大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(50) ~ 街路樹にも赤い宝石が ~

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「花水木通り」などという名前がついている通りもあるように、我が団地には街路樹として「アメリカ花水木」が多く植えられている。その「ハナミズキ」の葉がだいぶ色づくとともに、その実も赤さを増してきた。まるで宝石のようである。いよいよ「綾錦(あやにしき)の季節」が始まったのである。山に遊ぶのも、ウォーキングするのも、本当に楽しい季節がやってきた。

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秋の宵にじっくりと聴くのは、「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」。アンニュイで少しダーク。大人のムードを湛え、いぶし銀のように鈍い光を放つ。一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。そんな彼女が好きで、このブログでも、何回か取り上げてきた。(参照拙ブログ「北欧美女シンガー図鑑(その3) ~ノルウェイ、癒しの熟女は ・・・~」など)

「インガー・マリエ」。1959年生まれ、ノルウェイ出身。2004年、JAZZシーンに彗星のごとくデビューしたが、この時45歳というから相当な遅咲きである。音楽一家に育ち、物心ついた頃から歌うことに喜びを見出していたという。20代の頃には、地元でもうプロ活動を始めていたが、2004年になって、ようやくソロデビューするチャンスに恵まれたという苦労人でもある。寡作で、私が知る限り、たった4作しかアルバムはリリースされていないが、遅咲きの苦労人という彼女のキャリアが、どのアルバムにも何とも言えない色艶と温もりを吹き込んでいる。前の記事からの再録ですが、今宵は、彼女の歌をたっぷりと楽しんでいただきましょうか。

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デビュー・アルバムは、「メイク・ジス・モーメント/Make This Moment 」(2004)。「キャロル・キング/Carole King」の大ヒット曲、「Will You Still Love Me Tomorrow」を始め、「Fool On The Hill/Nature Boy」などのポップスや、ジャズのスタンダードを中心にジャンルを越えて、多くの人々の心をつかんだ歌唱は、私の愛聴盤となっている。 

Make This Moment

Inger Marie Gundersen / CD Baby



私にとって、究極の癒し歌のひとつとなっている、「Fool On The Hill/Nature Boy」と、「Will You Still Love Me Tomorrow」。このYOUTUBEの映像には目を奪われる ・・・。

「Fool On The Hill/Nature Boy - Inger Marie Gundersen」

          

「Inger Marie Gundersen - Will You Still Love Me Tomorrow」

          

セカンド・アルバム「By Myself 」(2006)。タイトルを「BY MYELF」にした理由を聞かれて、彼女は、「『BY MYELF』は、ある意味このアルバムの雰囲気を表していると思う。ちょうどアルバムを準備している時の孤独感のような…。また、これはとてもステキな昔のスタンダード曲のタイトルでもあるのよ。」と答えている。

By Myself

インガー・マリエ / コロムビアミュージックエンタテインメント



「By Myself」より、「ビートルズ/The Beatles」のカバーで「I Will」。ポールがリンダへの愛を歌った曲とされている。


「I Will ‐ Inger Marie Gundersen」


          

第三作は、「My heart would have a reason 」(2009)。前作同様、「ジョージ・ハリソン」の名曲「Something」をはじめ、「スティング/Sting」、「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」など多様なアーティストのヒット曲をカバーしている。さらに、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」の「The first time ever I saw your face」も。相変わらずのアンニュイな雰囲気の中にも美しさと上品さが漂う。

マイ・ハート・ウッド・ハブ・ア・リーズン

インガー・マリエ / インディーズ・メーカー



ここでは、70年代に活躍したUK出身のロック・バンド、「スーパートランプ/Supertramp」のカバー、「Some Things Never Change」を ・・・。

「Some Things Never Change - Inger Marie Gundersen」

          
 
アメリカのシンガー・ソングライター、「トニー・デセール(デセア)/Tony de Sare」の2007年の曲、「Last First Kiss」も捨てがたい。あっ、いま人気絶頂の、「One Direction」の曲とは同名異曲です。


「Inger Marie Gundersen - Last First Kiss」


          

「私のすべての想いを、大震災と津波による被害を被り、愛する人さえも失った日本のすべての人々に捧げます。このアルバムをFOR YOU、あなたのために・・・」と語る「インガ―・マリエ」。2012年1月にリリースされた最新作が最新作、「フォーユー/For You」。ここでの「How Insensitive」は、今まで聴いたいくつもの「How Insensitive」の中で、ベストの部類の歌唱に入る。そしてこのアルバム後は、残念ながら新作はリリースされていない。

フォー・ユー

インガー・マリエ / T.A.C.S



アルバム、「For You」から「Answer Me, My love」。円熟し、美しく老いてゆく彼女。

「Inger Marie - Answer Me, My love (Official Video) 」

          
 


 
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by knakano0311 | 2014-10-24 09:59 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(2)
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Commented by reikogogogo at 2014-10-24 16:45
ワ〜奇麗!、こんなタイミングで、秋を味わえるのって良いですね。
そして歌声、良い時間をありがとう。
Commented by knakano0311 at 2014-10-24 16:57
reikogogogo さん  本当にいい季節になりました。大鹿村の歌舞伎、原田芳雄の映画でも有名になりましたね。私の妻も時折「かんてんパパ」からお取り寄せをしています。先日も会長さんの写真の来年のカレンダーが入っていました。
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