大屋地爵士のJAZZYな生活

路傍の花、樹々の鳥(57) ~ 冬薔薇は一月の季語 ~

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いつものウォーキングの道筋、この冬の時期、温室でなく庭に薔薇が咲いている。「冬薔薇」である。「冬薔薇」と書いて、「ふゆそうび」と読む。一月の季語らしいが、園芸品種的には、冬に咲く薔薇はないという。さすれば、普通でもかなり手間をかけて育てなければならないという薔薇に、なお一層の丹精を込めて咲かせたものであろう。その一角だけが暖かく、春の先取りをしているようにも見えた。

「冬薔薇」といえば、浮かんで来るのが、「谷村新司」の「群青」。我々シニア世代のオヤジの多くが、「昴(すばる)」と並んで、カラオケ十八番としている曲である。この曲は、1981年8月に公開された東宝映画「連合艦隊」の主題歌としてリリースされ、映画のラストシーンで感動を盛り上げたことを記憶されている方も多いでしょう。



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去年12月1日は、父親が亡くなってから10年目の命日であった。父親はあまり戦争のことは語りたがらなかったが、それでも酔った時などに、「自分は日本海軍の電信兵で、連合艦隊の重巡洋艦「愛宕」に乗船し、開戦から、シンガポールなどの南方攻略、マレー沖海戦、ミッドウェー海戦、ソロモン海戦を戦った後、昭和18年に、海軍通信学校の教員を命ぜられ、船を降り終戦を迎えた」と聞かされていた。その後「愛宕」は、翌昭和19年(1944年)10月23日、米潜水艦「ダーター」の放った魚雷が命中、沈没し、父親の戦友の多くは亡くなってしまった。そんなことが戦争について寡黙だった理由かもしれない。父は運良く、「群青」の歌のようにはならず、私が生まれたのである。(写真はWikipediaより)


「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   手折れば散る 薄紫の
   野辺に咲きたる 一輪の
   花に似て儚なきは人の命か
   せめて海に散れ 想いが届かば
   せめて海に咲け 心の冬薔薇
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」 (曲歌詞;谷村新司)


「群青 ‐ 谷村新司」

          
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by knakano0311 | 2015-01-06 10:45 | 地域の中で・・・ | Trackback | Comments(0)
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