大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(52) ~ 孤高の大輪 ~

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強風に色とりどりの葉が舞踊っている。紅葉も今が盛りか ・・・。これからは、紅葉が消え、モノトーンの冬へと向かう。ウォーキングの道筋にある庭に、3mぐらいはあろうか、他を圧倒するようにスックと聳えて、大輪の花が咲いている。「皇帝ダリア」。別名、「木立(こだち)ダリア」とよばれるメキシコあたりが原産地のキク科の花である。成長すると3~6mにもなる事から、「皇帝」と名付けられたという。このご近所では、ほとんど見かけない花である。10月ごろから咲き始め、ずっと大きな花を咲かせつづけている孤高の姿は凛としている。

実は、お隣の家でも、何年か前に一度植えていたが、その聳えんばかりの背の高さ、他を圧倒する突出した孤高ぶりが、他の草花や木々と調和せず、庭になじまないので、抜いてしまったようだ。また風などで倒れると始末に困るともいう。それなりに人気はあるらしいが、そんなところが、ご近所でもあまり見かけない所以かも知れない。こんなに大きいのに、「皇帝ダリア」は寒さに弱く、霜に当たると一夜にして枯れるという。どうも「なんとかの大木」の類のようであるが、最盛期、その迫力は満点。

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さて、前々回アメリカのジャズ歌手が歌うシャンソン・アルバムとして、「ディー・ディー・ブリッジウォーター/Dee Dee Bridgewater」の「J'ai Deux Amours(二つの愛)/フランスへのオマージュ」を取り上げた。今宵取り上げる「お久しぶり女性シンガー」は、それとは逆に、2000年代初頭には、フレンチ・ポップのヴォーカリストとしてアイドル的人気を誇ったという歌手が、「ブリッジウォータ」に影響を受け、ジャズ・デビューをしたアルバムである。「ガブリエル・デュコンブル/Gabrielle Ducomble」。ベルギー出身で現在はロンドンを中心に活躍しているという。アルバム・タイトルもブリッジウォーターのそれと同じ「J’ai Deux Amours(二つの愛)」。ジャズ・ヴォーカル・デビュー・アルバムだという。
 
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「ガブリエル・デュコンブル」。ベルギーで生まれ、幼い頃から音楽的環境に恵まれ、歌い始めたという。地元や国内のコンクールで勝ちを収め、最終的には、2003年のフレンスの「ポップ・アイドル」コンクールの決勝まで進んだ。やがてレコード・デビュー、成功を収めたが、それで満足できなかったようだ。、「ディー・ディー・ブリッジウォーター」のアルバム、「Dear Ella」を聴いて衝撃を受け、直ちにジャズへの転向を決意したという。ロンドンに移った彼女は音楽学校でジャズを学び、「J’ai Deux Amours(二つの愛)」(2011)でのデビューに至ったという。

ヴィジュアル的には可憐な印象も与えながらも、魅力あふれる澄んだ声質で、シャンソン、スタンダード、ポップス、フレンチ、ボサノヴァからタンゴまで、数々の有名曲を聴かせてくれる。多分、フレンチ版「ジャズを歌わせてみたい女性歌手No.1」だったではなかったでしょうか。

春のタイトルが入った曲も入っているが、秋の夜長に聴くもまた良し、冒頭をかざる「ケニー・ランキン/Kenny Rankin」のカバー、「Haven’t We Met」が逸品。「ぼくたちどこかで会ったことない?」という、なんともロマンチックなタイトルの曲で、いきなりノックアウト。

J’ai Deux Amour

Gabrielle Ducomble / Rip Curl Recordings



残念ながら、「Haven’t We Met」がアップされていませんので、バンドネオン奏者、「アストル・ピアソラ/Astor Piazzolla」の名曲「リベルタンゴ」を ・・・。

「Gabrielle Ducomble band - Libertango (recording session)」

          
  



  
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by knakano0311 | 2014-11-14 00:05 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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