも、この地域に住み、里山保全に係わっているおかげである。遊びの山で、「カミキリムシ」のフロスが見られるのは、これからの季節である。

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さて、今宵の「タンス・・・」は、「スティーヴ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。あまり馴染みがないかもしれません。ノルウェーの伝説的女性歌手「ラドカ・トネフ/Radka Toneff」のアルバム「フェアリー・テイルズ/Fairytales」の伴奏で、記憶されている方もあるかもしれません。(参照拙ブログ「追補版;北欧美女シンガー図鑑(その8) ~ノルウェイ、悲劇の癒し姫とは~」


実は北欧出身ではなく、1956年、アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ。6歳からピアノを始め、ボストンの「バークリー音楽院」で学ぶ。22歳の時、スウェーデンに移住、その後はずっとスウェーデンで活動し、前述の北欧の人気女性ボーカルとのデュオ・アルバムをリリースしている。多くのジャズ・ピアニストとは違って、1990年代に入り、逆にクラシック畑にシフト。1992年に発表した「ミサ」(合唱、ピアノ、弦楽のための)が大きな支持を受け、30ヶ国以上で演奏されるという。生涯の作品数はすでに800曲を超えているらしく、日本も含め、世界中の合唱団が、こぞって彼の曲を演奏しているという作曲家。最近、「ポップ・ミュージックの最高峰だ」と彼が考えている「ビートルズ/The Beatles」、「エルトン・ジョン/Elton John」を表現の素材として、アルバム、「Golden Slumbers ~Plays Lennon/Mccartney)」(2009)、「Your Songs~Plays Elton John」(2010)をリリースしている。

「レノン&マッカートニー」のナンバーをカバーしたアルバムは世に山ほどあるが、ピアノ・ソロで綴ったこの「ゴールデン・スランバー/Golden Slumbers (黄金のまどろみ)」(2009)は、彼の美しいタッチ、北欧の透明感、豊かなハーモニーが十分伝わってくる。「Goodnight / グッドナイト」に始まり、「I Will / アイ・ウィル」で終わるこのアルバムは、まさにタイトルのように、ドブロゴスの世界にと心地よいまどろみを誘う。録音はECMでおなじみのオスロのレインボー・スタジオ。

Golden Slumbers

Steve Dobrogosz / Ais



以前は何曲かYOUTUBEにアップされていましたが、削除されたようです。興味ある方は、さわりが「iTunes preview」で聞けますので、試聴してみてください。

「Golden Slumbers ~Plays Lennon/Mccartney」の翌年リリースされたのは、「Your Songs~Plays Elton John」。

Your Songs

Steve Dobrogosz / Curling Legs



「Can You Feel The Love Tonight - Steve Dobrogosz plays Elton John」

          

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「ラドカ・トネフ」以外は、私は、YOUTUBEでしか聴いたことがありませんが、「アンナ・クリストファーソン/Anna Christoffersson」、「ベリート・アンダーソン/Berit Andersson」との共演盤も評価が高い。もはや、クラシックとかジャズというカテゴライズは、彼にとっては不要と感じるアーティスト。クラシックにシフトしたというが、ジャズ活動も続けており、ジャズにおける卓越した演奏能力を感じさせる動画をYOUTUBEでみつけた。「Jazz Session」とタイトルされており、コピーライトを見ると、いままでリリースされたレーベルのようで、2014年とあるから、どうも新アルバムのようです。調べてみたが、リリースの情報はない。彼のWebsiteに、YouTubeでのみのリリースとありました。堂々とアップできるということですね。「Watermelon Man (Hancock)」、「Here’s That Rainy Day (Van Heusen/Burke)」、「The Way You Look Tonight (Kern/Fields)」、「The Girl From Ipanema (Jobim)」、「Autumn Leaves (Kosma/Prévert)」、「All Blues (Davis)」、スタンダード6曲がアップされています。

「Jazz Session - Steve Dobrogosz」

          
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by knakano0311 | 2014-09-03 23:02 | 音楽的生活 | Trackback | Comments(0)
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